1995-02-14 第132回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第3号
我が国の場合には、賃金格差はもちろんのこと、国土条件の制約ということで、特に米のような土地利用型作物につきましては、国際的に見て経営規模といった制約があるわけでございます。
我が国の場合には、賃金格差はもちろんのこと、国土条件の制約ということで、特に米のような土地利用型作物につきましては、国際的に見て経営規模といった制約があるわけでございます。
一時は一兆円にも上った食管赤字解消のため、構造政策の展開が阻まれたばかりでなく、米単作傾向が著しく強められ、選択的拡大は、麦、大豆を初め土地利用型作物の大部分を切り捨てつつ米のみが増産されるという形になった。その結果が自給率の急激な低下の中における米の過剰となったことは言うまでもありません。
○説明員(中須勇雄君) ただいま政務次官からお答え申し上げましたとおり、酪農及び肉用牛生産については望ましい経営の展望ということを、水稲を中心とした土地利用型作物に倣って方向を示して、それに向かってどういう道筋で政策を展開してそれを実現していくか、そういうことを明らかにしていくのが畜産に関しての新農政検討の方向だというふうに考えております。
また、土地利用型農作物の生産の体制につきましても、米はもちろんでございますが、麦、大豆等土地利用型作物についての国内での供給力の確保、そしてまたそのための生産体制の確立という点について、新しい、地域の実情に応じた農法の確立、あるいは技術の革新ということも含めて検討いたしております。
特に、私ども、我が国の国土条件でいろいろ制約がございますし、やはり土地利用型作物、米のようなものにつきましては、ある程度国産のものは割高にならざるを得ない、内外価格差を急速に縮小することは困難であるというふうに考えるわけでございます。
○松山政府委員 後期対策につきましては、今作物の扱いを含めまして検討を急いでおるところでございますけれども、お尋ねの麦の問題でございますが、言うまでもなく水田農業確立を図っていきます上での基幹的な土地利用型作物でございます。そういうものといたしまして、転作上はこれまでも一般作物として位置づけてきておるわけでございます。
主要土地利用型作物でございます稲、麦、大豆、これにつきまして技術的な見地からの生産性向上の目標を定める、こういうもくろみで今作業を続けている段階でございます。まだ具体的な内容について申し上げ得る段階に至っておりませんけれども、できるだけ早く取りまとめをしてこういったものを示してまいりたいというふうに考えております。
大豆につきましても、土地利用型作物の一つとしてそういったことをやってはということは一つの有力な御議論であろうというふうに考えている次第でございます。何さま現状のばらつきが非常に大きいものでありますだけに、技術的にはなかなか困難な問題も含んでいようかというふうに思っておりますが、御指摘の点についてどういった対応ができるかにつきましては私どもよく勉強をしてまいりたいというふうに思っております。
○神田委員 先ほどのことにも関連しますが、政府は自立し得る農家の育成ということを常に言っているわけでありますが、結局土地利用型作物の導入と構造改善を中心に水田農業確立対策を提唱しているわけであります。
土地利用型作物である大豆の国際競争力というものをどういうふうに培っていくのかということは非常に大きな問題でもあります。そういう意味では、農家としてはまた何%のコスト低減を目標に努力をしたらいいのかということも、これは具体的に方向を示していただかなければならないと思うのでありますが、そういう点についてはどういうふうにお考えでありますか。
そのため水田農業確立対策に代表されるように土地利用型作物の生産性の向上、つまり国土の狭小さによる生産性の阻害要因の除去を早急になさねばならない状況でもあります。
一つは農業・稲作を担う地域、担い手に関する要素ということでございまして、これには農業の依存度、稲作の依存度、あるいは担い手のウエート、あるいは土地利用型作物への特化度、それから水田利用再編対策の中にも掲げております地域指標というものが入ろうかと思います。
○三治重信君 食管法の改正の中身は大豆、菜種の価格の決定と同じように麦作についても生産費を主体としての決定をする、こういうふうになっておりますが、その中で麦作のそういう今度の改正、生産費のやり方についての中に、私は日本の土地利用型作物で米と麦と大豆は三大土地利用型の作物ではないか、こういうふうに思っておるんですが、大豆のときには何というのですか、土地利用型作物の中で特に輪作体系の中に入れるんだ、こういうふうなことが
ただ、きょうは時間が私はあるといいましても、疑問点がいっぱい、たくさんあり過ぎますので、ここにまたこだわっていると先へ進めませんから次の質問に入っていって、またもし問題があればここへ戻ることもあり得ますということですが、次にこの提案理由の説明の中で「代表的な土地利用型作物の一つ」だと、こういう規定もしておられます。
麦は、国民の食生活において米と並んで主食としての地位を占める農産物であるとともに、我が国農業において、代表的な土地利用型作物の一つとして、また、水田農業の確立を図る上での有力な転作作物、裏作作物として、重要な地位を占めております。 一方、麦作をめぐる現下の諸情勢を見ますと、生産性の一層の向上を図るとともに、実需者等のニーズに即した品質のよい麦の生産を誘導していくことが重要な課題となっております。
この場合、価格政策と申しますのは、どうしても地域によって生産事情もかなり、特に麦の場合多様でございますが、品質別の需要の動向等を踏まえまして、地域の条件に即した合理的な土地利用方式の展開によります水田農業の確立と、転作作物としての位置づけなりあるいは輪作作物、裏作物としての位置づけということに配慮をしながら、国民が期待をする生産性をもって麦作に取り組んでいただく担い手なり地域において安定的な土地利用型作物
○神田委員 農政審報告や前川リポートなどを受けまして、内外価格差の是正を政府は特に土地利用型作物について推進をしておるわけでありまして、米、麦、大豆等の引き下げを図っていると言っても過言ではありません。 本年五月に発表されました農水省試算によりますと、農業生産が一割減少するとGDPの減少は一兆一千三百五十六億円、雇用減少が三十五万人、このようなことが言われております。
ところで、法案に入らせていただきますが、大臣の提案理由の説明の中に、「麦は、国民の食生活において米と並んで主食としての地位を占める農産物であるとともに、我が国農業において、代表的な土地利用型作物の一つとして、また、水田農業の確立を図る上での有力な転作作物、裏作作物として、重要な地位を占めてお」る、このように大臣が仰せになったのであります。
農業経営上にいたしましても、麦等の作物と日本の主食でございます水稲との合理的な組み合わせによりまして土地利用型作物、土地利用体系といったものを確立していく上で、大豆は重要な作物でございます。このように国民の食生活あるいは農業生産に占める位置といったようなものは、六十二年から水田農業確立対策を推進するということもございまして、従来よりも一層重要性を増しているわけでございます。
麦は、国民の食生活において米と並んで主食としての地位を占める農産物であるとともに、我が国農業において、代表的な土地利用型作物の一つとして、また、水田農業の確立を図る上での有力な転作作物、裏作作物として、重要な地位を占めております。 一方、麦作をめぐる現下の諸情勢を見ますと、生産性の一層の向上を図るとともに、実需者等のニーズに即した品質のよい麦の生産を誘導していくことが重要な課題となっております。
そして土地利用型作物の導入と構造改善を中心に水田確立対策を提唱しているわけでありますが、自立し得る農家とは、少なくとも農業所得で生計を営むことのできる農家を指すものであると考えられます。しかるに米の転作として小麦、大豆を推進し、政府は日本の平均的農家、約一・二ヘクタールが米、麦、大豆で農業をやっていくことができる、生計を立てていくことができると考えているのかどうか。
すなわち、土地利用型作物を中心に対応すべきである。この場合におきましては、例えば大豆、麦、飼料作物といったものが現行におきましても約五〇%以上のシェアになっておりますが、こういった土地利用型作物が中心になって対応していくのではないかと私ども考えております。
○政府委員(浜口義曠君) 先生御指摘のとおり、やはり次期対策の作物的な意味におきまして、例えば花卉とかそういったものもありましょうけれども、仰せのとおり土地利用型作物の中心的対応になるのではないかと考えております。
したがって、経営規模の拡大や生産組織の育成等によりまして稲作経営の体質強化を図りますとともに、水稲と水田を利用して生産するその他の土地利用型作物との合理的な作物体系のもとで、意欲ある担い手によって担われた生産性の高い水田農業の展開を図ることが基本的に重要であると考えております。
そして、水稲というものと水田等を利用して生産するその他の土地利用型作物というものを合理的な作付体系のもとで、そして意欲のある担い手によって担われた生産性の高い水田農業というものの展開を図ることが基本的に必要である、このように考えておるところでございます。そして、農政審の御答申を首を長くして待っておるということをつけ加えさせていただくところでございます。
今後、水田農業の確立を図るためには、生産面で単収の向上、労働時間の大幅な節減を図ることを基本としつつ、経営規模の拡大や生産組織の育成等により稲作経営の体質強化を図るとともに、水稲と水田を利用して生産するその他の土地利用型作物との合理的な作付体系のもとで、意欲ある担い手によって担われました生産性の高い水田農業の展開を図ることが基本的に重要であると考えております。
っての仕事でございますので、なかなか生産効率でありますとかそういうものも上がらないということで、どうしても広大な土地を使っておりますアメリカでありますとか、カナダでありますとか、オーストラリアでありますとか、そういうところからの輸入に頼らざるを得ないという問題も一つありますことと、それからここのところ輸入がずっとふえてきておりますのが家畜用の飼料穀物でございますけれども、これにつきましては一般の土地利用型作物
したがって、またそれを反映いたしまして、経営基盤、経営規模も小さいということもございまして、今御指摘のように、特に土地利用型作物につきましては、米国、豪州、カナダというようなところと競争するということは非常に難しい問題かと思います。 片や、やはり御指摘のとおり、国民の食糧安全保障というためには自給が望ましいということも事実でございます。
○田渕哲也君 土地利用型作物というのがどちらかというと基幹的な食糧になるわけでありまして、そういう面で日本の与えられた条件が非常に不利だからそういうものを放棄するというわけにもまいらない。それから今言われました一戸当たりの耕地面積が狭いというのは、これは構造上の問題でありまして、日本にもともと農地に適する土地が絶対的に少ないということとは別のことだと思うのです。