1996-04-22 第136回国会 参議院 予算委員会 第11号
○小島慶三君 それから、せっかくおいでになりましたのでこの機会に安藤さんのお考えを伺いたいと思うんですけれども、こういう土地問題がやかましくなりますと、また土地国有論とか土地公有論とか、そういったものも出てまいりますし、利用権についてドイツ並みにもつと土地のレギュレーションをきつくしろ、そんな議論も出てまいりますんですが、この点についてのお考えをひとつ伺わせていただきたい。
○小島慶三君 それから、せっかくおいでになりましたのでこの機会に安藤さんのお考えを伺いたいと思うんですけれども、こういう土地問題がやかましくなりますと、また土地国有論とか土地公有論とか、そういったものも出てまいりますし、利用権についてドイツ並みにもつと土地のレギュレーションをきつくしろ、そんな議論も出てまいりますんですが、この点についてのお考えをひとつ伺わせていただきたい。
最もきつい私有財産権に対する制限というのは、それは土地公有論ではないかというふうに思っております。そして、先ほどから議論が出ておりますように、現行の制度の中でも、いろいろ程度は違いますけれども、いろいろな制限が加えられているわけです。例えば建築基準法における行政指導などは、これは非常に緩やかな制限ではないかというふうに私思います。
○国務大臣(佐藤榮作君) 土地公有論、国有論、これは社会党の一枚看板のように言われますが、私は必ずしも社会党の一枚看板だとは思いません。
私は、土地公有論とは言わないのですよ。憲法二十九条に抵触しない範囲内において、思い切って一私有財産を公共の用に用いていく、徹底した使用を進めていく、そのための徹底した規制を行なう。内容につきましては、いまお述べになりましたような発想でけっこうだと私は思うのであります。