1987-03-25 第108回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第4号
零細な土地保有規模という問題がございますし、地形的な制約あるいは気象上の制約等もございます。そういった中でございますが、最大限の生産性の向上を図りながら、これによって国内での基本的な食糧供給力の確保ということに努めていく必要があるというふうに考えているわけでございまして、農政審議会の報告におきましても、このことがやはり基本的な課題ということで位置づけられている状況でございます。
零細な土地保有規模という問題がございますし、地形的な制約あるいは気象上の制約等もございます。そういった中でございますが、最大限の生産性の向上を図りながら、これによって国内での基本的な食糧供給力の確保ということに努めていく必要があるというふうに考えているわけでございまして、農政審議会の報告におきましても、このことがやはり基本的な課題ということで位置づけられている状況でございます。
それは三十九年八月に発表された「酪農対策の考え方と方向」の中において、酪農の経営形態としての考え方が示されておりますが、それを一部読んでみますと、「将来における育成すべき酪農経営の目標は、主業的酪農自立経営に置くこととするが、一般的な土地保有規模の零細性と耕地流動性の低位にかんがみ、主業的自立経営の育成が困難な場合には、当面、複合経営による中規模酪農経営の水準を目標として施策を進める。」