1972-06-05 第68回国会 参議院 地方行政委員会 第21号
それにつきましては詳しく述べる時間がございませんが、何よりも重要なことは、土地がかりに公共の財産でありましても、これを一括して国有化する、あるいは国家的な管理のもとに直接的に置くということは必ずしも公共の福祉を増進することにならない場合が多い。むしろそれは、国家的な統制あるいは官僚的な統制を強めることにならざるを得ないということが危惧されるからであります。
それにつきましては詳しく述べる時間がございませんが、何よりも重要なことは、土地がかりに公共の財産でありましても、これを一括して国有化する、あるいは国家的な管理のもとに直接的に置くということは必ずしも公共の福祉を増進することにならない場合が多い。むしろそれは、国家的な統制あるいは官僚的な統制を強めることにならざるを得ないということが危惧されるからであります。
また、土地がかりに得られましても、土地代にばく大な金が要るために、建物が建たないと、こういう問題がございまして、そのためには、国有林野を、あるいは国有地を低廉に貸し付けていただくと、まあそういうことができるわけでございますので、そういう面で、この国有林野の貸し付けということを前提にいたしまして、社会福祉法人を設立した際には貸し付けを受け、また持っております金で工事をすると、こういう計画でございます。
それはまず財政上市町村の財政に直接的な影響があるということなんですが、そのほかに、これらの広大な土地がかりに番生産性の低い農業に活用されたとしても、またあがるべき利益がある。言いかえるならば、そのために都市になったといえばそうなんだが、またアメリカのドルが落ちているといえばそれまでだが、いろいろな意味で財政上の圧迫が大きい。
○石田説明員 いまお話がございましたが、私どもいまのお話の中で感じますことは、この土地がかりに不動産屋が買う、それによって土地の登記をやるというようなことは、本来の自創法の精神に反するわけでありまして、そういうことにならないように十分調査をして払い下げをしなければならぬと思います。
それであとまた私権の制限をしてはいかぬが、ここは住宅地だからあれを商売してはいかぬ、これを売ってはいかぬ、クリーニング屋は一軒ぐらいだと、あるいはまたとうふ屋でも動力を使っちゃいかぬというようなことになると困るのですが、もう少し積極的に、どっちみち作るならば、土地がかりに十万坪できたら、十万坪に新しい市街地を作って提供するということです。
土地がかりに前年と比較して一〇%程度のもので取得できた、全般的に九%あまり。これは逆に今度は耐火住宅の場合には足りないからこれをもっていくんだということもあり得るというわけですね。
土地がかりに五万円しておるからといって、固定資産税の額を全部五万円に上げてしまうということになってごらんなさい、一ぺんに家賃が上がり、めちゃくちゃなものになってかなり大きな影響があると思う。それはむろん需要の関係だといえば需要の関係ですけれども、法外に上がっておるものを一体どうするかということです。
ただ高く売れればよいとか、あるいは政治的な取引その他で、その土地がかりに不動産売買をやるような大がかりなそういうものに一括して買い取られて、それがまたさらに小さく、今度は小さい不動産会社に渡り、そしてそれがまた今度は法外な値段で国民に売られるというような結果がもし出たとすれば、これは国としてもあなた方としても、私は本旨とするところではないと思うのです。
そこでどういうところを宅地にするかということは、その土地がかりに農地であります場合には、その農地を改廃をして宅地にすることが適当であるかどうかという見地において、農林省が参画をいたしまして、農林大臣の許可がなければその日本住宅公団といえども農地を転じて宅地にするわけには参りません。
しかも物納土地がかりに坪当り百円で物納されたということになりますと、今日これを処分する値段は大体十倍近くになつておる。しかも個人に処分される場合は別でありますけれども、それも貨幣価値の現状からいつて、私がかりに十万円の土地を買おうと思つてしたくしておつたが、金はふえないが土地価格は十倍に上つておるというようなわけで、個人の売買も今の金融状態において不活発であります。