○金森國會圖書館長 一般の人はもちろん宮内府の庭には入れません。それはかきねがありますからおどり越すのでなければ行けませんし、また越えてはならないという制札を立てております。それでどうも、そちらだけではなく、図書館に属する庭園の部分はどうするかということは一つの問題でありますけれども、今のところは一般の閲覧者には公開しておりません。
○金森國會圖書館長 その点は私は前から聞いたこともございますけれども、やはりそういう方向にどんどん発達して行くのがほんとうじやないか。今おつしやつたのは、多分それは放送局でやつても、あれはレコード会社に何らか報酬を拂うと思つておりましたが、原著作者に対しては、何べん繰返してレコードやつても恩典が行かない。たしかそういうようなところがあると思いますが……。
○金森國會圖書館長 國の方が一割ということになつておりますが、これは実は國の方も一割はくれません。ですから、これは話合いでほどよいようにやつて行けばよいと思います。
○金森國會圖書館長 ただいまのお尋ねは図書館といたしましては死命を制するような大きな問題でございます。昨年この図書館を開くときに、法律はできましても場所が得られませんので、各方面にお願いして辛うじて赤坂離宮の半分を用いておるわけでありますけれども、図書館としては、これでは何ら仕事もできないといつていいくらいであります。
○金森國會圖書館長 図書館の予算の御説明を申し上げます。 本年の予算は一億五百万円になつております。昨年は七千二百万円くらいでありましたから、計数上から見ますとたいへんふえたように見えます。けれどもその実その中の二千万円は上野の図書館を併合した結果で、ありまして、実質から申しますと金額において七千二百万円が八千二、三百万円になつておりまして、きわめて少額の増加になつております。
○金森國會圖書館長 支部上野図書館の発達が非常に古いのでありまして、古いということは、つまり図書館の運営の上におきまして新しい原理が取入れられていないということを当然に含んでおります。でありまするから、私どもがこれを全体として取扱いまするときには、できるだけ新しい研究にまかせて行こう。たとえば書物の分数配置というようなことにつきましても、最新の研究方針に合せて行こう、これが実質的の問題です。
○金森國會圖書館長 今お話になりましたのは、上野図書館に現在入つている人が、身分上の変更を受けることはないかという御質問であろうと思います。上野図書館は大づかみに申しまして、今百五十人ばかりの定員を持つております。
○副圖書館長(中井正一君) 実はこの議会と性質を異にするというふうないろいろの問題もあるのでございますけれども、議会の開会中、立法考査委員のいろいろの実情も約四十四件ばかりの件につきまして研究報告いたしております。
○金森國會圖書館長 私が去る二月の末に図書館長の任を受けましたその前におきまして、昨年の十二月ごろに、両院の図書館運営委員会におかれまして、いろいろの準備的な御計画をしておいてくださつたというふうに伺つております。
○金森國會圖書館長 今まで二つの文庫のために予想しておりまする人間の数は、奏任官級六人、判任官級十二人というような数、傭人、雇までも含めまして二十五人というものを予算の上で考えでおります。
○金森國會圖書館長 たびたび恐縮いたしますが、これは中村さんに申し上げておきますが、私の方に中村さんから人事をもち込まれたことは一かけらもございません。その通りでございます。
○國立國會圖書館長(金森徳次郎君) ここに今日豫算の書類を委員會に出しましたのは、これで以て豫算が確定するという意味ではございません。
勝馬君 岩本 月洲君 梅原 眞隆君 松平 恒雄君 出席委員 衆議院 多田 勇君 中村 嘉壽君 圓谷 光衞君 萬田 五郎君 豊澤 豊雄君 參議院 委員長 羽仁 五郎君 理事 徳川 宗敬君 金子 洋文君 下條 恭兵君 小林 勝馬君 委員外出席者 國立國會圖書 館長
本日の議題は國立國會圖書館の本年度の豫算についてでございますが、これについて圖書館長の方から御説明を伺つて、そして御討議を願いたいと思います。
○國立國會圖書館長(金森徳次郎君) これは法律の中に專門調査員というものを設けることが初めから豫想されておりまして、特に調査及び立法考査局にそういう人を置くという定めがありますので、それで專門調査員という名前を作つわけであります。
○國立國會圖書館長(金森徳次郎君) 司書という名前は、日本でかなり長く使われている言葉でありまして、役人の方では司書官という官の字を附けます。大體ライブリアンという言葉を飜譯すると、日本では司書という言葉になる。 それから專門調査員と司書との順序は、これは別に格式が變るわけではございませんで、司書というのは上から下まで一級二級に亙つております。
昭和二十三年三月二十六日(金曜日) 午後三時二十六分開會 ――――――――――――― 本日の會議に付した事件 ○國立國會圖書館長の挨拶紹介の件 ○國立國會圖書館職員規程の件 ―――――――――――――
○委員長(木内四郎君) 只今事務總長から説明がありましたように、両院の議長が協議をいたしまして、すでに圖書館運營委員會の承認を經ておりまするので、金森徳次郎君を國立國會圖書館長に任命することに本院として同意を與えることに御異議ございませんか。ちよつと速記を止めて。 〔速記中止〕
昭和二十三年二月二十四日(火曜日) 午後二時十七分開會 ————————————— 本日の會議に付した事件 ○国立國會圖書館長任命の件 ○議院の運營に関する件 —————————————
先ず圖書館長の任命についてお諮りいたしたいと思います。
本日お諮り頂きたいことは、先程からこの委員會で協議をして頂きました、新たに設立せられる國立國會圖書館の館長及び副館長の問題でありますが、この委員會といたしましては、昨年數ヶ月に亙つて調査討議の結果、現在の尾道圖書館長中井正一君を國立國會圖書館長として最も適任であるという結論に到達せられ、全會一致を以て中井正一君を館長に推薦せられて、議長にこれを報告いたしたわけであります。
昭和二十三年二月十日(火曜日) 午前十一時四十九分開會 ————————————— 本日の會議に付した事件 ○國立國會圖書館長選任に關する件 —————————————
この間の委員會で御相談いたしました結果、議長にわれわれ委員がお目にかかつて、至急に圖書館長を決定してくださいということをお願いしておきました。議長はこれを了承して、促進するという御答辯を得たのであります。
○圓谷委員 圖書館長の問題は議長にお願いしたというお話がありましたが、議長に任免權があるとしても、この委員會に一度付議されることになつておるんですか。大體候補者は決定されておるんですか。
參議院では羽仁五郎氏を委員長に大張切りで審議をつづけ國會開會以來、殆んど毎週全委員出席して開かれており、すでに滿鐵圖書館藏書の圖會移管、終戰以來戰災などによつて機能を停止している圖書館の藏書のうち國會で必要とするものの吸收などを決定している、またさる五日には(一)國會圖書館は如何に建設さるべきか(二)館長は如何なる人を適當だと考えるかの質問を全國圖書館協會、全國大圖書館長、各大學總長、各新聞社論説委員
付託事件 ○國會圖書館設立促進に關する件 ○圖書購入評價委員に關する件 ○本院圖書館利用に關する件 ○國會圖書館長選任に關する件 ―――――――――――――――― 昭和二十二年九月二十六日(金曜日) 午前十一時五十八分開會 ――――――――――――― 本日の會議に付した事件 ○圖書購入評價委員に關する件 ○本院圖書館利用に關する件 ○國會圖書館設立促進に關する件 ○國會圖書館長選任に關
それは第一には、やはり圖書館の関係で、圖書館協會と、それから圖書館協會だけでは多少形式的になる虞れがある場合を考慮して、各大圖書館長、それが第二です。
付託事件 ○國會圖書館の構想竝びに運營に關す る陳情(第七十九號) ○本委員會の運營及び圖書館長の人選 に關する件 ———————————————— 昭和二十二年八月四日(月曜日) 午後三時九分開會 ————————————— 本日の會議に付した事件 ○本委員會の運營及圖書館長の人選に 關する件 —————————————
アメリカでもフアース君の話によりますと、非常に今まで圖書館長については困つたことがたびたびあるのだそうです。たとえば共和黨の人を頼んでおくと自然その圖書館自身が共和黨の系統の人間を入れようということを努める。よほど公平な人でもそういう傾向になつてくる。
○井上(知)委員 圖書館長という地位は事務總長に相次ぐような重要な地位でございます。しかしてわが國の今日までの現状におきましては、圖書館の司書方面というような知識をもつておる人もそうたくさんおられないと私は思つております。