1952-02-21 第13回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
○武内国会圖書館参事 昭和二十七年度国立国会図書館の予定経費の要求は二億九千百二十六万二千円で、前年度予算額の二億一千四百四十三万四千円に比べまして七千六百八十二万八千円の報加となつております。
○武内国会圖書館参事 昭和二十七年度国立国会図書館の予定経費の要求は二億九千百二十六万二千円で、前年度予算額の二億一千四百四十三万四千円に比べまして七千六百八十二万八千円の報加となつております。
○金森國會圖書館長 一般の人はもちろん宮内府の庭には入れません。それはかきねがありますからおどり越すのでなければ行けませんし、また越えてはならないという制札を立てております。それでどうも、そちらだけではなく、図書館に属する庭園の部分はどうするかということは一つの問題でありますけれども、今のところは一般の閲覧者には公開しておりません。
○金森國會圖書館長 その点は私は前から聞いたこともございますけれども、やはりそういう方向にどんどん発達して行くのがほんとうじやないか。今おつしやつたのは、多分それは放送局でやつても、あれはレコード会社に何らか報酬を拂うと思つておりましたが、原著作者に対しては、何べん繰返してレコードやつても恩典が行かない。たしかそういうようなところがあると思いますが……。
○金森國會圖書館長 國の方が一割ということになつておりますが、これは実は國の方も一割はくれません。ですから、これは話合いでほどよいようにやつて行けばよいと思います。
○金森國會圖書館長 ただいまのお尋ねは図書館といたしましては死命を制するような大きな問題でございます。昨年この図書館を開くときに、法律はできましても場所が得られませんので、各方面にお願いして辛うじて赤坂離宮の半分を用いておるわけでありますけれども、図書館としては、これでは何ら仕事もできないといつていいくらいであります。
○金森國會圖書館長 図書館の予算の御説明を申し上げます。 本年の予算は一億五百万円になつております。昨年は七千二百万円くらいでありましたから、計数上から見ますとたいへんふえたように見えます。けれどもその実その中の二千万円は上野の図書館を併合した結果で、ありまして、実質から申しますと金額において七千二百万円が八千二、三百万円になつておりまして、きわめて少額の増加になつております。
○金森國會圖書館長 支部上野図書館の発達が非常に古いのでありまして、古いということは、つまり図書館の運営の上におきまして新しい原理が取入れられていないということを当然に含んでおります。でありまするから、私どもがこれを全体として取扱いまするときには、できるだけ新しい研究にまかせて行こう。たとえば書物の分数配置というようなことにつきましても、最新の研究方針に合せて行こう、これが実質的の問題です。
○金森國會圖書館長 今お話になりましたのは、上野図書館に現在入つている人が、身分上の変更を受けることはないかという御質問であろうと思います。上野図書館は大づかみに申しまして、今百五十人ばかりの定員を持つております。
○副圖書館長(中井正一君) 実はこの議会と性質を異にするというふうないろいろの問題もあるのでございますけれども、議会の開会中、立法考査委員のいろいろの実情も約四十四件ばかりの件につきまして研究報告いたしております。
○細野國會圖書館一般考査局長 この問題につきましては中村前委員長が最もよく御承知でありますけれども、この法文の原文におきましては、みな両院の合同委員会という立場でできていたのであります。從つてその経過におきましてはやはり両院の合同委員会においてというふうに原文がなつておりました。
○金森國會圖書館長 たびたび恐縮いたしますが、これは中村さんに申し上げておきますが、私の方に中村さんから人事をもち込まれたことは一かけらもございません。その通りでございます。
他刊行物、地圓、圖書等の賣拂代の七千二百萬圓もこの、その他の中に入つておるわけであります。 それから次に雜收入といたしましては、日本銀行の納付金、これは最近はなかつたのでありますが、今囘は八億圓を計上いたしておるのであります。
本豫算案を見るに、國立國會圖書館を實際運營すり上に相當窮屈である。殊に立法考査局の任務は本圖書館の本質をなすものであるが、この豫算ではその任務を遂行し得ないのではないか。又圖書購入も頗る不十分である。これらの點につき今後適當な豫算的措置を講ずることを勸告する。 これで如何でしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小林勝馬君 今の中村委員の御希望の圖書購入費を増加してやるというとは、圖書館側に言うのでなくて、我々委員會の方でやるべきだと思うのです。これに増額したものをここで決めればいいのじやないのですか。
○會長(羽仁五郎君) これよの圖書館運營合同審査會を開きます。本日の議題は國立國會圖書館の本年度の豫算についてでございますが、これについて圖書館長の方から御説明を伺つて、そして御討議を願いたいと思います。
————————————— 本日の會議に付した事件 ○國立國會圖書館昭和二十三年度豫算 に關する件 —————————————
本委員會は休憩の中に國會圖書館運營委員會の合同審査會を開きまして、そこで昭和二十二年度國立國會圖書館の豫算についての討議が行われました。
衆議院の圖書館運營委員長より國立國會圖書館昭和二十三年度豫算について、合同審査會を開くことを求められましたので、これに同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務總長 それから六月六日に圖書館の開館式を行う豫定であります。この費用は、この前同様簡單な式を行う方針ですが、十五萬圓しかない。そして衆参兩院議員、各界代表、文化人その他もお招きすることになつておりますが、五十萬圓では足りないので衆参兩院からぜひ十萬圓ずつの補助をもらいたいと言つてきておるのであります。
たとえば圖書館のごときも、あの圖館を整理するのには八年もかかる。そういう仕事を臨時事務員がやつている。また區にまいりましても、全部やつておりますことは、窓口の謄本の仕事といい、あるいは人口の動態調査といい、あるいは防疫衞生、すべてこの吏員が足りないために、それをやつているのであります。
近い話が日比谷の圖書館におきましては、ああいう相當の知識階級の人でなければできないような書類のよりわけから、またその書類を、ほこりをかぶつて倉庫から運び出す。知識勞働者としては相當重い程度の勞働もやつておる囲こういうことをやりながら、しかも要保護者よりは實際において收入が低いのであります。これではたして知識階級に對する失業グ濟という内容を備えておるか。
その他政府の專賣品についての販賣、官報、郵便切手、収入印紙の販賣、小學校又は中學校の教科用圖書の販賣、發行、取次、水道條例による水の供給、細かく申しますといろいろございますが、こういつた件には課税いたさないということに考えております。
それからその次四月六日案の四十二條の二という條文でありますが、これは圖書舘運営委員會の條文でありまして、前々から問題でございましたが、これは先般當委員會におきまして、圖書館運営委員長たる羽仁委員長から御説明があつて、関係方面との関係等も御説明があつたのでありますが、その御趣旨によりまして、圖書館運営委員會は現在通りこの際改正しないという案にしたらどうかということに相成つておるのであります。
○事務総長(小林次郎君) この前差上げました國會法改正條項の後で、更に衆議院と一應打合せまして、両院圖書館運営委員會を常任委員會に捜すことに関係方面とも、それから衆議院とも話合の末残すことになりましたので、そういうような點が多少變つております。
○参事(川上和吉君) 第二項はこの文字通りのことはございませんが、内閣各省で作りました印刷物につきましては、一定部數を國會圖書館に送付するということに相成つておりますので、先ずこれに代わるべきものとして多少趣旨は違いますけれども、それでやつたらどうか、こういうことでございます。
從つてこの規定とは若干違いますが、併し實際問題としてこの規定通り、この條項がありましても、現在の印刷能力等の關係からなかなか實行しにくい條文でもありますので、この際國會圖書館法の方でまあ我慢すると申しますか、我慢をしたらどうか、こういう意味合でございます。
○參事(川上和吉君) 第百五條と第百三十條の削除の問題は、國立國會圖書館法が成立をいたしまして、この趣旨が大體國立國會圖書館法に取入れられておりますので、この百五條と百三十條は削除したらどうか、こういう案であります。
○委員外議員(羽仁五郎君) その合同でない場合といいますのは、圖書館法によりまして、館長が選ばれる場合なんですが、その館長が選ばれる場合には兩議院の議長が兩院の圖書館運營委員會と協議してこれを任命するという場合が一つあるわけです。この場合には合同でなく、その館長の協議には各議長と各議院の圖書館運營委員會が協議する。
○委員外議員(羽仁五郎君) これはこの前圖書館運營委員會の方から梅原委員が御出席になつて、御意見をお述べになつたのですが、その前に圖書館運營委員會は連絡が不十分でありましたために、その點を御了解を得たいと思います。この圖書館運營委員會は大體においては合同委員會でやるわけなんですが、併し合同でない場合もあり得るのでありまして、常にというのは、その意味では少し困るじやないかというふうに思いますのです。
四十二條の二につきましては、圖書館法によつて兩院の圖書館運營委員會が圖書館の運營について專ら合同審査會によつて事を運ばれるというような關係もありまするので、この際は四十二條の二というような修正はしないでもよいのじやないかという考え方で衆議院の方に話をすることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なしと」呼ぶ者あり〕
○委員長(木内四郎君) これは梅原委員に伺いたいのですが、圖書館は一つだから、その運營について協議するのは運營委員會が一つであるということはいいのですが、兩院の立場においてその圖書館の運營に違つた面がありませんか。
○佐々木良作君 圖書館運營委員でないので今よく分からないのですが、圖書館の運營委員會はなぜ今のところ成るべくならば兩院で一緒にしなければならないかという理由が知りたいのですが、國立國會圖書館が一つだからということでは、形式的であつて、實質的にはどうもはつきりしないのですが、そうして假にこの衆議院の修正のようにするくらいだつたら、改正をする必要がなくて、兩方に委員會を置いて運用を原則として合同してやればいいのであつてわざわざこういう
○參事(川上和吉君) その點は、國會圖書館法の審議の際に、お話のような議論が途中で出たのです。ところがあのときは最後にその點はそう明確に決つておらなかつたのであります、結論は……。ただ最近或る席上で關係方面の方の御意見も出たのでありますが、その際にはやはり圖書館の專門調査員と常任委員會の專門調査員とは全く別だ。圖書館は圖書館、あの通りの性格なんだ。
御承知のように、先頃皆様の御盡力が實を結んで、國立國會圖書館々長として、金森徳次郎君が任命せられたわけであります。参議院においては、参議院議長から新館長を、本委員會に御紹介に相成るはずでありましたが、御病氣でありましたので、餘り遅れることも避けなければならんので、去る三月三日に私からこの委員會の皆さんに館長を御紹介申上げることをいたしました。
○金子洋文君 圖書館の機能の點から考えますと、專門調査員というものの役割は非常に重大だと思うのです。であるから三の司書との比重をどういうふうに考えるべきか。司書という言葉が圖書館に使われているかどうか知りませんが、一般に通じない言葉ですね。我々小説や芝居を書いておるけれども、司書という言葉は使つたことがない、書いてもわからない。こういう言葉を使つてよいかどうかということが一つの疑問です。
昭和二十三年三月二十六日(金曜日) 午後三時二十六分開會 ――――――――――――― 本日の會議に付した事件 ○國立國會圖書館長の挨拶紹介の件 ○國立國會圖書館職員規程の件 ―――――――――――――
來年度の豫算に関係ある點というのは、國會圖書館の開設に伴つて、両院の法制部をやはり或る程度整備しなければならん。それに關して人件費を要求しなければならん。それに伴うところの必要な改正だけをこの際やつて、その他の問題は全部後でやろうという自分たちの考である。こういうことでありました。それでとにかく私は皆さん方に御相談しませんでしたけれども、あなたの方でそれを余り進められては困る。
赤坂離宮の問題は、原則的に國會圖書館が主と相成るごとと存じますので、圖書館豫算の方に主として盛らなければならないことかと實は考えております。