2005-03-02 第162回国会 参議院 憲法調査会 第4号
二〇〇四年の五月、当調査会で吉岡議員が天皇の基本的人権について園部逸夫参考人に質問しました。参考人は、法の下の平等を定める十四条の規定を適用すると皇室はなくなってしまう、基本的人権については随分不自由な思いをされていると思うが、基本的人権を全部解放してしまうことは皇室制度そのものを否定することになる云々と答弁されています。
二〇〇四年の五月、当調査会で吉岡議員が天皇の基本的人権について園部逸夫参考人に質問しました。参考人は、法の下の平等を定める十四条の規定を適用すると皇室はなくなってしまう、基本的人権については随分不自由な思いをされていると思うが、基本的人権を全部解放してしまうことは皇室制度そのものを否定することになる云々と答弁されています。
今朝の園部逸夫参考人の話でも、行政事件訴訟法ができたときは、これ、雄川一郎さんの言葉を引用されていますが、行政訴訟の将来を展望して新しい時代に対応すべき備えをするという点では不十分なものであったと。今回の改正法でも、このように早く改正案が提出されたことを評価したい、今後、より総合的な行政訴訟制度の構築と行政法総則の立法化が望まれると。
本日は、「総論」のうち、「天皇」について、國學院大学神道文化学部教授の阪本是丸参考人、国際基督教大学教養学部教授の笹川紀勝参考人及び元最高裁判所判事の園部逸夫参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多忙のところ本調査会に御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。