1949-09-13 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第36号
それは今國電ストとか平事件を通じて大体民自党、與党の諸君や、吉田内閣はこういう左派あたりの集団事件を目標にして、警察能力が無能である。だから警察制度を改革し、これを強化しなくちやならないということが、盛んに報道せられておるのでありまするが、だがこれは國内の一つの輿論というか、民自党の輿論になつておる。
それは今國電ストとか平事件を通じて大体民自党、與党の諸君や、吉田内閣はこういう左派あたりの集団事件を目標にして、警察能力が無能である。だから警察制度を改革し、これを強化しなくちやならないということが、盛んに報道せられておるのでありまするが、だがこれは國内の一つの輿論というか、民自党の輿論になつておる。
委員長、このふとんの件ですが、これは國電ストとの関係もあり、写眞などがありますので、あとでどちらの資料に使われてもけつこうですが、出したいと思います。
國電スト問題、平市をめぐる騒擾事件及び日鋼廣島製作所爭議事件について証人より証言を求めることといたします。 斎藤昇さんですね。
○鍛冶委員長 ところで今当委員会で調べております國電スト以來平市をめぐる福島縣下の騒擾事件あるいは廣島日鋼爭議事件等を鬪べてみますると、労働組合が特定の政党によつて組合の政策が左右されており、また不当な影響を受けるものがあると考える点が多々あるのでありまするが、これらについてあなたの方でお調べになつたことはございませんか。
○鍛冶委員長 この調べました事件については、國電ストについても、福島縣下の騒擾事件も、廣島の騒擾事件も、すべて檢察当局でいろいろ調査ができておるはずと考えまするので、その点はわれわれとして、それらの調査報告を求められて労働省としてとらなければならぬ手段をとつていただくべきものだ、かように考えておりますが、それではまだとつておりませんですね。
○鍛冶委員長 國電スト事件、平市を中心とする福島騒擾事件、及び廣島日鋼爭議事件等において、爭議團の行動を阻止することのできない実情にあつたようでありまするが、この点について、警察力に弱いと思われる点はございませんでしたか。
○齋藤説明員 最近の治安の状況は、おそらく私から御説明申し上げなくても、國鉄の人員整理を皮切りといたしました官公廳の人員整理問題に端を発しまして、六月の初めにおける國電ストから引続きまして、いろいろの世間を騒がせるような事件が起きたのであります。しかしながらこれらの起りました大きな事件は、ほとんど檢挙ができたという形になつていることは御承知の通りであります。
(五)國電ストの場合には、同事件を委員会で取上げることを決定もしない以前に事務局員をして一方的な事前調査をなさしめている。三、以上のごとき諸事実は、國会の超党派的機関として承認されたる本委員会を、民自党の私的機関と化せしめている。よつてわれわれは、委員会の今後の運営について左の諸項を嚴重に要求する。一、少数派委員の発言に対し時間的その他の制限を加えないこと。
○吉武委員 去る七月一日から本考査委員会におきまして取上げました國電スト、それから平騒擾事件及び廣島日鋼事件は、いずれもかつてなき暴力不法行為でございまして、日本の再建に重大なる悪影響を及ぼすばかりでなしに、民主政治確立のために徹底的に調査をいたしまして、その根源を絶たなければならないところの重大事件であつたのであります。
これは國鉄中央委員会熱海決議事件、國電スト問題、日鋼廣島製作所爭議事件、平市をめぐる騒擾事件ついての中間報告であります。本報告書を委員会の報告書として提出することに御異議ありませんか。
○吉武委員 そこで共産党は、これは日鋼ばかりではない、東京の國電ストにおいても、福島の平事件においてもそうだが、いわゆる工場の爭議という問題を起して、それがだんだんと地域鬪爭と称して、その附近の農民から何からみんな動員をして、そのあげくは権力鬪爭といつて警察当局や縣当局にデモをかけて押しかける。それが共産党のいわゆる民主人民政権獲得の一つの鬪爭方針である。
この点は國電ストの問題の場合にも至るところで起つた問題でありますし、それから廣田工場にも明らかになつておりますように、当考査委員会でなぜ連合軍側の命令があつたということがそれほど問題になるのですか。私は不可解なのでありますが、この場合共通の点は、連合軍側でこれを指示ないしは勧告なり好意的サゼツシヨンであると言つているのに対して、ふしぎにも本考査委員会の書類の中には命令となつている。
実は國電ストの問題を考査委員会で調査しているときに、東神奈川の闘爭委員長がみずから証言している中に、過去において運輸大臣から六回表彰状をもらい、一年か一年半にわたつて月々運輸大臣から特別の手当までもらつている、また爆撃の最中には数百万円もする電気機関車を運轉してある壕に待避さして、またあらためて表彰されたというような、実に成績優秀な運轉士が突如として整理され、本人もそれを非常に嘆じている。
○橋本委員 先ほど吉武委員からの質問がありましたように、今回の爭議が、その性質において廣島の日鋼事件あるいはその他國電ストの手口とよく似ておる。こういう点から見て、最近の急激な経済情勢に乘じて、共産党あるいは共産党員あるいは共産主義者の諸君が、何らかこういうきつかけを利用して、一種の社会不安を釀成せしめんとするような意図を内藏しておるというような感じを、証人としては持つておりませんか。
福島縣の共産党の計画的のものであるか、あるいはまた石城の地区委員会の計画的なものであるように見受けられるということでございましたが、私は今回の平事件を見ますと、先般行われました東京の東交事件、引続いて行われました國電スト、それから間もなく行いました廣島の日鋼事件、それらに登場して來る人物はほとんど共産党員であり、しかもこれが一職場闘争と言つておるけれども、これらには外郭團体が動員されて、それが共産党及
さきに吉武委員からも質問があつたのですが、廣島の日鋼事件あるいは國電事件、その他各方面に六月から七月にかけて各種の問題が起きているのでありますが、神山委員はこれをもつて偶発的な簡單な事件のように言つておりますが、こういうような考え方ではこの問題は解決できないのであつて、この背後にはやはり大きな政治的隠謀が含まれているようにわれわれは今までの陳述において考えられるのであります。
○鍛冶委員長 本日はいわゆる國電ストに関連して、あなたの御意見なり経驗されたことをお聞きするのですが、この間起りました國電ストは、いわゆる新交替制の実施がもとで起きたようでありますが、普通一般の労働運動と異つた特色のあつたものであつたということを言われておるようでありますが、この点はあなた方の見るところはどうでありますか。
○渡辺證人 國電ストに際して、こういうことが重要であるかないかということは、私の記憶にはつきりないところをみると、國電ストとこれとがそう重要な関連性を持つておるというようには、その当時思わなかつたのじやないかと思います。
○石田(一)委員 この決議は、ただいまこの委員会で取上げております國電ストの行われた後になされた決議でございますけれども、内容的にこれを判断して、今回六月十日、十一日にわたつてなされた東神奈川、中野、千葉あたりの國電ストは、後に議決された熱海の中央委員会のストをも含む実力行使というこの議決の範囲内の運動であるとお考えになりますか。
これはただ單に資材の不足というような状態でなく、このような資材の不足の折柄われわれが人員整理をされるということではさらに國電の状態が惡くなるであろうという見解から、このことを管理部の運轉課長に交渉におもむいたわけです。そのときにわれわれは現在ような資材の不足の状態では國電の状態が惡くなることを確認してもらいたいといつた。
○吉武委員 今回の神奈川の國電ストの一つの特異な現象は、外部の人がたくさんやつて來たということですが、これはあなたはごらんになりましたか。
○吉武委員 私は今回労働委員会において取上げられましたる過般の東交事件、そうしてまた國電スト、廣島の日鋼事件、わかもと等、これらの相次ぐ争議及び事件に関連にいたしまして、昨日政府当局並びにわれわれ労働委員会より実地調査いたしましたる方々の報告を受けたのでありますが、私どもが大体推察しておつた通り、今回のこれらの相次ぐ事件は単なる労働争議ではない、労働争議を装つた、一つの政治的な意図のもとに行われておつたということを
日鋼の場合でも、わかもとの場合でも、國電の場合でも、きようここで問題になつている三つの労働爭議の場合をとつてみても、たくさん警官が出て來た。さきほど吉武君は——今どつかに行つちやつて留守という形になるけれども、あの日鋼の会社の副工場長の手記なんかを持つて來て、悲壮な声で読み上げて、これは春日君の知らぬことだと言うかもしれぬけれども、私はあれを事実だと認めてよろしいと思う。
私は第一番に労働省関係にお聞きしたいのでありますが、このたびの六月十日に起りました國電のストライキの問題は、これは二つに分類しなければならぬと思うのであります。第一番は新交番制によるところの労働過重の点と、さらに將來政府が予定せられておりまするところの人員整理に関係する問題であります。
————————————— 本日の会議に付した事件 國電スト問題 —————————————
○大橋委員 それからもう一つ伺いたいのは、今度の國電スト全体を見た場合、東神奈川ばかりでなく、蒲田でも、千葉でも、三鷹でも、中野でも問題を起しておりますが、その後の各車掌区なり電車区の闘爭は、全体として一つの共同闘爭の形をとつておるものでしようか。
しかしながらこの國電ストの問題が、なぜさつきあなたが言われた一つの政党に入つておるかどうかということに関係があるのかということ、その点を御説明願えれば、私は特に……。
もう一つの問題は、この整理以前の問題になりますが、國電のストの問題であります。これは國鉄におきまして、当局は六月一日に新しい交番制を実施することになつたのであります。
第一に國電ストの問題でありますが、これはただいま局長からるる申されたのでありまして、多くつけ加えることを省略いたしますが、ただこのストの原因につきましては、新しい交番制が行政整理の前ぶれになるということと、労働強化になるというような考えのものに、組合関係の人々は極力反対したようであります。
今回の実地調査の結果に基き、去る七月一日の理事会で打合せました國電、東交、わかもと及び廣島日鋼の各爭議について調査を進めたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
私は國電ストの問題について証言を得たいから來いと言われたので、從つて共産党の千葉車掌区細胞と國電ストが別段関係がないので、しかも先ほど申し上げましたようなわけでよくわかつておりませんから、私はつきりとこの席上で言うほどよくわかつておらないわけです。
勝運君 証 人 (日本國有鉄道 東京鉄道局業務 部長) 山田 明吉君 証 人 (日本國有鉄道 千葉車掌区車 掌) 崎山 昭治君 ————————————— 本日の会議に付した事件 資料要求に関する件 証人出頭要求に関する件 國電
○浦口委員 ではその次に、実はこの間、熱海の実力行使事件についての証人としてここへおいでになつた中鬪の副委員長の鈴木さんは、國電ストについて話が出ましたときに、こう申されておるのです。新交番制を実施するについての準備とか施設が非常に不備である。だからその不備を指摘して、完備してほしいという要求のためストであつた。
そこで、私の考えますのに、一分会、一支部も孤立させないように闘う、こういうことは、すなわち一應ストライキはゼネストでありましても、あるいは部分的なストライキでありましても、中闘委員会において御決定になつて、指令の上に動くというのが、これが組合運動の正しいあり方であろうと思うのでありますが、しかし過去の経験によりますというと、実はそういう形をとらないで、先般の國電ストにおきましても、各分会あるいは支部
○澤田證人 これは質問したのは高崎の大和委員でありますが、内容の意味するところは今までのように統制を乱したいわゆる國電ストというようなもの、あるいは中央の指令に從わないで起つておる事態を認めたような態勢があつたので、はたしてその行動を規定するところの指令というものはどこにあるのであるかということに対する質問で、この字句から必ずしも出たものではない、いわゆる過去の経験なり実態から推して指令権というものの
○橋本(登)委員 今回の決議が非常に重大視せられておるゆえんのものは、あの國電ストの後に重大決議が行われて、それが新聞に発表せられた。ストを含む実力行使を行うことが世間一般に行われたために相当に社会的に衝動を受けた事実について、証人はいかように指示を受けたかどうかという問題ですが、証人としてどのようにお考えでありますか。
○石田(一)委員 もしそうしますと、その中鬪委で國電ストの問題をかけることに対してはこれに極力反対しろということが緊急動議として出ており、それが可決されているということになりますと、あなたたちあるいはそれらの人たちの関係者をわれわれがここにお呼びしてお聞きしようとするときに、これに対して断然拒絶するとか、中鬪委としてある手段をとろうということは考えられますか。
○菊川証人 これは中央委員会のほかの議案がどんどん済んでしまつてから、中央執行委員が考えていることを中央委員会が終る前に提案するのでありますが、そのときに緊急動議として、國電ストを考査委員会が一方的に取上げるようなことは反対である。もし取上げられたら、中鬪としてはこれに反対せよ、こういう緊急動議が提出されまして、決定しております。
○石田(一)委員 ちよつとお尋ねしますが、この中央委員会で、最終日に民主自由党の廣川幹事長、あるいは吉田総理もそんなことをおつしやつたように私新聞で見たのでありますが、この問題あるいは國電の問題等から、いろいろなことを考査委員会で取上げるということが新聞記事になつたときに、この考査委員会でこの問題で國電の問題なんかを取上げてもらいたくないというような決議か、正式な意思表示をなさいましたか。
加藤さんの言われたのは、その中央委員会の決議云々ではなしに、何か國電のあれが山ねこに傳えられた。こういうことで不利になつたと言つておりますが、山ねこ、山ねこだと何でも山ねこにしてしまいますけれども、非常に迷惑な話です。これは山ねこでも何でもありません。誤解があると思うのです。
○石田(一)委員 ちよつと簡單に私は質問するのですが、労働者の利益のためにたえず働いていらつしやる副委員長のあなたは、先般六月の十日前後に行われたあの國電の局部ストといいますか、各分会がスト行為に入つた場合、あなたは実際的にどういう行動あるいは指令、どういう方針をもつてこれに臨まれましたか。
○鈴木証人 國電ストが起きましたときには、ただちにこの爭議の原因となつた問題を取上げまして、これをいち早く團体交渉に移して解決することが最も正しいことであるというふうに信じて、まず当局との交渉に全力を注ぎました。私たちの方針は不拡大方針だつたのであります。