1949-05-10 第5回国会 衆議院 本会議 第26号
今やわが國は、あらゆる武器を放棄して、ひたすらに平和を希望する國民となつておるのでありまするが、過去誤まられた軍備充実の手段として、あるいは強兵政策の手先として誤まり用いられたこのスポーツをして、眞に平和の根幹をつちかうところの正しいスポーツ精神にこれを戻し、よつてもつた平和國家建設の基盤となすとともに、國際社会においてスポーツを通じてその親善をはかるところの、堂々たる國際人たらしめるところの基盤を
今やわが國は、あらゆる武器を放棄して、ひたすらに平和を希望する國民となつておるのでありまするが、過去誤まられた軍備充実の手段として、あるいは強兵政策の手先として誤まり用いられたこのスポーツをして、眞に平和の根幹をつちかうところの正しいスポーツ精神にこれを戻し、よつてもつた平和國家建設の基盤となすとともに、國際社会においてスポーツを通じてその親善をはかるところの、堂々たる國際人たらしめるところの基盤を
なかんずくわれわれの念頭しておるところの文化國家の建設の面におきましては、さいわいにわれわれの態勢さえ整つていくならば、必ず優先的に國際人に引上げられるということは明らかになつてきておると思います。そこで最もわれわれが関心をもち、最初から本委員会において取上げておりまするユネスコ問題を、ここで結論に到達していきたい。
いろいろな一般の國際人とか或いはゼントルマン的訓練とか、そういうような點につきましても、もつと改善しなければならんことは十分あると思いますし、私自身、オリンピックを以前に見て痛感した點です。そういう點も含めて調査というようなことで……。
それはあるいは保險團體としてやるか、あるいは政府がそれに對して補助するか、あるいは健康保險組合その他が、政府の中樞と計畫的に、全國に組織網をつくつて、觀光地に出かけるような計畫にするか、それは目下なお檢討中でございますけれども、國民に、國際人とともに、わが國立公園あるいは保健休養地等に觀光の機會を得せしめて、文化國家、健康にして文化的なる生活を營ましめる方法について、目下研究いたしているような次第であります
自然と人工的の施策とが相まつて、そこに國際人が喜ぶべき觀光日本が生まれてくるよう、まず根本的な概念をもつていかなければならない。 そういたしますとともに、日本がいかに美しいといいましても、いかに國立公園を沢山つくるといつても、第一、足がなければならない。