1947-09-23 第1回国会 参議院 文化委員会 第4号
それと一緒になつてしまつては、國語研究所の金の取り方がどうもうまく行かんような感じをするのです。それだから、やはり内閣に置いて、文部省でお世話して下さるということになれば、金は餘計出ると思う。一千萬圓なら一千萬圓出ると思う。ちよつとそのことを申上げて置きます。
それと一緒になつてしまつては、國語研究所の金の取り方がどうもうまく行かんような感じをするのです。それだから、やはり内閣に置いて、文部省でお世話して下さるということになれば、金は餘計出ると思う。一千萬圓なら一千萬圓出ると思う。ちよつとそのことを申上げて置きます。
そうして又この國語研究所の成果を實際に決定いたしますためには、先般も御説明申上げましたように、國語に關しまする委員會を構成いたしまして、この又委員會の構成につきまして、十分意を用いますならば誤まりなきを期することができると考えております。
○國務大臣(森戸辰男君) 國語研究所設置に關する御請願がありまして、そのことにつきましては、前囘に政務次官が私に代りまして御説明申上げたので、それは繰返さないことと致しますが、そのときに問題になつて、私がお答えすることになつておる點についてお答えをしたいと思います。 國語研究所を設けるということについては、御請願の通り、私共も社會一般も、その必要を十分に認めておることと存じております。
ではないのでありまして、漢字をどの程度に制限するか、あるいはかな書きを制限するか、そういつた問題と併せてローマ字、いわゆるローマ字の國字問題を檢討する必要がありますし、その檢討する場合には、當然いかなるつづり方が適當するかという問題が絡みついてくるわけでありますが、その根本的なローマ字を國字として採用するかどうかという問題につきましては、これは今にわかに決定できるということではございませんので、國語研究所
ただいま政府次官から御答辯がございましたように、私どもといたしましては國字國語問題の根本的な解決をはかるために、國立の國語研究所を明年度から出發するようにいたしたいと考え、その案につきましては若干の具體的な計畫を樹立いたしております。
○政府委員(稻田清助君) 只今政務次官から御説明がありました國語研究所に關しまして、現在文部省として考えておりますその構造の極く大體につきまして、一應御説明を申し上げたいと存じております。この研究所の目的といたしますところは、國語國字に關しまする基礎的調査研究をなすことにあるのでありまして、その構造といたしましては總務部及び第一部、第二部、第三部と全體を四つの部門に分ちて考えたいと思つております。
そうしますと今の問題はそれで一應あれになりましたから、次に今日の議題といたしましては、帆足計君を通じまして國語研究所についての請願が出ております。それを採り上げたいと存じますが、今日はその請願をされた帆足君が都合によりまして見えられませんので、その説明は川上嘉市君が代つてなさりたいということでありますが、それについて御異議がございませんでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
くからの文部省の人間だけで國語改良のプランを立てたりしており、從つてどうも視野が狹くなつたり、新らしい今の情勢に適合しない虞れがありやしないかというふうな御心配をお持ちになつていらつしやるかのように拜聽いたしましたが、それにつきましては、先程お話に出ました、假名遣いの改定又當用漢字の制定に關しましてその案を作られました國語審議會の委員の構成などを若干御説明申し上げ、又これからやろうと思つております國語研究所