1948-12-18 第4回国会 衆議院 本会議 第16号 いかに一定の制約の諸條件下にあるわが國の経済産業の必然性の現実であると申しましても、終戰後の第一時吉田内閣以來の経済財政の復興政策の基調の重大なる誤謬に基因するといわなければならないのでありまして、なかんずく終戰後の國家社会の変革に際して、労働者の心理を無視したる労働政策のごときは、わが國産業経済再建に重大なる支障を來さしめ、加うるに現下わが國の持つ財政経済的諸條件を軽視したるがごとき感を與うる財政経済 田中源三郎