1949-09-16 第5回国会 衆議院 建設委員会 第29号
それから大体河川の状況は、ここに全國河川数という一つの表がありますが、これをごらんくださると河川法施行のものが全國で九十河川ありまして、そうしてすでに竣功したものが八河川で、現在維持をし、それからまた増補工事をやつている。
それから大体河川の状況は、ここに全國河川数という一つの表がありますが、これをごらんくださると河川法施行のものが全國で九十河川ありまして、そうしてすでに竣功したものが八河川で、現在維持をし、それからまた増補工事をやつている。
昭和二十四年九月十六日提出の治水十箇年計画表の明細資料一切、建設省治水課作製の全國河川数(第一表)の内訳表、府縣別施工計画年度別事業区分表の各表、右資料を本委員会に提出せられたいということを田中委員から要求がありました。それからなお二十五年度の要求予算につきましても、何か印刷したものがありましたならば、公表できなければ祕の形でもよろしゆうございますから、御提出願いたいと思います。
わが國河川の実相にかんがみして、水防強化の提本的樹立が特に必要でありますことは、何人もこれを痛感せざるを得ないのでありまつ。しかるに本法案はその根本的対策にかなつておるようにに考えられません。
聞くところによれば政府においては今回全國河川の急速なる改修を企畫せられたと聞いております。何とぞこの際すでに著工せられたる菊池川改修工事の緊急性を再認識せられ、施行箇所を増加し、計畫年限を短縮し可及的速やかに改修を完成し、一日も早く沿川住民を塗炭の苦しみより救い、生業に安んぜしむるよう御配意あらんことを熱望してやみません。何とぞ満場一致本件を御採択あらんことを願います。
これが打開のためには、わが國河川の流量状態より見まして、四、五、六の三箇月間の豊水期に余剩水を、でき得る限り蓄積して冬季渇水期に利用し、もつて既設発電所の最高度活用をはかることは、何人といえども異存ないものと思いますが、この目的逹成には、大貯水池を築造せねばならぬために、莫大なる資材を要するのでありまして、今ただちに着手いたしましたとしても、重要資材の貧弱なる現状では、三年、五年の長き歳月を要しまするがゆえに
ひとり北上川だけの問題でなく、全國河川の關係の問題を處理するということでなければ、おそらく今年ばかりでなしに、來年も再來年も、治山の關係が成就しないうちは全國的な問題として起りくることをわれわれ豫想するのであります。
河口埋没のためん、常に水害に苦しむ最上川、北上川、信濃川、雄物川等、これらに準ずる全國河川は枚挙に程ありません。 如上のごとく、全國の河川はいずれも同一の悪条件の下に毎年水難に苦しみ、幾多の人命を損じ、莫大な損害を蒙つて今日に至りましたが、今回を契機といたしまして、政府は全力を傾注してこれが対策を講じ、速かに水難より免かるるよう切に要望する次第であります。これで討論を終ります。
これが打開のためには、わが國河川の流量状態によつてみて、四、五、六の三箇月にわたる豊水期の餘剩水量をでき得る限り蓄積いたしまして、冬季渇水に利用し、もつて既設發電所の最高度活用をはかることは何人といえども異存ないものと思いますが、この目的達成には、大貯水池を築造せねばならぬために、莫大なる資材を要するのでありまして、今ただちに著手いたしましても、重要資材の貧弱なる現状では、三年ないし五年の長き歳月を