1950-12-04 第9回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
○松永義雄君 國民金融金庫についてちよつとお尋ねしたいのですが、まあもつと借りたい憤りたいという人が沢山押しかけて来るのですけれども、何とかもう少し殖やすわけには行かないでしようか。
○松永義雄君 國民金融金庫についてちよつとお尋ねしたいのですが、まあもつと借りたい憤りたいという人が沢山押しかけて来るのですけれども、何とかもう少し殖やすわけには行かないでしようか。
たとえて申すならば、國民金融金庫が十八億の資本で発足いたしましても、この庶民金融の一口の貸出金額はおおむね五万円程度、かようになつておる。ところがこの法案でさきに小山、佐久間委員等からの質問に対して、政府委員からきわめて冷淡な御答弁をちようだいしておつたのでありまして、さようなものを総合してみますと、一体協同組合でやる信用事業などというものが経営の可能性があるのかどうか。
この三億円は從來庶民金庫が生業資生の貸付を行つておりましたので、二十四年度におきましても、三億円は生業資金の貸付として國民金融金庫がその業務を行うことになるのであります。それからその他の新期の貸付につきましては、貸付金の回收と十三億の出資で過去の債務は返済されるものが相当ございますので、その返済した残りのもので一億二千七百万円という僅かな数字が予算書に載つているのでございます。
昭和二十四年四月二十八日(木曜日) ————————————— 本日の会議に付した事件 ○國民金融金庫法案(内閣提出、衆議 院送付) ○揮発油税法案(内閣提出、衆議院送 付) ○酒税法等の一部を改正する法律案 (内閣提出、衆議院送付) ————————————— 午後三時二十五分開会
すなわちこの法案は、金融機関再建整備法による最終処理の結果資本金の全額を切り捨てられました庶民金庫と、同じく資本金の九割を切り捨てられました恩給金庫との両金庫の業務を受け継ぎまして、新たに國民金融金庫を設立し、一般金融機関から資金の融通を受けることの困難な國民大衆に対して必要な事業資金を供給しようとするものであります。 次に、この法案の内容の主要な点について申し上げます。
ことに引揚者の方の問題は三億出ておりますが、これは限定されておる、流用できない金であるということになれば、せつかくの國民金融金庫も、資金の回收が上手に政府の考えておるように能率が上つて、回收がよくなればよろしいのでありますが、どうも私の調べた範囲では、なかなかこの回收は容易でないというふうにわれわれは想像される。
本國民金融金庫法案は、政府の庶民金融に対する施策として、かなり國民の間に期待を持たれておるように政府側は宣傳をせられておるのでありますが、委員会の審議の経過に照らしましてもわかりますように、実際にこの公庫で運用せられる資金の総額は微々たるものでありまして、われわれ羊頭狗肉の感を深くするものであります。
それが今度中小企業協同組合になると、それが非常に大幅に制限されて行く、そうすると、一方において國民金融金庫の方では資金がない。市街地信用組合は協同組合に吸收されてしまうと、一体中小企業者はどこに資金を仰ぐか。いわんや今度信用統制、集中生産ということになつて、市中銀行ではおそらくそういう方面に資金の貸出をする余裕がなくなる。一体どこで大衆は救われるかという大きな問題になつて來る。
要旨は、昭和二十四年度引揚輸送再開を控えて、引揚者及び遺家族救済のため、これに関する諸法律の改正及び手続の簡易化をはかり、引揚者の復職保証、課税特例、緊急住宅建設、國民金融金庫法の制定、特配物資関係予算の増額等の措置をすみやかに講ぜられたいというのであります。
○委員長(草葉隆圓君) 本國会中において最も急いで処置をしたいという案件としましては、只今お話になりました各委員の御意見を纏めますると、未復員者給與法の改正の問題、一般邦人に非ざる者の立法的措置の問題、更に帰還者課税特例法案の問題、國民金融金庫法案の問題が、法的問題として緊急な措置をすべきものである。
○岡元義人君 議事進行について、只今大藏政府委員室で國民金融金庫にかねてから何回も出しておるのに銀行局長の出席がないので、今交渉いたしましたところ本日後から遅れて來るように手配しておるそうですから、この問題は後の廻して頂きまして、次の五の問題をばお願いしたいと思います。
それから今の復金或は庶民金融等の貸付の実態を見るというと、現金化が実に遅い、実に不親切であるということを、手続が煩瑣であること、それから今度立法するところの國民金融金庫の貸付の方ですね、特別委員会で十分事前に意見を開陳して、そうしてこの手続きの方法について、これらの庶民金庫復金等の実施を勘案して、そうして最も早く借りたい人に現金が渡されるような方法を一つ委員会から強く要望しておこうじやありませんか。
次に請願第二百六十七号、庶民銀行設立促進に関する請願の趣旨は、最近二十億円の政府資金を基金として、庶民銀行である國民金融金庫設立案が立てられておるが、この企画は資金的背景の乏しい引揚者等に取りましては、その企業体の再建、産業復興の上に寄與するところが甚だ甚大でありますので、一日も速かに実現せしめられたいとの請願であります。
庶民金庫はわが國民経済に寄與するところ大であるにも拘わらず、資金放出にも一定の限度が豫想されるので、最近二十億圓の政府資金を基とする庶民銀行である國民金融金庫設立案が立てられているが、これは資金的背景の乏しい引揚者等の企業體の生産再建、日本産業復興上效果が甚だ大であるから、早急に實現せられたいとの趣旨であります。これも亦採擇することに決しました。 請願第十八號「靜岡地方專賣局設置に關する請願」。