1948-06-28 第2回国会 衆議院 司法委員会 第44号
この問題の原因は種種ありませうが、一般的に申しまして、現在わが國の置かれておる政治的経済的ないしは社会的情勢、たとえば國民道義の頽廃、政局の不安定、物價の奔騰、失業の瀰漫、深刻な生活苦等をあげることができると考えるのであります。
この問題の原因は種種ありませうが、一般的に申しまして、現在わが國の置かれておる政治的経済的ないしは社会的情勢、たとえば國民道義の頽廃、政局の不安定、物價の奔騰、失業の瀰漫、深刻な生活苦等をあげることができると考えるのであります。
この問題の原因は種々ありましようが、一般的に申しまして、現在我が國の置かれておりまする政治的、経済的乃至は社会最情勢、例えば國民道義の頽廃、政局の不安定物價の奔騰、失業の瀰漫、深刻な生活苦等を挙げることができると考えるのであります。
かつ國民のすべてが納税という責任をもつておる現在では、敗戰の日本の國民として國民道義が廃頽し國家観念の薄らいだ國民に対して、この課税方式では完全な徴税は確保ができない。また納税をしようという心構えがないと私は考える。そこで税制の根本改革をおやりになる御意思があるかないかということを、まず前提として聽きたいのであります。
であるから、根本の対策は、国家的な理想と國民道義を高め、他面においてほ生活の窮乏を克服していくといううちにあるのであります。 國民道徳の点につきまして御質問がありましたが、新しい日本は、敗戦以来古い道徳を廃し――この間もここで御決議がありましたように、儒教的な色彩の多い教育勅語を教育の指導的な精神とすることを廃しまして、平和的民主的な精神に基いて教育を行つておるのであります。
○山花委員 先ほど法律廳総裁は人員不足と、國民道義の関係でなかなかうまくいかない、小物より大物を捕える方針であると言われるが、私はその点は了承できるのでありますが、あまりにも傍若否人なやみの行為が街のちまたに横行しておるという点であります。大物を追究するのも結構でありますが、差別勤労者の関係のある、日常卑近な生活に関連する問題は、特に一般に言われておるやみ市場であります。
いはゆる一つは國民の經濟、一つは國民道義ということで、非常な關心を沸うべき問題であるのに、我々今日まで諸方の國民の精神をいろいろに聞いて見ますというと、非常にこの問題に對して金を貰う者も貰わん者も、それは區別なく、政府が約束した利子を沸わないで、得手勝手にそれを棚上げするということは、どういうところから來ておるか、こういうような質疑を始終受けるのでありますが、これは非常に大きな問題でありまして、いずれ
意外なところから私は日本の民族性を破壊していき、國民道義の頽廃をきたしていく大きなありの一穴がそこにでこてきはしないかということを恐れるものでございます。どうぞ眞劍にこの点を御考慮くださいまして、この請願を御採択くださり、ただちにこれを実現していただきますようにお骨折を願いたいと存じます。
総理大臣の施政演説中に、この際速やかに、國民道義の高揚に関し適切なる方策を講じたいと申しておりましたが、具体的にいかなる万策をもつておるか、お聽きいたしたいと思います。動議の向揚は、為政者が壇上に立つて口やかましく叫ぶことでもなく國費を投じ官吏を使つて何々運動を展開することでもないと信じます。一に、為政者みずからが道義的行動によつて範を示さなければならないと思います。
第一点は、國民道義の高揚と関連いたしまして、政府はその掲げた政策の実行についても道義的でなければならぬということに関連いたしまして、政府が教育を尊重するのであれば、六・三制の実現、また教育者の待遇について徹底した政策をとるべきではないかという御質問でありまして、まことにごもつともでございます。
芦田総理は一昨日施政方針演説の中に國民道義の高揚を説かれております。又新内閣の最高目標として、平和と自由と正義との支配する世界の建設を叫ばれておるのであります。私もその趣旨に全く同感であります。併し同時に私は政治にこそ先ず道義が必要と考える、政治は國民の上にあるからであります。同時に又私は政治にこそ眞の平和と自由と正義が必要であると思う。政治はその基礎の上に立つからであります。
更に又國民道義の高揚については、民族の名誉にかけても、この際速かに適切の方策を講じなければなりません。我々の受け継いだ傳統は、正しきを踏んで恐れない精神と、同胞に対する愛情とでありました。(拍手)この傳統を取戻すことによつてのみ、我々の祖國は本当に住みよき國となり得るのであります。
而して闇取引が日常茶飯事のごとき風なす根本の原因は、國民道義の問題にあるのでなくて、実に統制の欠陷そのものに胚胎するのであります。(拍手)今日までの統制経済が如何に闇取引を助長し、闇價格によるインフレを激化せしめたかを、食糧の統制に例を取つて檢討して見たいと思います。
私は実質的判断におきましては、過日來司法大臣の説明を祕密会において聽き、また本人の原君から、るる詳細なる説明を承りましたが、これを冷靜に判断いたしましたるところ、少くとも今回の原君の事件は、現在國民道義の上に最も強調されわれわれ國民の温かき心を要求されている、非常に私たちが関心をもつ海外引揚者の團体、しかも全國連合会という大きな團体をバツクとして、この引揚者をあたかも食いものにして、かかる事件が行われたのではないかという
われわれは、あくまでも憲法五十條の議員不逮捕の特権は守らなければならないのでありますけれども、しかしながら、この特権の盾の中に隱れて、議員がどのようなことをしても逮捕をせられないのだという印象を社会に與えますることは、國民道義の高揚を強く要望いたしておりまする本院としては、とらないところであります。
(拍手)すなわち、経済統制の桎梏より一日も早く國民を解放せずしては、政府施策の完全なる遂行はもとより、生産増進も、インフレの防止も、明朗なる國民生活の安定も、また虚偽を脱却して眞実につかしめ、國民道義を高揚することも不可能であつて、統制の撤廃こそ、平和日本、道義日本建設の根本問題であると確信するのであります。
現下の経済危機を突破して、民主的平和國家建設のためには、何というても民族的調和を必要とし、その間、國民道義の高揚を必須とすることについては、何人も異論のないところであります。開会式における御詔勅の趣旨においても、また衆議院議長の式辞の内容においても、そのことが強調されておるのであります。
そもそも、今日の日本國民にとつて、もつとも重要なことは、深刻な経済危機を克服し、文化國家にふさわしい國民道義の高揚をはかり、もつて民主的平和的祖國を再建し、國際信義を回復することであります。しかして、このことの成否は、ただに國民ひとりひとりの幸福を左右するばかりでなく、國家永遠の運命を決するものであります。
國民道義の頽廢を憂え、又現内閣としては國民道義の昂揚を唱えており、最高道徳を示すべき政府がかくのごとき一ケ月にしてその言説を豹変なさるということは、私は國民の政府信頼の上において如何かと思うのであります。その辺に対しまする大藏大臣の明快なる御答弁を頂ければ我々は誠に仕合せなことだと思うのであります。
この問題の原因は種々ありましようが、一般的に申しまして、敗戰後の我が國が置かれておりまする、政治的、経済的乃至は社会的情勢、例えば國民道義の頽廃、政局の不安定、物價の奔騰、失業の瀰漫、飢餓一歩前の國民生活等を挙げることができると考えます。殊に青年は、誤れる一部の指導者によつて惹起されました戰爭により、その大部分が、好むと好まざるに拘わりませず、戰線へ、或いは軍需工場へと送られたのであります。
人道主義でなければならないという意味は、竹尾君御承知の通りの、ヒユウマニズムという表現でもよろしいし、道義精神を高揚するといつてもよろしいし、民族といたしましての長き歴史の上に立つているその發展を考えまするときにおいて、國民道義ということが民主主義發展の上において重要に取上げられていかなければならないと思うのであります。
司法省が率先してやみのものを買つたということでありましては、遵法心に反するばかりでなく、國民道義の點にも惡影響がありますので、絶對にそういうことはしないという方法のもとにということになりますると、現在の状況では、不可能に近いということで、行き悩んでおる次第でありまするが、とにかく待遇改善につきましても 眞摯なる努力をいたしておるということだけを申しまして、お答えにいたしたいと存じます。