1949-09-16 第5回国会 衆議院 予算委員会 第17号
一般的な産業資金につきましてはもちろん國民貯蓄の増強によるのでありますが、諸産業その他におきまして再建上必要な資金については、預金部資金あるいは見返り資金というものを利用して参る、また財政と金融との中間にあります住宅資金とか生業資金につきましては、これは最近における金融状況その他を考えまして、要すればこうした特殊金融あるいは財政資金にある程度考慮を拂いたい考えであります。
一般的な産業資金につきましてはもちろん國民貯蓄の増強によるのでありますが、諸産業その他におきまして再建上必要な資金については、預金部資金あるいは見返り資金というものを利用して参る、また財政と金融との中間にあります住宅資金とか生業資金につきましては、これは最近における金融状況その他を考えまして、要すればこうした特殊金融あるいは財政資金にある程度考慮を拂いたい考えであります。
第三に、國民貯蓄組合法による預金等の利子所得に対する非課税限度を引上げるということでございまするが、これにつきましても、現行の三万円を十万円程度に引上げることについて考慮いたしております。これもまた全般的の税制改正とともに取上げたい所存でございます。
一、長期預金等の金利優遇に関する措置を講ずること 二、預金等の利子所得に対する課税方法を改正すること 三、國民貯蓄組合法による預金等の利子所得に対する非課税限度を引き上げること 四、やみ金融の取締を強化励行すること 五、通貨措置懸念の浮説の拂拭に努めること 右決議する。
それから今後ますます重大になつて参るかと思いますが、國民貯蓄関係の仕事なども、ことに最近まで一つの局でこれを担当しておつたのでありますが、これもまた一課で担当するというような状況でございまするので、私見といたしましては少くとも保險行政について、民間の経営する生命保險と損害保險に対する監督行政、並びに今後予想されまする外國保險事業や保險組合関係の行政について、できれば一つの独立した部局がほしいものであるということを
又國民の蓄積によりまして預金の増加を図り、これを二千五百億と政府は計算いたしておりますが、この産業資金の重要なる部分としての國民貯蓄が果して得られるかどうかは、極めて疑問な点であります。今日國民の竹の子生活、これは未だに続いております。これによつて果して蓄積ができるかどうかということは、これは明白でありまして、この点につきましては、政府は今一段の研究を要するものと言わざるを得ないのであります。
これは單なる市中銀行の國民貯蓄だけでなくして、その他にもいろいろあるのだろう思いますが、その内訳をまずお聞かせ願いたい。それから直接投資が七百億その内訳をちよつとお答えしていただきたいのであります。
郵便貯金及び簡易保險の業務につきましても、それぞれ順調な発展をただいま申し上げました通り示しておるのでありまするが、ことに郵便貯金につきましては、本年一月末の現在高は、先ほど申し上げました通り約八百億、正確に申しますれば七百五十億円に達して、本年度初頭以後の純増加だけでも二百五十億円で、すでに國民貯蓄目標額として郵便貯金に予定せられておりました二百四十三億円を、ゆうゆう突破しておるような次第であります
○委員外委員(波多野鼎君) もう少し……、公債の発行の問題に余り拘わるようですけれども、今の御説のように、金融業法はこれは勿論恒久的の立法なんですけれども、当面の問題に非常に直ぐ係わつて参るのですね、当面の問題を考えないで恒久的な問題を見るわけには行きませんから、当面の問題を考えますと、公債を発行して云々というようなことになりますと、この公債の発行は今あなたもおつしやつたように、國民貯蓄の少いときなんだから
(拍手) 第二の反対理由でありますが、利拂停止が今後の國債消化に悪影響を及ぼすとか、あるいは國民貯蓄に悪影響を及ぼすとか、あるいは通貨の信用を破壞すると言う者がありますが、軍事公債のみに限定すれば、國債消化の上に影響することはきわめて少く、國債消化をば順調ならしめるためには、資金の蓄積を増大せしめることが必要であり、それにはインフレーシヨンをば阻止し、通貨の信頼を高め、健全財政を確立し、その一環として
○赤松勇君(続) 國民貯蓄が増加しない原因は、利拂停止にあるのではなく、今日の通貨償値が、インフレーシヨンの高進によつて、あすはそれが半減されるというところに問題があるのであります。從つて、國民貯蓄を増加せしめるためには、インフレを根本的に処理する、その一環として擬制資本を一掃しなければならないことは、これは論をまたないところであります。
それならば、その法律案ができましてからまだ私がさきにお尋ね申し上げました國民貯蓄公團、これは仮称でありますが、そういうようなものも、法律案がオー・ケーがとれてから、予算にお組替えになつていいのではないか、かように私は考えますために、法律案の伴わない予算としてはほんとうのものでない。
以上のような今回の措置に対して何ら憂慮すべき結果が現われておりませんので、國民貯蓄に対しても私は悲観をする必要は全然ない、かように考えております。
これがどのくらいの速度で、あるいはどのくらいの量が國民貯蓄等を通じて吸收するかということに、大きな問題がかかるのであります。本年度の貯蓄目標を三千億といたしまして、これに向つて、特にただいまは集中的な努式をいたしておるのであります。このことが可能であるかないかというようなことが、ただいま御指摘になりましたことと、重大な関連をもつのでありますが、私どもは今までのような形勢から、これは可能である。
予算四千億は必ず時期的ずれがくるし、徴税は思うに任せず当然國庫財政資金が超過を來し、産業資金の融資の合計と、國民貯蓄との間に相当開きができると思うのであります。ことしの貯蓄は、御存じのように、四月分は二十三億であつたのに、わずか二十億しか貯金ができなかつたということを考えてみますと、一層恐しい氣がするのであります。
途中でもつて必要な場合があつたときに、その金融機関の財産目録を洗つてみたときに、ここに四千八百万円という赤字が出たということが一般の心理に映つたといたしますならば、預金する人に、今日貯蓄奨励をいたしましても、金融機関はそれだけのえらい欠陷があるということを十分に國民は考えまして、どうしても私はそういう心理状態からいたしましても、今後の國民貯蓄の上に非常に影響があるということが第一、もう一つには今後の
政府は、新聞の傳えるところによりますと、國民所得の計算において、又國民貯蓄の計画におきまして、物價の七割、通貨の一千億というものが、年末までに殖えるだろうというふうな見透しを持つておるようでありまして、この点から見ましても、政府がインフレーションを絶対に行わないということは、むずかしいのではないかと考えます。
それについて一言御説明申上げれば、例えば均衡予算ということは、結局インフレ抑制のための一番決定的な條件だというので要求されておるわけでありますが、まあ理論的に申しますと、ごく簡單に申しますると、インフレを抑制するためには、中央、地方財政が大体秘收入によつて賄われる、それだけではなく一般産業資金その他が國民貯蓄によつて賄われる建設公債その他もこの貯蓄によつて消化される、そういう経済状態、こういう状態になりました
國民貯蓄に対する意欲は全く減退せんといたしております。國際信用に対しましては、特に民間外資の方面において、今日政府の処置せんとすることは、支拂一年の延期でありますけれども、延いてこれが更に大きな問題をひき起すのではないかという不安、これらを考えまするときに、軍事公債利拂延期問題は、あらゆる点から見ましても、百害あつて一利なしというのが、財界初め関係各方面での一致した見解であります。
(拍手)また芦田首相に対して、私は國民貯蓄の問題について質問しましたが、これもお答えがありません。三百万町歩の開拓のことについてお尋ねしたのに、これについても何らのお答えがありません。その他お答えがないことは多々ありますが、これは予算総会において徹底的にお尋ねすることを御承知置き願いたいのであります。 〔発言する者あり〕
貯蓄増強については、すでに一昨年秋以來の救國貯蓄運動が末端まで滲透して、相当顯著な成果をあげ、徴税成績の急上昇にもかかわりませず、本年一月は百七十九億円、二月は九十五億円、三月は二百一億円と、順調に進展してきたのでございますが、四月には約四十億円と著しい減少を見ました点に鑑みまして、インフレーシヨン抑制のためには一層この國民貯蓄の増強が要請されますので、本年は貯蓄目標額を三千億円とし、これが達成のために
私は前に大蔵大臣のときに、國民貯蓄運動、それから納税運動ということを、本院の非常な御援助によりまして、いたしたような次第でありますが、これが相当著しい成績を挙げておりますので、やはりこういう闇撲滅に関する運動も、できれば本院の非常な御援助によりまして、一つ國民運動として展開したいと思うのであります。