1953-03-02 第15回国会 参議院 本会議 第29号
それは、再軍備といとは、國民世論の盛り上りを待たなければならん。国民の愛国心が発露して来なければならん。こういうことを言う。そうして、その国民の愛国心を発揚するためには、先ず遺家族援護をやらなければならん。それをやつてからでなければ、これを求むることはできんということを繰返して平素述べておるのであります。
それは、再軍備といとは、國民世論の盛り上りを待たなければならん。国民の愛国心が発露して来なければならん。こういうことを言う。そうして、その国民の愛国心を発揚するためには、先ず遺家族援護をやらなければならん。それをやつてからでなければ、これを求むることはできんということを繰返して平素述べておるのであります。
このことはすなわち國民世論の動向を正しく見究めて、よつてもつて政治の基本的要件とすべきことを示唆しておるのでございます。この場合におきまして、現政府が計画いたしましたる今回の郵便電信電話その他各種料金四倍引上げは、はたして國民の世論の現状に副うておるかどうかということに対しまして、多くの疑問を有するものでございます。
○原(健)委員 その点は大体了承できるのでありますが、われわれとしては、これは國民運動としても、あるいは海外から來た人々に対する認識においても、政府当局としても、講和会議まで安閑として待たずに、この際できるだけのことは、民間も、國民世論としても、運動としても、われわれはやらなければならないことと痛感いたしております。それで民間と政府と協力してこの問題を私はぜひ眞劍に考えてもらいたいと思う。
ここにわれらの最も不審に感ずることは、今や國家の主権は國民の手にあり、しかもその國民世論の結集たる國会において是なりと可決されたることが、單に行政官廳の一部吏員の未ださめやらぬ戰時統制とも考えらるる主観によつて、いたずらに左右し得るものなりやの疑問である。もしかかることが許さるるなれば、いやしくも國会の不信であり、國民的重大問題であらねばならぬ。
これは改正の提案理由にも書いてありますところで、ほとんど國民世論の一致するところと思いますから、一日も早くこのことを實現してもらいたいと思います。 次に九百六十七條の改正でありますが、現在の遺言というものはごらんの通り、非常に複雑なる手續、めんどうなる手續を要しまするがゆえに、日本國民の實際生活と一致いたしておりません。
公聽会の目的は御承知の通り國民世論のあり場所について、我々が公聽会を通じて承知するということでありますが、これは衆議院或いは参議院必ずしも別個にやらなくても、國民の輿論の動向が何らかの方法で知り得る、而もそれについて我々も当然それに参画し得る機会があるわけでありますから、強いて二回別個に公聽会を衆議院と参議院で開くという必要は私はないのではないか、こういうふうに思われます。