1949-05-06 第5回国会 衆議院 労働委員会 第14号
かかる國民一致の希望が、このたびの労働組合法案の改正の根本的理由をなすものでないかと、ひそかに想像をいたしておるのでございまするが、この点に関しての政府の御所見を明確に承りたいと存ずるのでございます。
かかる國民一致の希望が、このたびの労働組合法案の改正の根本的理由をなすものでないかと、ひそかに想像をいたしておるのでございまするが、この点に関しての政府の御所見を明確に承りたいと存ずるのでございます。
(拍手)來月十七日から一週間「愛の週間」が全國的に催さるるに当りまして、我々國民はこれら留守家族の苦悩をお互いに分ち合い、全國民一致して引揚の速かなる促進を期しますると同時に、これら留守家族、遺家族、未亡人、引揚者、傷痍者に対しまして、心から慰藉の至情を盡すべき義務があると存ずるのであります。
なお第二の質問に対しては、講和條約の早期締結はわが國民多数の熱望であるという意味を表示せられて、われわれもまつたくこれと同感でありまして、わが國の民主化がルートに乘つて着々と進行し、民主國家、平和的國家の建設の基礎がますます日とともに強固ならんとする今日、わが國民一致の要望である早期平和のこの熱望は、必ず連合諸國の十分な理解を得るものと期待しておる次第であります。(拍手)
從つて平和條約調印、平和成立の曉においては、わが國は一日も早く國際連合に参加し、平和國家の連合團体の一員として、その國防の完全を期すべきであることは、ほぼ日本國民一致の希望であり、意見であると考えておるのであります。
最後に申上げたいことは、今日の日本の現状において、この経済を建て直し、この窮迫せるどん底の欠乏状態の中から起ち上り、新しき講話会議を控え、來るべき激化していく國際情勢を考えて、すなわち講和会議と経済危局からの脱却と、來るべき國際情勢の変化に備えて、この難局を切抜けるためには、全國民一致の協力的態勢が必要であると信ずるのであります。わが國の現状は、未だ労農独裁革命が完成いたしておりません。
すなわち新物價體系を嚴に國民一致の状態で守つて、やみを排撃して配給をお互いに守つて、また政府配給に對して最善の努力を拂い、その體系が順調に進んでいきまするならば、十一月は黒字という結果になる得る理論である。これを目標とし、これに希望をつないで、積極的に努力して國民の協力を求める、こういうふうに政府は全力をあげていこうという建前をとつたのであります。
今日の基金が制定されましたことも、或いは経済再建に対する我々日本國民一致の懸命の努力が國際的に認めらるるに至つた結果であるということを信ずるものであります。(拍手)私はこの機会におきまして、國民諸君と共に、自分の國の問題は先ず自分でこれを処理しなければならない。全力を國民が盡して國家再建の衝に当らなければならない決意を固めるということが、最も必要であるということを深く感ずるのであります。
今回の基金が設定せられましたことも、あるいは経済再建に対するわれわれ日本國民一致の懸命の努力が國際的に認められるに至つた結果であるということを、私は深く信ずるものであります。
願わくは農村、消費者、都会、農民を問わず、國民一致團結して、現下食糧危機対策のために万全を盡すべきであると考えるとともに、こうした食糧討論会におきましても、農林大臣等はお忙しいではありましようが、希わくはこの席に御出席くださいまして、われわれの眞劍な叫びをお聽きしていただきたいと願うものであります。これをもつて、私の供出に対する意見を終ります。
(拍手) 現内閣が打立てました経済緊急対策その他一連の経済施策によりまして、わが國当面のインフレ窮乏経済を切り抜けまして、そうしてこれを突破しようという努力の道は、まことに苦難に満ちたものであるいうことを考えるのでありますが、懸命の努力を拂つて、國民一致の協力を得られる限り、いわゆる徳孤ならずという格言もあります通り、必ず國際的にもこの努力及び國民の一致が十分に認められ、そこに救援の手が差伸べられるものであるということを
今日の食糧事情は何としてでも國民一致協力して突破せなければならぬ重大な時期と考えるのでありまして、われわれも現内閣の成立いたしましたときに、その政策の協定に加わつて、そうしてこの難局を乗り切りたいということは、わが黨としてもその本旨を明らかにしておるのでありますから、どうかひとつ誤解のなき氣持でお聽きとりをお願いいたしたいと思います。
この際われわれは、この重ね重ねの御厚志に甘えることなく、あくまでも勤労を通じ、高度の技術を発揮いたしまして、食糧の增産に精進するとともに、残されてありますところの未利用のあらゆる資源を開発することはもとよりでありまするが、一面確固たる食料政策の改善と、公平なる配給計画等の問題を速やかに解決いたし、食糧の自給体制を樹立いたし、民生の安定をはかり、もつて平和國家建設に向つて、國民一致協力、邁進せねばならぬのであります
この問題には全國民一致し、またわれわれ議席を有しておつた者も、異口同音にその問題を論じておつたのであります。つきましては、その当時まず挙國態勢をつくつて、四党連立政権の確立が必要であろうこういうことに、まず一段話が進みまして、そこでできましたのが、四党政策協定と言うものであつたのであります。大体の方向を定めたのであります。
この目的を達し得るや否やは、一にかかつて我ら日本國民が自力をもつて、よくこの難関を切りぬけ得るや否や、耐乏生活を続け得るや否や、全國民一致協力をいたしまして、これをなし遂げるやいなや否やにかかつているのであります。一人の餓死者なきを期するためには、豪奢な生活をなくして、分配の公正化と、不当利得者を排除しなければならないと考えておるのであります。
若くしも我々が國民一致の努力によりまして、この計画を達成し得たとしましたならば、例えば鋼材は昨年度の三十三万トンに比べて二倍以上の七十万トン、セメントは昨年の百二万トンに対しまして、八五%増の百八十七万トン、化学工業の基礎であるソーダ灰、苛性ソーダは、それぞれ昨年の二一五%、六四%の増加となります。
もしも私たちが、國民一致の努力によつてこの計画を達成をしましたならば、たとえば鋼材は、昨年度の三十三万トンに比べまして、二倍以上の七十万トン、セメントは昨年の百二万トンに対して、八五%増の百八十七万トン、化学工業の基礎であるソーダ灰、苛性ソーダは、それぞれ昨年の二一五%、六四%の増加となります。
この目的を達し得るや否やは、一に、われら日本國民が、自力をもつてよくこの難関を切り抜け得るや否や、耐乏生活を続け得るや否や、全國民一致協力をなし得るや否やにかかつておるのであります。一人の餓死者なきを期するためには、豪奢な生活をなくして、分配の公正化と、不当利得者を排除しなければならないのであります。(拍手) これをなし遂げるために、政府は非常な決意をもつて起ち上つておるのであります。