1949-05-28 第5回国会 参議院 法務・農林連合委員会 第2号
從つてこの制度そのものについて我々は最後的に賛意を表しておるのではないのでありまして、現在土地國有論はありますが、我々は土地國有論を採らずにいわゆる所有権と、用役権と申しますか、通俗的に使用権というものとのむしろ分離の方向に導いて、実質的に土地國有にしないで、働く農民に土地を完全に利用せしめるという態度を、我々は土地そのものについては主張するのであります。
從つてこの制度そのものについて我々は最後的に賛意を表しておるのではないのでありまして、現在土地國有論はありますが、我々は土地國有論を採らずにいわゆる所有権と、用役権と申しますか、通俗的に使用権というものとのむしろ分離の方向に導いて、実質的に土地國有にしないで、働く農民に土地を完全に利用せしめるという態度を、我々は土地そのものについては主張するのであります。
私は概括的、一般的、抽象的な立場においての國有論、民有論をここでやることは、問題を解決する所以では実はないように考えるのでありまして、具体的な問題について当該地区が民有民営の方がいいか或いは國有國営の方がいいのかということを決めて頂きたいと思うのであります。
加うるに、森林に対する國有論その他まで飛び出して、早急に伐採して何とか片づけようという氣持さえ起こつておることは、先ほど中嶋君が指摘された通りである。これらについて恒久策として農林当局はいかなる対策をもつておるかについて、とくと御説明を願いたいものであります。 なお、内務大臣にお伺い申し上げますが、この災害があるときに、ことさらにとかく起りがちなものは何か。