1948-06-26 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第44号
これはいろいろな方面からも例えば第二財産税であるとか、或いは國富調査税であるとかいうような御意見も伺つておるわけであります。
これはいろいろな方面からも例えば第二財産税であるとか、或いは國富調査税であるとかいうような御意見も伺つておるわけであります。
財産税につきましては、これは本当いえば町村で取るのが一番よいのですが、現在は國で若干取るというように聞いておりますので、当面の問題に間に合いませんので、できるならばここで財産税の附加税、若し政府が國富調査税を取るというならば、この附加税を課したい。これは相当高率に課したいということをあえております。
租税の問題にいたしましても、この租税をやる三派の協定案の骨子は、負担の公正化並びに生産増強のための税制の改革を断行し、そうしてなおそのあと國富調査税と新税を檢討して実現をはかる、これが骨子になつておるのであります。
そして政府はほかにたとえば三党政策の協定による國富調査税のごときはどうした、こういう御意見が出るだろうと思いますが、こういう点につきましては、税制懇談会が設けられておりまして、当然この税制懇談会において今議題になつて、やがて決定を見ることになつているわけであります。 それから鉄道の問題などにつきましても、たとえば部外財産として運輸省で保有しておつた物資、これは今度全部賣拂う。
○國務大臣(北村徳太郎君) 國富調査税につきましては、これは本年度の豫算に織込むことは困難であるということは、この委員會で確か私は申上げたと思うのであります。これはいろいろな意味において困難であると感じておるのであります。
三党協定のときに、さような了解を得ておつたのでありますが、その委員の選定等が遅れまして、漸らく本日閣議でこれを決定いたしましたような次第でございまして、これは軽減するべき税、新しい税目、その他全般に亘りまして、中央は勿論、地方の税制に至るまで、税の全視野に亘つて再檢討したいというような意味の委員会を設けることに相成りまして、その方で十分檢討をしたい、從いまして今日の見通しとしては、二十三年度予算に國富調査税
國富調査税ですが、あれは二十三年度の本予算編成の場合、これを具体的にそれに採り上げられるものでしようか。
あなた方のやることであるから仕方はないが、結論においてしからば國富調査税というようなものをやる方針であるのか、いわゆる三党政策協定の線に沿つて、これをやる決意であるのかどうか、この点を最後に伺いたいのであります。
なぜかというと、政策協定の樂屋裏の状態を、北村大藏大臣が説明になつたのであるが、それは國富調査税というものが、どういう性格のものであるかはつきりわからなかつたのである。
○上林山委員 さらに税制と関連して三党協定の中に國富調査税というものが含まれているようであるが、政府はこの國富調査税の問題を、どういうふうに取上げる方針であるか。私どもの見るところでは、傳えらるる國富調査税は、第二財産税的な性格をもつておる。
而も一方におきましては、以前から我々が計画しておりましたところの勤労所得税や法人税の軽減をやるのでありますから、國庫の増収の望み得るものは確実なるところ、社会党の唱えるところのいわゆる國富調査税ではないかと思うのであります。私はこれとても新聞に報ぜられているような課税対象ということを勘案いたしますと、詳しくは分りませんが、僅々十億か二十億円の程度のものじやないかと思うのであります。
第二は、先程からも問題になつておりましたが、國富調査税、これは一体何のことであろうか、國富調査税という一つの目的税を新たに作るという意味でありましようか、そういう目的税を新たに作るというならば、その課税の対象は一体何であるか、どういうものを予想しておられるかということを明らかにして頂きたいと思うのです。
それから三党協定の中における國富調査税について、私がどう思うかという御指摘であります。國富調査院の設定につきましては、その他の新税などとも同時に、この税制の改革について今後期間を設けまして、その上で檢討をするという決定に相成つております。