1947-08-11 第1回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第3号
御承知のように、石炭の問題は、目下三千萬トンを確保できるかできないかという問題は、經濟再建に關連いたしまして、國家至上命令として、是非これを出したい、こういうことを上下一致皆考えておりますので、鑛工業委員會におきましても、この問題を研究いたしますために小委員會を拵えまして、この小委員會が北海道班、常磐班、宇部九州班の三班に分れまして、それぞれ調査に參つたのであります。
御承知のように、石炭の問題は、目下三千萬トンを確保できるかできないかという問題は、經濟再建に關連いたしまして、國家至上命令として、是非これを出したい、こういうことを上下一致皆考えておりますので、鑛工業委員會におきましても、この問題を研究いたしますために小委員會を拵えまして、この小委員會が北海道班、常磐班、宇部九州班の三班に分れまして、それぞれ調査に參つたのであります。
只今の我が國は、産業復興竝に民生安定のために、三千萬トンの石炭を必要とすることは、今更改めて私が申上げるまでもございませんが、これは國家至上の命令として、朝野を擧げてこれが達成に總力を傾けておるのであります。從つて、炭鑛の國家管理問題も又、最も重要にして喫緊なる課題として、周到なる檢計を加え、以て國家百年の大計を誤らんようにせねばなりません。
これはまあ事情止むを得ざる点もよく分るのでありますけれども、例えば今日石炭が三千万トンなければならんという國家至上の命令に対して、セメントは殆ど大部分を特別調達廳関係に持つて行かれておる、そしてセメントがないために日本の危機をますます深めておるという事情があるのでありますが、その辺について特別調達廳としては、その資材の配分等について何ら意見を差し挾む余地はないのか。