1948-09-10 第2回国会 参議院 司法委員会資格審査不実記載に関する小委員会 閉会後第5号
○委員長(伊藤修君) 私のお尋ねするのも、あなたが國家社会党に多少とも関係なさつた当時の國家社会主義とか國家社会党の考え方というものをお尋ねしたわけです。ほかの学説は別に……。
○委員長(伊藤修君) 私のお尋ねするのも、あなたが國家社会党に多少とも関係なさつた当時の國家社会主義とか國家社会党の考え方というものをお尋ねしたわけです。ほかの学説は別に……。
○証人(平野力三君) 私は当時これも無産政党の離合集散になるのでありますか、社会民主党を脱退して赤松克麿君の日本國家社会党準備会というものが確かできたと思います。その準備会には若干関係したと思います。日本國家社会党が結成せられる前にその準備会を脱退いたしておりまして、厳密な意味においては日本國家社会党には関係はない、こう考えております。
○証人(平野力三君) これは組合と政党というものは一人の農民がその党員であり組合員であるので、國家社会党というものに私が入つたとすればそれは農民組合が國家社会党を支持したということに完全になると思いますが、先刻申上げました通りにその日本國家社会党というものが結成する前に党共が離脱をいたしておるので、明確に私の所属する農民組合が大会を開いてはつきり日本國家社会党をつくつたという記憶は現在明確に頭にありません
檢事局は、長野市の告発を受理いたしまするや、ただちに中央公職適否審査委員会事務局に請求して、一昨年と昨年の平野氏提出の審査請求書原本を取寄せ、檢事局が戰時中から蒐集保存しておりまする思想運動史の証據資料と対比して調査いたしましたるところ、平野氏は、氏が戰時事中参加して重要な役割を務めたところの右翼的團体、全日本農民組合同盟、國家社会主義学盟、あるいわ國家社会党関係の記載をも省略していることを認めたのであります