1949-02-07 第4回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第1号
このビヴァリッヂ報告書といいますものは、原文は非常に廣大な、あらゆる面に亘つて檢討されたものでありますけれども、大体においてその骨子とするところは、基本的に必要な社会保障の問題、それから特別な場合には、社会保障制度の及ばない國家救済、第三にはそれを補充する意味において、任意保險の制度、この三つの方法でやつて保こう。
このビヴァリッヂ報告書といいますものは、原文は非常に廣大な、あらゆる面に亘つて檢討されたものでありますけれども、大体においてその骨子とするところは、基本的に必要な社会保障の問題、それから特別な場合には、社会保障制度の及ばない國家救済、第三にはそれを補充する意味において、任意保險の制度、この三つの方法でやつて保こう。
かくのごとく疲れ果てた國民に新しい光明を認めさせ、少しでも希望の方向に向けて進むことを得せしむるならば、北村君の言葉は誠に國家救済の至言であると言い得るのでありましようが、事実はどうでありましようか。 今次予算編成に当つての國民生活に対する直接の重圧、さなきだに困窮の極にある國民をして、一日も現状では存続できない最惡の段階に立ち到らしめんとしつつあるかに見えるのであります。