1949-09-22 第5回国会 参議院 文部委員会 閉会後第8号
一方的でなく國家政策として大所より決めるべきで、特殊の会議でなく、國民の輿論により決めるべきだ。それから石上計画課長といたしまして、風景資源が日本の再建の鍵である。國立公園として世界的なものは保存せねばならん。こんなような意見がございます。それから山岡といたしまして、文部省は尾瀬原に一指も染めさせん。
一方的でなく國家政策として大所より決めるべきで、特殊の会議でなく、國民の輿論により決めるべきだ。それから石上計画課長といたしまして、風景資源が日本の再建の鍵である。國立公園として世界的なものは保存せねばならん。こんなような意見がございます。それから山岡といたしまして、文部省は尾瀬原に一指も染めさせん。
○國務大臣(吉田茂君) お話は誠に御尤もなお話で、社会政策としても、亦國家政策としても、お話の社会状態は如何にしても救済しなければならんことと私もお話を承わつて深く同情に堪えません。ただ、今年としてはこの議会に提出した予算は、均衝予算の面から種々の施設において我々も誠に不満足なところがありまするが、將來社会政策として、又政府の國策として十分研究いたします。
今までの鉄道の旅客運賃がどういうふうな地位にあつたかということは、先ほどからもいろいろ述べられておりますが、大体安定帶物資といわれているのは百十倍の倍率を持つておりますけれども、旅客運賃は大体五十六、七倍とかいうふうなことでありまして、これは要するに基礎物資と同じく、これらの重要な経済要素は、インフレを防止するために、なるべく低位に維持して行こうという國家政策の今までの犠牲と申しますか、そういう面が
而も母子の問題の中においても、戰後において発生いたしました戰爭未亡人、或いは戰災未亡人、引揚未亡人、これらの人々は戰前のいわゆる寡婦と違いまして、國家的な強権の下に或いは戰地に引張られて行き、或いは又一つの國家政策といいますか、その破綻の上から外地を引揚げて來る。
それから又これは当面及び將來に亘つての問題ですが、結局電力の有効消費という面からいつて、現在のような送電では非常にロスがあるわけですから、そういう意味からも亦中國、九州、或いは関東関西等の、むしろ電力の供給力に対して工場設備が過剩になつているというようなものを、むしろ將來大きな電源地帶の東北地方へ誘致移転するというような今後の國家政策もとつてほしい、その面からも電力料金を少くとも大口電力需要については
併しながら、大きな日本の経済問題といたしましての不況対策というものが取上げられるときに、それは又別に考えられることがあるのではないかということを私は考えておりまして、独占禁止法と又離れて別に國家政策としての問題ではないかと思つております。
○委員長(佐々木良作君) ちよつと説明の途中ですが、國家政策的と言いますか、國家経済の段階で、この電源開発ができるかできないかという問題でなくて、おのおのの今の一元化社、或いは株式会社論、或いは公團の立場、或いは完全なブロックに切られた立場、それで一番合理的な電源開発が、合理的というか、最も経済的にして最もよい、急速の解決ができるかどうかという点に集中して一つ……その資金がうまく出て來るか出て來ないかとか
——なお一言申し上げておきますが、農林省で言う六千万石というのは、百分の一に計算して百年経てば木は成長する、そいうような、ごく科学的な、狭義な解釈でありますけれども、しかし日本の國家政策といたしましては、相当程度伐つてもよいと思うのであります。
何ら國家といたしましては、協同組合を、國家政策の具にしようという考えはないわけであります。從つてまた國家的な仕事についての責任を負わるせということも考えていないのであります。と同時に、しからば放つておくのかというと、それはなし得る限りの援助をいたしますが、全體といたしましては、助成金というようなことはなかなか財政上むずかしくなつております。