1949-04-21 第5回国会 参議院 運輸委員会 第7号
○國務大臣(大屋晋三君) 只今の御指摘の点は正にそういう姿になつておるのでありまして、そこが何故さような影に置いて置くかというと、長い間のつまり國有鉄道の経営の公共性、國家性というような点で、國の一般財政から成るべく貨物運賃も安くして、旅客運賃は少し率が異なりますが、旅客運賃も安くして、而も普通の企業であればコストを割つて商品を賣るなんぞということは、或る特殊の場合以外にないのでありますが、そこがいわゆる
○國務大臣(大屋晋三君) 只今の御指摘の点は正にそういう姿になつておるのでありまして、そこが何故さような影に置いて置くかというと、長い間のつまり國有鉄道の経営の公共性、國家性というような点で、國の一般財政から成るべく貨物運賃も安くして、旅客運賃は少し率が異なりますが、旅客運賃も安くして、而も普通の企業であればコストを割つて商品を賣るなんぞということは、或る特殊の場合以外にないのでありますが、そこがいわゆる
ただ事業の國家性に基いて、役職員の兼務を制限し、秘密保持の義務、降職及び免職、休職、懲戒等については、公務員と大体同樣の取扱いを受け、その労働関係については一般民間の企業とは異なり、爭議権などを認められないなどの特別の制約を受けておる。こういうことになつております。またその経理関係についても、先ほど專賣局長官から申し上げましたように、当分の間公社は國の行政機関とみなされる。
また國家性を持つている。從つてその職員は公務員ではありませんけれども、職員ではありませんけれども、職員の地位はいわば準公務員ともいうべきものと思いますので、憲法二十八條の團体交渉をする権利についても、これに対しまして憲法十二條のいわゆる公共の福祉というわくをかぶせることによつて、國家公務員に準じて制限を加えることはどうもやむを得ないことである。こういう見解に立つてこの規定を置いたわけであります。
大体ここに規定をしてありますものは、國家性の濃厚な事務のみでありますが、「次に掲げるような」と申しておりますので、これのみには限定されませんが、このような種類の國の事務を、地方團体は処理することはできない、こういう意味であります。
これは國の出先機關を作ります場合には、すべて國會の承認を要するという原則に對する例外事項が規定をいたしてあるのでありますが、大體この例外事項というのは、非常に國家性の強いもの、若しくは非常に技術的なもので、特に地方團體と地方自治團體との關係を論ずる必要がないものを規定いたしておるのでございますが、この規定と大體筈を合した規定をここに設けておるのでございます。
そういう点から私は現在の資本家経営者の國家性の問題に疑念をもつ。もちろんわれわれも官僚統制には絶対反対を唱えておりますが、むしろ資本家よりも官僚の中に、多くの國家性を強くもつたもの、計画性をもつたもの、その方が今日の危局を救い、日本のためになるのではないか。そこまでつき詰めて考えておるのであります。以上で私の回答にしたいと思います。
先ほど私が申し上げました通りに、政府の現業と行政を二つに區分する、そうして現業は獨立採算制がとれるようにその運營をはかつていきまして、しかる後に十分に公共性、國家性をこれに加味していく。監督の面におきましても、公共性をもつことは申すまでもないことで、公共の福祉に副うべき監督の行き方といたしていかなければならぬのであります。
○片山國務大臣 もちろん私どもは、祖國を再建するために、石炭の國家性、石炭の重要性を心から考えまして、國民全體の協力を仰がなければならないと考えているのあります。事業家の諸君も、今まで苦心をせられ事業を經營せられたその勞苦を、十分に生かしていただきたいと思います。
從つてその目的を執行したる現在においては、適當解體すべきであるかどうかという趣旨なんでございまするが、これが戰時中さような目的で統合されておつても、現在のその企業が國家性の上におきまして非常に效力を發揮してやるという場合、或いは又御趣旨の通りの點もあろうと思うのであります。
そこで鐵道そのものを、獨立採算制を採る根本としては、第一に先ず監督權と企業を別個に考えて行く必要があるんじやなかろうかと思われるのだから、この日本の鐵道全體を先づこの企業體と見て、そうしてそこに國家性を持つ企業體として、合理的經營を考えて行く。これは運輸省内部の一つの企業體である。それから行政面は、これは法制局の關係もありまするが、將來或いは監督と分離しなければならん。
しかしこの公國が、先刻來申し上げておりますように、非常に國家性をもつたところの配給機構である。従來の株主とか、半官半民とか、こういうものできておるところの機関ではないのであります。
しかし抽象的に申し上げますならば、やはりこれらの業について相當精通した人のうち、しかも國家性をもつた適當なる、明るい人物、かような人を選考いたしたいと考えております。
しかし繰返して申し上げております通りに、かような國家性をもつた重要物資を扱うには、やはり國家性をもつた配給機構という思想において行うことが正しい。