1947-11-08 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第34号
なお鹿兒島縣におきましても、こういうような大きな大隅、熊毛總合開發計畫という白書を出しまして、縣廳の中に一課をば置きまして、縣民の總意によつて大隅、熊毛の總合開發をいたしまして、わが國の國土開發の一助にしたいといつて、非常な努力をしておるような次第であります。
なお鹿兒島縣におきましても、こういうような大きな大隅、熊毛總合開發計畫という白書を出しまして、縣廳の中に一課をば置きまして、縣民の總意によつて大隅、熊毛の總合開發をいたしまして、わが國の國土開發の一助にしたいといつて、非常な努力をしておるような次第であります。
もしそれで力が足らないとするならば、私も申しましたし、また千賀委員も言つておられたようでありますが、この際大仕掛な國土開發のために最も貴重な調査資料を蒐集するような、國策的な調査研究機關というものをつくつた方がいいじやないか。これは組織の問題でありますから、そういう組織を置いて、その中で第一どこを先に調査開發するかということは、その調査機關に一任すればいいではないかと私は考えております。
道路も、私は見て參りましたが、この斷崖絶壁の此處が掘れておつて、其處の大きな石も何もみんな飛んでしまつて、全くこれは國土開發ができない。こういうような大きな土木事業が必要なのですが、全くひどい暴威を被つにのであります。これは地方民の力や何かでどうしようもないので、恐らく別に國で設計からあらゆるものをやらなければ餘りに大き過ぎて、地域的の問題としては土木の囘復はできないと見て參つたのであります。