1950-05-01 第7回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 第23号
○國務大臣(高瀬荘太郎君) ですから、その点につきましては、こちらからこの承認を求める場合に、十分御検討お願いいたしたいと思つております。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) ですから、その点につきましては、こちらからこの承認を求める場合に、十分御検討お願いいたしたいと思つております。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 今呼びに来ておるんですがもう五分ぐらいおります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) それでは又来ますから今日はこれで失礼いたします。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) ですからむしろそういう法案のできる前の作る方針等について、予め何かお聞きになつて検討されるということも必要ではあります。けれども本当の御審議はやはり法案ができてその法名に基いて一つ十分に御審議願いたい、こう私は考えておるのであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) どうも私の考えはさつき申上げました通りでありまして、池田大蔵大臣がそういう言明をされたということは、つまりまだ法案のできる前に法案を作る方針を明らかにされたのだろうと思います。これは作つておらなかつたのですから……。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 嘘を言つていいということは無論申しません。まだ未確定なものですから、未確定なものとして御説明を申上げる、こういうわけなんであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 御説のように、確かに新らしい租税体系によりまして、企業に対するいろいろの重大な影響が生じて参ります。物価にも影響があると私も考えております。ただその影響が事業の種類、規模等によつて余程違つておると思うのであります。具体的に業種別、規模別等によつてその影響を私の方はまだはつきり調査がついておりませんので、細かいことは実はお答えができないようなわけであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) ただいまの御決議に対しまして、政府の所見を簡單に申し上げたいと思います。 ラフカデイオ・ハーン先生が残されました不朽の文化的の業績が、わが国文化の世界的認識を非常に深め、またその世界的な価値を非常に高めたという点につきましては、御決議に御指摘になりました通りであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今提案いたしました私立学校法案が可決せられましたことは、文部省の意図しております私立学校発展のために、甚だ喜ばしいことと存じております。つきましては、本委員会におきまして、私立学校行政一般の問題、又本法案運用に関する問題、又将来における必要なる本法案に対する修正の問題、特に私立大学に対する特殊の措置を考慮するという問題、それらについての御意見及び要望がありました。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。国庫の補助は地方の財政でできない部分に対する補助でありますから、法律的に申しますと、非常に苦しい事情でも、地方の財源によつて建築が完成できたものに対しては補助できないのであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。官庁方面等への就職は御承知のように最近はすべて人事院を通してすべての官庁に就職するということになつておりまして、皆試験を受けましたりいろいろな手続が要るわけであります。従いまして今お話のありましたような点につきましては、人事院とよく相談をいたしましてできるだけ世話をするというようなことにいたして行きたいと思つております。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。今の点は予算を決定いたしまする場合に、文部省と大蔵省、地財とよく協議をいたしましてはつきり決定をするわけであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 私は、少し意見がその点は違いまして、あれだけのはつきりした事件であつて、輿論といたしましても、何人もこれを認めるようなことはなかろうと思います。はつきりああいう行動というものは甚だ好ましくない、殊に教育委員たる身分のある者があんなことをすべきでないということは、何人もはつきり認めておるところでありまして、その点曖昧なことはないじやないかと思います。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 教員の問題にいたしましても、教員の好ましからざる行動等がありました場合に、直接文部省が辞めろなんと言うことはございません。やはりその学校当局が十分愼重に処置されるのが原則であります。今度のような問題にいたしましても、やはり教育委員会が自発的にやるべきでありますし、又教育委員の退職についてはそれぞれ規定もあることでありますから、それによるべきであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) それは先程申上げた通りであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。 湯川博士がノーベル賞を受けられたということにつきましては、只今お話がありましたように、学界は勿論国民挙げて感激しておるところであります。文部省といたしましても、早速新聞に文部大臣としての談話を述べまして出たものと出ない新聞とありましたが、出たものもあります。それから早速祝電を湯川博士宛に送りまして、国民的な感謝の意を表しました。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の点でありますけれども、決して文部省はそういう偏頗な考えを持つておるというつもりはありません。学生の処罰に関する規則の問題でありますが、これは私共から考えますと規則に欠陷がどうもあるという考えからやつたものでありまして、そういう点につきましての学校当局の方々の意見も聽きまして、そうして文部省が勝手に独断でそういうことをやつたというわけではありません。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今のお話でありますと、現在起つておりますいろいろな事件が当然に不当であるというふうに考えになつてのお話のようでありますけれども、文部省といたしましては先程から申しますように、やはり大学の人事につきましては大学の自治に任すというのが原則であります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) いろいろの問題が起きて、そうしてそれが人事院でも誤つた判断であるというようなことがはつきりし、一般輿論においてもそれが当然であるというようなことになる、そういうことが余りに頻繁に起きて、学界教育界が混乱せしめられるという場合なれば、これはやはり文部省としても考えざるを得ない、こう考えております。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 私の考えは、出血を出さないようにしたいということはちつとも変つていない。その点ははつきりいたします。できるだけその線に沿つて努力すると、こう申上げるだけです。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 私の考えはさつき申したようで、できるだけ出すようにしたいということは勿論であります。ですから只今のような点も無論考えながら、今後もはつきりできるだけやりたいと思ついおります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) いろいろ推定の違つた点もありますので、その点を補正予算等で何とかしなければならないと文部省も考えて、今努力をいたしております。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御質問について私からちよつと補足をいたして置きたいと思います。この委員会で岩間委員から國会の審議権を拘束するかというような御質問があつた際に、私は拘束しないとはつきりお答えしてあります。ではなぜ衆議院で以て修正する場合に多少疑問のあるようなことが起きたのかと申しますと、これは修正をなさる場合に現在の日本の置かれた状況から申しますとOKが必要なわけであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 細かい法制的なことは私は存じませんが、併しこれができるにつきましては、総理大臣から発言があつて内閣で以てそれじや作ろうと、そうして委員を任命しよう、内閣が委員を任命するとこういう形になります。ですから全然プライヴェートなものではないという恰好のものです。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。本年度の教育予算が非常に削減された結果といたしまして、教育上各種の支障を生じているということについての文部大臣の所感はどうか、こういうお尋ねであつたと思います。(「交渉中はどうした」と呼ぶ者あり)確かに予算が不足いたしますと、教育上当然十分の効果を挙げ得ないことは事実でありますし、いろいろと支障が起きることも事実であります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。文部省の最初の原案の中に、設置委員会に掛けて確定してなかつた点につきまして、あとから設置委員会に諮問した、こういう点だろうと思います。そういう事実は確にありましたが、決して國会の御要求によつてやつたわけではありません、文部省が自発的にやつたわけであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 昨日詳しく御説明があつたそうですから、成るべくなら一つ、同じ質問は同じ委員会では繰返して頂きたくないと思います。併しお答えをいたします。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今のお話しはつきりいたしませんが、無論文部省原案は初め出した通りであります。併し御承知のように、各地の新制大学設置につきましては、地元と協議をして、原案を作ることになつておるわけであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。元來高等学校教育の中には職業教育は当然含まれるものであります。ですから必ずしもこれを入れなくても含まれるわけでありますけれども、ややもすると職業教育というものが非常に軽視され、無視される嫌いがあるというようなところから、これを明らかに入つているんだという意味を現わして置く方がよかろう、こういうことでできたのであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。今の御質問は大学教育を指しておいでになるわけでありましようか。高等学校、中等学校教育以外の学校という場合は、大学教育においても職業教育は含まれているのかという、こういう御質問でありましようか。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 高等学校教育というものをも今度の新らしい制度から申しますと、職業的教育が非常に重要視されておるものでありますから、ですから当然含まれているものと考えております。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御質問の問題は、実はこの法案だけではありませんで、裁判所の場合でも、警察官の場合でも、制限がおかれておるのでありまして、一般的に基本的人権を排除するというわけではありませんで、特に必要のある場合に制限が加えられるという解釈であります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 間に合わないと何にもならないということになりますから、間に合わせるという方針で極力やつております。 —————————————
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 了承しました。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。只今御質問の問題につきましては、かねて参議院の文部委員会におきまして河野議員から御質問のあつたところであります。
〔國務大臣高瀬荘太郎君登壇〕
○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。第一点は、終戰後賭博行爲が非常に盛んになつて來ております。社会的に一應これが少年兒童に対して惡い影響を與えるんじやないか。それについてどういうことを文部省は考えておるか。こういう御質問だと思います。無論終戰後のいろいろ人心の頽廃とか、道義の低下というような事柄も関連いたしまして、自然賭博等も又盛んに行われるようになつて來たと考えます。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 私が先程申しました競馬及び競馬と関連いたします勝馬投票券によるプラスの面ということについてのお尋ねでありますが、それについては、今板野さんがおつしやいました財政上の收入というものも一つの面であります。それからその外、やはり先程板野委員がおつしやいましたスポーツとしての競馬というようなものを盛んにして行くについては、一つの手段にはなるだろうと私は考えております。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今スポーツ振興に関しまして重要な御決議ありましたが、その趣旨につきましては政府としても全く同感の次第であります。スポーツの振興が、最近著く低下して参りました我が國民体位の回復向上のために、又健全にして明朗豁達な國民精神の振興のために、極めて重要なことでありますことは、政府としても十分に承知しておりますところであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) 文部省の行政整理について御説明申上げます。本省につきましては三割整理の原則が適用されたわけでありますが、この本省のうちで統計職員は二割、それから教育施設局出張所技術職員は二割、こういう例外が認められておるのであります。
○國務大臣(高瀬荘太郎君) ただいまの御決議に対しましては、政府としてまつたく同感でありまして、全面的に賛意を表する次第であります。 スポーツの振興が単に國民の体位向上の見地から必要であるばかりでなく、新日本再建のために、あらゆる方向からきわめて重要でありますことは、御決議に示された通りであります。
〔國務大臣高瀬荘太郎君登壇〕