1948-02-03 第2回国会 参議院 本会議 第10号
○國務大臣(波多野鼎君) 三十日の本会議における岡元さんの御質問に対して、農林関係の問題についての御答弁を申上げます。 岡元さんの御質問は、農地改革関係法律によつて引揚者は不在地主として土地を買収されるが、引揚者に対してはその要求通り、小作地の引上げを認めるよう法律を改正する意思はないかという趣旨の御質問でございました。
○國務大臣(波多野鼎君) 三十日の本会議における岡元さんの御質問に対して、農林関係の問題についての御答弁を申上げます。 岡元さんの御質問は、農地改革関係法律によつて引揚者は不在地主として土地を買収されるが、引揚者に対してはその要求通り、小作地の引上げを認めるよう法律を改正する意思はないかという趣旨の御質問でございました。
○國務大臣(波多野鼎君) 長い間、財政及び金融委員会の理事を勤めさして頂いておりましたが、甚だ十分その職責を盡し得なかつたことを残念に思つております。今回図らずも農林大臣の職を引受けざるを得なくなりまして、そちらの方に参りましたために、理事の職責は盡し得ないことになりましたので、この際辞任させて頂くことを申入れておきまして、皆様方の御了承を得ましたことを厚く御礼申上げます。
○國務大臣(波多野鼎君) それはあなたのお話を誤解しておりました。農林水産の金融の問題と考えております。今の尾形さんのお話は、これは私本当に初耳で、安本の方と連絡いたしまして、この点についての、対策はすぐ講じて頂くようにいたします。
○國務大臣(波多野鼎君) いや打つ手がないのではありません。今具体的に発表するまでに行きませんですがね。もう早急に出ますから……。
○國務大臣(波多野鼎君) 安本の方にそういう点は連絡しまして、十分研究させます。
○國務大臣(波多野鼎君) 私に対する御質問は、割当の性格の問題でございました。割当供出は、これは日本政府が責任をもつて行つたものでありまして、決して他の國あるいは他の人に対する供出をお願いしておるわけではなくして、日本民族の生活のために供出をお願いしておるものであるという点を御了承を願います。
〔國務大臣波多野鼎君登壇〕
〔國務大臣波多野鼎君登壇〕
○國務大臣(波多野鼎君) 深川議員の御質問にお答えいたします。 第一の点は一〇〇%供出後の米について自由販賣の制度を認める意思はないかという点であつたと思いますが、この問題に関しましては昨年八月に閣議の決定がございまして、超過供出後の米と雖も自由販賣はしないという方針を確立したのでありまして、その方針は現在においても聊かも変化いたしておりません。
○國務大臣(波多野鼎君) 前之園議員の御質問に対しまして御答弁を申上げます。増産による自給の方策はどうであるかという御質問でございました。
○國務大臣(波多野鼎君) 木村君の御質問に対してお答えいたします。戰時公債の問題、これは御承知のように、戰時補償の打切の問題と同時に処理せらるべき問題であつたと存じます。それが処理されないままに今日残つて参つております。
○國務大臣(波多野鼎君) 田中議員の御質問に対してお答えいたします。 農産物價格の逓増制を採用する考えはないかという御質問であります。農産物の生産者者價格を適正に定めていくことは、農民諸君の供出意欲を指摘する上におきまして、きわめて適切なる方策であることは、お説の通りであります。
○國務大臣(波多野鼎君) わが國現下の困難なる食糧事情解決のために、これまでなみなみならぬ御好意をいただきました連合軍最高司令部は、今回一月分といたしまして、十二万五千三トンという大量の輸入食料の配給を許可せられ、本日その旨発表せられました。(拍手)私は、本議場を通じてこのことを國民諸君に御報告するとともに、連合國最高司令部の御好意に対し、ともどもに深き感謝の意を表したいと存じます。
〔國務大臣波多野鼎君登壇〕