1949-05-23 第5回国会 参議院 内閣委員会 第18号
○堀眞琴君 併し單一爲替レートの設定によりまして、その輸入品と國内物價との調整は当然私は行わなければならんだろうと思う。そういう面において新らしい仕事が殖えるから、それに対して関連する仕事が殖えて來ておると思う。そういう面から見ますと、仕事の量は確かに殖えておるという工合に申上げなければならん。
○堀眞琴君 併し單一爲替レートの設定によりまして、その輸入品と國内物價との調整は当然私は行わなければならんだろうと思う。そういう面において新らしい仕事が殖えるから、それに対して関連する仕事が殖えて來ておると思う。そういう面から見ますと、仕事の量は確かに殖えておるという工合に申上げなければならん。
中にあります單一為替レート設定に関連いたしまして、國内米價と國際米價との関係をいかに調整するかというお話でありますが、この点は非常にむずかしい、いろいろの角度から考えなければならない、非常に困難な問題であるのでありまするが、一應考えられますことは、現在のわが國の米價は、いわゆるパリテイー計算によつて農家の購入いたしまする鉱工業品の債権の値上り別にパリティーをとつて引上げられております関係上、一應國内物價
またこれがないといたしまして、この輸入補給金は不変であるということになつたといたしますならば、その場合のやり方は、日本の國内物價に影響する都合いいというものをにらみ合せまして、軽度のものはこれをはずすなり、あるいは率をかえるなりいたしまして、食糧その他の重要なものはこれを動かさないという方針をとるよりほかはないと思います。
経済九原則の実施によりまして、近く單一爲替レートの設定があり、國内物價の國際物價への鞘寄せが行われることになりまして、我が國経済もいよいよ世界経済の一環として運営せらるることになりましたが、この際我が國貿易の根本方針について、即ちあり方について稻垣商工大臣の所信を伺つて置くことは、極めて緊要と存ずるのであります。
次に現段階における物價政策についてでありますが、その重点は、前述のごとき財政金融の強い健全化方策に対應いたしまして、物價の低位安定を期するにあり、更に單一レートの設定を契機とする國際経済への参加を目睫の間に控えまして、國内物價の國際物價への鞘寄せを図るにあるのでありまして、これを起点として均衡ある経済の安定を進めて参る所存であります。
次に、現段階における物價改策についてでありますが、その重点は、前述のごとき財政金融の強い健全化方策に対應いたしまして物價の低位安定を期するにありまして、さらに單一レートの設定を契機とする國際経済への参加を目捷の間に控えて國内物價の國際物價へのさや寄せをはかるにあるのでありまして、これを起点として均衡ある経済の安定を進めて参る所存であります。
そうして國際経済参加のため、企業の合理化、國内物價水準の安定等の要請に應うるとともに、レート維持の可能性につき内外の信用を保持するに足る水準とすべきである。
本來ならば、為替レートというような問題は、その辺におられるお方は御存じのない方もあるかもしれませんが、國内物價の反映であつて、これを外國の援助によつて設定するいうことは、その國としてはきわめて恥辱とすべき事項であります。
しかしながら、新たに単一為替レートの設定ということが起ります以上、今後におきまして、物價政策におきましても、ただ単に國内物價の関係だげでこれを規制することはできず、今後におきましてほ、國際物價に國内物價をさや合せをするというようなこと及び國際物價にのつとつて行われる國内物價の問題は、当然にこれを維持するために、あらゆる面において、企業の合理化と生産コストの低下に向つて、すべて企業の合理化、健全化のあらゆる
又低率な商品の産業はレートの引上げを希望いたしまするが、大幅に引上げられれば、國内物價体系に変動を來すと思うのであります。輸入品についても亦同一理由により、業種によつて非常な不公平を生じ、常に業者間の摩擦が絶えないと思うのであります。このでこぼこを調整して一本に引きならそうということは決して容易なことではないと思います。
從いましてさような場合におきましては、これらのものに限りましてある暫定の期間を区切りまして、國内物價にある種の補助を與えまして、それを調整をする必要があろうかと考えている次第でございます。
この為替レートのきめ方につきましては、いつどういう形で率がきまり、いつから実施されるか、わかりませんが、このきめ方いかんによつては、かなり國内物價に影響し、國内の米價に影響し、從つてそれの生産に必要な諸資材の價格がこれに関連いたしますために、場合によつては、輸入米と内地米との價格差によつて、圧迫を受けるというようなことが起らぬとも限らぬと思います。
それではこの中でうたつている「為替レートの一本建を目標として、國内物價の均衡と企業合理化を促進する」この内容を一ぺん御説明願いたい。
すなわち國際経済政策にマツチする経済政策の立案は、國内物價体系の樹立とともに、わが國経済再建には貿易振興にまつところ多いと思われます。この観点によりまして、わが國の貿易方針は今後いかなる点におくべきかを、実態把握と所管官廳の所見を対照調査しまして、貿易振興の具体案並びに日本貿易のあるべき姿を十分に認識し、確固たる國策を樹立しなければならないというのが趣旨であります。
併し只今他の政府委員から申上げましたような、國際物價と國内物價との開きが必ずしもないというわけではありませんが、一挙にこれを同じレベルに持つて行きますということは、國内の経済に対しまして非常に大きな影響を與える点もありますので、現在といたしましては、この輸入物資は大体原則といたしまして、國内の同種のものの生産者價格を以て輸入物資の拂下代金といたしております。
貿易資金特別会計の関係からいたしますと、現在におきましては、御承知のように、國際物價と國内物價との間の開きが相当ございまして、そのために輸出の方は、円でみますと、割合に割高になつておりますし、輸入の方は割安になつております。
これは今日における國際貿易の特質から來るのでございましようけれども、当然その國内物價よりも高い物價で買入れることになりますからそれだけが結局貿易資金特別会計の赤字となつて國民生活に重圧を加えるということになります。入つて來ることに対する信頼が持てないのと、入つて來た結果が只で入つて來るのではない。
そうして、とどのつまりは國内物價の水準をば國際物價の水準に均衡せしめていく、でき得る限り統制経済を撤廃して自由経済に復帰する、最後に單一為替レートを確立する、やむを得ざるものにおいてのみ複数レートあるいは補助制度による、こういうことが、大体このたび意図しておられることのようでありまするが、これがはたして実行せられ得る根拠があるかどうか、経済上さような根拠がありやなきや、私どもば、実はこの予算がはたして
今油井委員よりお申出になりましたことね我々も痛感しておりまして、そういつた制度を何とか早く促進するように、國内物價體系を紊さん範囲内において、輸出物價の決定を貿易廳が自主的にやり得るような途が開けば、これは非常によいと考えております。尚これは重大問題でありますので、よく當局間におきまして議を纏めたいと思います。
そこで國内物價と國際物價との間には、なお相當の懸隔があるのでありまして、その高低を調べるということも相當骨の折れる仕事でございます。しかしある種の物資その他については、それが考えられるのでありますから、適當な機會にその調べておるところをまとめさして、あらためて發表もいたしたい、こう考えておる次第であります。
從いまして國内物價は大體各企業の現在の現状を認めまして、その上で原價計算をやりまして、それで價格をつけておる、こういう次第でございます。そこで今御指摘の通り、ここに國際貿易の關係が開かれて來まして、その方面と直接商品の流通が行われるということになりますると、まあ相當その間に大きな調整を要するという問題が出て來ると思うのでございます。
國内物價、いわゆる價格體系の中に貿易品を織り込んで行くということそれ自身が非常に困難な政策になるし、若しその間に價格差を政府が國内物價を操作する上において何らか考慮せねばならんということであれば、そこにいわゆる價格差の平衡資金というような考えまで起つて來なければならないのであるが、今すでに民間貿易も再開されて、爲替も頻りに論議されておるわけであるが、輸入品と輸出品のドルの爲替も、これも又まちまちになつてしまうということであれば
すまでもなく、為替の取引というものは全然ないのでありまして、従つて為替のレートはございませんが、今度のバイヤーの方々の來られての不平は、價格が自分らの考えできめられないということが非常な不満の點であるようでありまして、この點については、バイヤーと日本の業者との間の取引を促進するという見地だけから申せば、そういうものをただちに設定することの方が便宜であるのでありますが、一面このレートのきめ方は、日本の國内物價並