1949-04-13 第5回国会 参議院 予算委員会 第11号
それからもう一つの御質問の重点でありました、アメリカの援助資金を以て貿易その他の復興面の拡充によつてこれを解決していつたらどうかという問題があるわけでありまして、あの資金を御承知のように、公債、國債等を支拂つて、それからあとの残りは建設的な面に向けるということになつておりまして、恐らく貿易及びそれに附随する積極的な再建事業というものは、優先的にあの資金の対象として取扱われるだろうと政府も見ております
それからもう一つの御質問の重点でありました、アメリカの援助資金を以て貿易その他の復興面の拡充によつてこれを解決していつたらどうかという問題があるわけでありまして、あの資金を御承知のように、公債、國債等を支拂つて、それからあとの残りは建設的な面に向けるということになつておりまして、恐らく貿易及びそれに附随する積極的な再建事業というものは、優先的にあの資金の対象として取扱われるだろうと政府も見ております
その次には先程申上げました國の財政から一般金融機関に対して償還される、或いは一般金融機関の持つております國債等の買上げ、或いは復金債の買入れという影において、國の財政から一般金融機関に還流して來る資金と、更にこのアメリカ援助見返り勘定から、若し國の國債が償還され、或いは見返り勘定によつて一般金融機関の保有する國債等が買上げられるならば、この見返り勘定から金融機関に還流して來る資金、そういう要するに國家債務
即ち從來米國からの援助は、極めて曖昧な姿で輸出入物資に対する実質上の價格差補給金などに漫然使用せられておつたのでありますが、今後はこれを内外に明確にし、経済再建に必要なる方面に対する長期資金の供給、國債等の償還に活用して、市中金融の緩和に資したいと存じます。
すなわち、從來米國からの援助はきわめてあいまいな姿で、輸出入物資に対する実質上の價格差補給金などに漫然使用せられていたのでありますが、今後はこれを内外に明確にし、経済再建に必要なる方面に対する長期資金の供給、國債等の償還に活用して、市中金融の緩和に資したいと存じます。
そういう取扱の差異の生じます根本的に考え方の相違は、現物が外地にあります場合に、更に内地において同種類のものを再発行するという処置をとりますと、権利関係が非常に將來錯綜した関係を発生する、と申しますのは、向うで終戰後、例えば中國政府なら中國政府が、日本人の持つております國債等を取上げた、その取上げた意図は、どういう取扱をする意図かは分りませんが、日本にその國債に基く権利を主張して來るというような場合
又一面現在の預金部の運用の利廻りが、相当多額の國債等を持つておる関係上、利廻りは相当低いのであります。これらの点を何とか改善をいたして参りたい。これに携つております職員の、これは御承知のように郵便関係の方でこの事務はやつておりますが、その能率を挙げて貰うこと等も十分逓信省とも相談いたしておりますが、人件費の増嵩は止むを得ないということになつておりまして、四十五億の厖大な繰入超過となつております。
それからその起債につきましても起債の條件でありますが、これも市場消化ということになりますれば、國債等も相當短期になつておりますので、從つて期限等が短かいのでございます。預金部といたしましては預金部資金本來の性質をも考えますけれども、一方においてはやはり六・三制の實施という大事な點をも考えまして、相當長期にこれを貸付けるような方法をとりたいと思うのであります。
それから國債等の一部の評價益が二億五千万円程度ございます。それから第二封鎖預金は、郵便貯金その他についても同じく適用されておることと思いますが、その第二封鎖預金額が約四億ございます。合計いたしまして約二十九億の填補は預金部自体としても可能となつて参るわけでございます。それで残りましたところの差額の約二十四億円が正味の損失ということになるわけでございます。