1983-10-04 第100回国会 衆議院 外務委員会 第1号
そしてまた、その前段では「我々は、全人類に計り知れない惨禍をもたらした第二次大戦の後、戦争の惨害から将来の世代を救い、国際の平和と安全を維持するため力を合わせるという国際連合発足の原点に立ちかえりこういうことを大臣は言っておられる。私も感覚としてはわかります。しかし実態はどうなのか。山田国連局長、これはどういう意味なのか、原点に返るというのは具体的にはどういうことなのか。
そしてまた、その前段では「我々は、全人類に計り知れない惨禍をもたらした第二次大戦の後、戦争の惨害から将来の世代を救い、国際の平和と安全を維持するため力を合わせるという国際連合発足の原点に立ちかえりこういうことを大臣は言っておられる。私も感覚としてはわかります。しかし実態はどうなのか。山田国連局長、これはどういう意味なのか、原点に返るというのは具体的にはどういうことなのか。
国際連合発足以来今日までの間において、ソ連が拒否権を行使すること実に五十数回に及び、世界平和と安全を確保せんとする国際連合の機能は、ソ連の理不尽きわまる横車によつて、常に甚大なる支障を来しておることは、世界周知のところであります。
あるいは国際連合発足以来の共産陣営の地域的とりきめは、第五十一條には言及していませんが、先回申し上げました全米の相互條約、あるいはブラツセル五箇国條約、北大西洋條約というようなものは、やはり第五十一條にも言及しているのであります。