1969-04-22 第61回国会 参議院 大蔵委員会 第12号
○渡辺武君 あなた、いみじくも事実問題と言われましたけれども、しかし、このSDR協定、国際通貨協定の条文を精細に読めば読むほど——それは、事実過程においては、片方にはフランスを先頭とするEECなどがあって、そして八五%の表決でなければ主要な問題については決定できないということになっておりますから、事実関係においてはいろいろ困難はあるだろうと思う。
○渡辺武君 あなた、いみじくも事実問題と言われましたけれども、しかし、このSDR協定、国際通貨協定の条文を精細に読めば読むほど——それは、事実過程においては、片方にはフランスを先頭とするEECなどがあって、そして八五%の表決でなければ主要な問題については決定できないということになっておりますから、事実関係においてはいろいろ困難はあるだろうと思う。
それでなかったら南北問題も片づかないし、国際通貨協定自体も、これはほんとうにいまはピンチですよ。SDRといったって、これが根本的解決でないことはあなたもわかっているでしょう。それくらいにしておきましょう。 次に、日本の貿易を妨げるものとして、アメリカの輸入制限と輸入課徴金の問題があります。
日本は国際通貨協定に加入をした。ない金を負担して出資している。まずお伺いいたしたいことは、これらによつていわゆる世界銀行というものが、われわれが出資している割にどれだけ日本に援助をしてくれるのか、金を出してくれるのかということです。私はこのブレトン・ウツズの通貨協定などはアメリカの世界的なドル制覇の目的にすぎないと思つておりますが、しかしともかくそれにお入りになつたのである。
しかし為替をいじるということは国際的に非常に不信を高めることになると思いますし、近く予想される国際通貨協定への参加等の問題もありますので、むしろこの為替を柱にして、この中において骨を折るのだ、協力して行くのだというふうに考えなければならぬと思います。また政府もその線で努力するつもりでおります。
只今国会に外国為替及び外国貿易管理法案というのが目下審議中でありますが、これはいわゆるローガン構想に基いて今後日本の貿易を活溌にして行く、それについては大体為替の割当というものを中心にしまして、あとは貿易を非常に自由にして行くこういう構想である、而もこの法案は大体国際通貨協定ですね。