1954-09-22 第19回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第5号
併し日本がこの問題を国際司法裁判所に提起して、如何なる決定があるにせよ、その公平な各国の権威ある裁判官を以て構成されておりますこの国際司法裁判所の裁定に服するという、何と申しますか、公正なる態度を表明したにかかわらず、韓国がこれを拒否したという場合は、やはりこれが国際輿論に与えます影響というものは無視することのできないものがあろうと思つておるのでありまして、最終的な結末を司法的に片付け得ないということは
併し日本がこの問題を国際司法裁判所に提起して、如何なる決定があるにせよ、その公平な各国の権威ある裁判官を以て構成されておりますこの国際司法裁判所の裁定に服するという、何と申しますか、公正なる態度を表明したにかかわらず、韓国がこれを拒否したという場合は、やはりこれが国際輿論に与えます影響というものは無視することのできないものがあろうと思つておるのでありまして、最終的な結末を司法的に片付け得ないということは
ただこの問題は何分にもソ連の方が実力を行使して領土権を侵害しておるような関係もございますので、従来とも国際輿論に訴え、また友好国のあつせんを頼むというようなやり方はして参りましたけれども、実際の効果は収めてない。
○小滝政府委員 御説の通りでありまして、国際輿論に訴えることは非常に必要で、われわれといたしましてもすでに在外各公館へ「朝鮮事変と日本漁業」という冊子は配つておりますし、また毎週外務省の方では各公館へいろいろな重要事項を通報いたしております。
○福田(篤)委員 この問題はやはり国民としても非常に大きな問題ですが、今の蒋介石ライン、それから前からの李承晩ライン、さらに大陸だなのアラフラ海問題、これは政務次官もよく御存じのはずでありますが、かつての満州事変当時からの中国、昔の中華民国の宣伝、国際輿論に対する働きかけというものが実にうまかつたことは御承知の通りであります。日本はこれによつてどのくらい損したかわからぬ。
カナダ、アメリカ、或いは韓国、濠州というような諸国と交渉して参りましたが、不幸にして韓国との関係は、日本の公正なる主張が認められないで、デツド・ロツクの状態でありまするし、濠州との関係においても、友好的な話合いをして参りましたけれども、主張が非常に相違いたしておりますので、濠州については国際司法裁判所に訴えるという措置をとろうとしておるのでありまして、あらゆる方法によつて、直接交渉により、或いは国際輿論
○加藤(勘)委員 その問題でありますが、国際輿論を高めてこれが実現ができるようにしなければならぬという点でありまして、これは私も外務大臣と同様同感であります。問題は、いかにしてこれを実現するか、この点にあると思うのであります。現在新聞紙の伝うるところによりますれば、アメリカはソビエトに向つて原子力の平和利用に関しての提案を一つやつておる。
ただそのことについて別個の考えがある、さらに国際的な輿論を喚起するという意味におきましては、主要国、特に安保理事会の理事国またはさらに原子力に関して最も重大なる関心を持っておるカナダ、指導的立場をとっておるカナダというようなところに通報するということも、国際輿論を喚起する上に有効でありましようし、さらにまたパブリツク・リレーシヨンズの点については十分留意いたしたいと考えております。
特定国に対して、ある領土で行つておることを、すぐ権利とか、あるいはある特定の法律違反というようなことで申し入れるというよりも、国際輿論に訴えるということが最も有効であろうと存じますので、先ほども申しましたように、今度の事件は非常に不幸であつたけれども、国際平和に役立つものがありはしないかということを申し上げたのであります。
今日国際輿論は非常にかわつておりますが、なお少数ながら日本の軍国主義復活等の杞憂を抱く向きがごく一部にありますので、それらに対しまして、この自衛力増強ということは、決して再び軍国主義を目的とする防衛力の増強にはならないということを、安保条約の前文を引くことによつて明らかにしたわけでございます。
政治的には国際輿論に訴え、いろいろ関係国に通報して、そうした事態を十分認識させる努力をいたしております。が併し経済的の措置というものも勿論考えられないことはございません。
こういうような意味におきまして、単に赤十字のみならず、政府筋が、政府の力を百パーセントに使われて、国内的輿論を起し、あるいは国際機関の利用、その他国際輿論を起す方法について、いろいろの措置を講ぜられることによりまして、われわれの仕事が一層円滑に行くのではないかと思うのでございます。 ソ連赤十字のわれわれに対する態度がきわめて友好的であつたということは、これは単に待遇のみではありません。
ありませんが、これは国際輿論にも関連することでありまするから、従来ともに関係すべき政府には、この状況はよく説明しております。董大使にも説明はいたしております。
われわれとしては、やはりこれは国際輿論を動かして行くよりほかしかたがないと思つております。突破するといつても、ソ連の拒否権をどうやつて突破するかという問題になるので、これはしばらく時間がかかるたろうと私は思つております。
いずれにしましても、政府としては、この二つの問題の緊急性に鑑み、直接又は間接の方法及びその他国際輿論に訴うる等、当面あらゆる手段を尽して、その解決に努力を傾注いたしておるのであります。 次に、米国の相互安全保障法、いわゆるMSAに基く援助については、その後も引続き交渉を続けております。
いずれにしましても、政府としては、この二つの問題の緊急性にかんがみ、直接または間接の方法及びその他国際輿論に訴うる等、当面あらゆる手段を尽して、その解決に努力を傾注いたしておるのであります。 第三に、米国の相互安全保障法、いわゆるMSAに基く援助につきましては、その後も引続き交渉を続けております。
のみならず、それを促進せしめますためには、国際輿論または第三国というものを中に立てて、これを利用するといつては語弊がありますが、活用することも考えなければならない。その場合に当然アメリカが出て来るわけですが、こういうアメリカの態度に対して非常な疑問を持つわけでございます。
どうすればいいかというあとの御質問でございますけれども、これは国際会議でございますので、やはり双方の歩み寄りということが解決のかぎでございまして、かりに韓国が考えておると想像されますように、自分の言うことだけが正しいのであつて、日本の言うことは正しくないのだ、従つて日本が全部譲歩すべきであるということであれば、とうてい結末が得られないと存じますので、これはそういう考え方は韓国にとりましても不利益でありましようし、また国際輿論
いずれこれは国際輿論に訴えるべき性質のものであるが、それだけで済ますというわけにも行きません。ほかの方法も直接間接にとらなければいけないと思います。
勿論でありますので、例えて申しますと、韓国側の漁業という問題に対するいわゆる李承晩宣言というものは、甚だけしからんものである、国際法の原則から言つても不当なものであるということに、これは少し今までの日本側の宣伝がまだ徹底できないのじやないかと思いますので、利害関係の直接ない国はそんなに不当なものであるということを考えてないのじやないかと思われますので、これはまあアメリカは勿論でありますけれども、国際輿論
同時に国際輿論というものもありまして、これも考えようによつては非常に重要であります。あるいは国際連合あるいは国際司法裁判所、いろいろの公的な機関もあるのであります。また朝鮮には国際連合軍が行つておりまして、その国際連合軍の日本における問題につきましても、昨日刑事裁判権については、円満な解決ができたような次第でありますので、この方面におきましてもいろいろ折衝の余地はあろうかと考えております。
○岡崎国務大臣 それから志賀君のお話の中の、国際輿論を起すという点は、私非常に同感でありますので、この点は十分努力いたします。 今の穗積君のお尋ねでありますが、韓国の言うことは、実は私の立場でこういう率直なことを言つては失礼かもしれませんが、相当支離滅裂と言つてもいいかもしれません。
先方も納得し、国際輿論もこれを聞くような具体的な案をもつてやるのが正当であつて、ただ行つたら何でも解決ずくとは私は考えておりません。しかしお話の点はわれわれも考えている点であつて、私が行つて役に立つ場合には、いつでも参るつもりでおります。
この点に対して大臣は名称を何故こういうものを付けられたか、又そういうような国際輿論に鑑みてこれを変更されるお考えがあるかどうかお伺いしたいと思います。
これを堂々と述べ、国際輿論に訴え、国内の輿論に訴えて先方の反省を促すということがかんじんでありまして、ソビエトや中共へ行くのに何も勇気は要しない。勇気がいつてこわいから行かないというようなばかげたことはないと考えております。
確固たる原則の上に立つて行動して、そうして国際輿論というものの上にその支持を求めるというよりほかに方法はないのであります。
従つて我々は原則的に正しく、そうして国際輿論というものの支持を受けて、あらゆる点において明朗な解決ができる方向に立たなければならぬ。その意味で法務総裁はすでに日夜苦労され、内閣に向つて助言をされておると思うのでありますけれども、国会に向つて、又国民に向つてその法務総裁の努力を共に協力せられることを希望せられる十分の権利をお持ちになつているのだ、そういう意味で見解を発表して頂きたい。