1987-07-21 第109回国会 参議院 予算委員会 第3号
そのことは私たちも重大な問題として認識をして、だからこそ世界でこういった核兵器廃絶のための国際統一戦線をつくろう、国内でも非核三原則を含めて完全な核廃絶のために運動しよう、こう言って頑張っているのであります。むしろ中曽根総理、あなたの姿勢こそが、いろいろな口実を設けて核廃絶に向けて断固と進もうとしない障害をつくり出しているのではないか。
そのことは私たちも重大な問題として認識をして、だからこそ世界でこういった核兵器廃絶のための国際統一戦線をつくろう、国内でも非核三原則を含めて完全な核廃絶のために運動しよう、こう言って頑張っているのであります。むしろ中曽根総理、あなたの姿勢こそが、いろいろな口実を設けて核廃絶に向けて断固と進もうとしない障害をつくり出しているのではないか。
やっぱり米ソ交渉に征していたのではだめなので、反ファッショの国際統一戦線、あの世論と運動が第二次大戦の運命を決めたように、核戦争という人類の文明が本当に破壊されかねないこういう歴史的危機の中で、全世界の人類がこの運動に結集すべきだと思う。 私どもは決して西側にだけ、アメリカにだけ言っているのではございません。
というふうに取り上げてこれを非難され、最も重要なことは、「国際統一戦線にも比すべき反核国際統一戦線を結んで世論を動員し、核兵器固執勢力を包囲し、孤立させることにあるとみなしています。」と、こういうことを述べられております。
私どもは、このような情勢の中で最も重要なことは、核軍縮を米ソ交渉にのみゆだねるのではなく、全世界で核戦争阻止、核兵器廃絶を求めるすべての勢力が、第二次大戦における反ファシズム国際統一戦線にも比すべき反核国際統一戦線を結んで世論を動員し、核兵器固執勢力を包囲し、孤立させることにあるとみなしています。
今回の条約締結交渉に当たって、中国側は反覇権条項に最後まで固執しましたが、その最大の動機が、特定の国を敵として世界的な共同戦線をつくろうとする中国の特殊な外交路線――三つの世界論と反覇権国際統一戦線論にわが国を同調させる、そのような干渉的押しつけの新たな企てにあったことは言うまでもないところであります。
ただ、この三つの世界論というのは、分類しただけのことではなくして、問題点は、さきにも述べましたように、ソ連を最大の敵だというふうに規定をし、反ソ国際統一戦線の結成を目指すものだ、こういうふうに規定がされているわけですね。ですから、そのソ連を最大の敵とした中国の対外政策、対外戦略については第二世界、第三世界をも結集していくんだ、こういう立場なんです。
同時に、同趣旨のことが政府活動報告でも行われておりますし、新しく採択されました中国の憲法の中でも三つの世界論の理論に従って最も広範な国際統一戦線を結成し、社会帝国主義、帝国主義の超大国の覇権主義に反対という規定をしているわけです。ですから、この三つの世界論というのはまさに明確であるわけです。
また、中国の三つの世界論、反覇権国際統一戦線論を基礎とする特定の外交路線に拘束されないことはもちろん、日中、米日中の同盟につながるものでは絶対にないことも明らかにされました。 第二に、日本への内政干渉に関連して、政府は、一国が他国にその意に反して自分の意見を押しつける政治的強制や干渉は、力によるものに限らず、覇権としてこの条約が反対していることを再三にわたり明らかにされたことであります。
○寺前委員 三つの世界論というのは、簡単に言いますと、世界を勝手に分類して、第一世界は米ソの超大国、第二世界は日本、ヨーロッパなどの資本主義国とソ連を除く東欧諸国、第三世界は中国を初めアジア、アフリカ、ラテンアメリカの発展途上国として、第三世界が中心になって第二世界を引きつけて、第一世界、なかんずくソ連に反対する国際統一戦線をつくろうというのがその主要な内容であります。
○東中委員 これは簡単に申し上げますと、第一世界はソ連とアメリカ、第二世界は日本、西独などの先進国、第三世界は中国を含めての発展途上国、こういう考えで、中国が敵とするのは第一世界だ、第一世界の中でもアメリカとは接近しているから、ソ連が第一世界の中国の敵なんだ、それに対して反ソ国際統一戦線をつくっていくんだ、こういう論なんです。
中国は、ことしの全国人民代表大会の政府報告で、反覇権国際統一戦線を強化し、超大国、わけてもソ連社会帝国主義の侵略政策と戦争政策に反対するとし、憲法ではそのような反覇権国際統一戦線を国策として定式化しているのであります。このことから見ても、中国が「覇権」なる言葉に特定国を対象とした特殊な意味を持たしていることは明らかであります。
ただ、中国側が、大臣御承知だと思いますけれども、ことし開かれました第五回全国人民代表大会での政治報告の中では「反覇権国際統一戦線を強化、拡大し、超大国、わけてもソ連社会帝国主義の侵略政策と戦争政策に反対」、これは「各国人民には共通の戦略的任務」というふうに中国としてはこの覇権の問題はとらえ、述べているわけですけれども、こういうとらえ方が今度の交渉の中で若干とも中国側で変化があったのかなかったのか、あるいは
そして今度新しく、その後に、ことし三月につくられた中国の新憲法におきましては、皆さんもお読みになっていると思いますけれども、「社会帝国主義と帝国主義超大国の侵略、転覆、干渉、支配、侮辱を受けているすべての国と連合し、最も幅広い国際統一戦線を結成し、」云々と、こうなっているわけですから、これは日本側が変ったんじゃないんですね。
○大内分科員 最近、鄧小平氏のお話の中にも実はそういうような趣旨があったように記憶をしているのでございますが、そうしますと、この華国鋒報告、つまり反覇権に関する中国首脳の態度から言いますと、反覇権の国際的統一戦線の結成を目指すということになりますと、たとえば日中条約の中で反覇権主義というものを挿入した場合に、中国から見れば、この国際統一戦線の結成について日中間において一つの前進、結論が見られたということに
そしてこの報告の中には、日共の綱領を形式化した路線として反帝、反独占の民主主義革命の旗とか、アメリカを先頭とする帝国主義に反対する民族解放と平和の国際統一戦線の旗というのがしるされております。