1987-04-14 第108回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号
○中西珠子君 新国際経済秩序、いわゆるNIEOの確立ということは、これはもう絶対南北問題の解決のためには必要と考えておりますし、またいろいろ歴史的な経過を経た上で、一九七四年五月の国連資源特別総会で新国際経済秩序樹立に関する宣言が採択されたわけでございます。
○中西珠子君 新国際経済秩序、いわゆるNIEOの確立ということは、これはもう絶対南北問題の解決のためには必要と考えておりますし、またいろいろ歴史的な経過を経た上で、一九七四年五月の国連資源特別総会で新国際経済秩序樹立に関する宣言が採択されたわけでございます。
その枠組みを変えればむしろ新国際経済秩序樹立派のUNCTADに我々は近いので、もっと下の方で左へ行くのじゃなくて右へ移していただきたいと思うのです。
一九七四年、新国際経済秩序樹立に関する宣言では、あらゆる国家の天然資源及びすべての経済活動に対する完全な恒久主権が挙げられ、同年新国家の経済的権利義務憲章では、国有化に際しては国有化国が適切と認めるその国の法令及びすべての事情を考慮して適当な補償を支払うとされました。もちろんこの二つの決議は、これらの内容だけにとどまらず、新国際経済秩序の基本的枠組みに関するものであります。
そしてさらに、アメリカを取り巻く国際環境のうち、仮に日本とヨーロッパだけが一生懸命でアメリカに協力しても、第三世界が全体として非常に紛争が多く起こったり、あるいは紛争が起こる中でも、非同盟中立というようなグループ、あるいは新国際経済秩序樹立の要求が、内部が割れながらも強く出てきたという現実、アメリカの裏庭であるラテンアメリカがやはりアメリカから離れる傾向が非常に出てくるのではないかというようなこと等
わが国は、発展途上国の描く新国際経済秩序樹立への共感を表明し、わが国の経済力にふさわしい国際的責任を果たすため、共通基金の第二の窓について日本が国力にふさわしい拠出を行う用意があること、及びODAの質量両面にわたる改善についての決意を述べますとともに、特にその中心を国づくりの基礎としての人づくりと農業開発に向ける用意のあることを申し述べました。
御承知のように、資源総会は新国際経済秩序樹立宣言と行動計画を採択したわけですが、これに対して若干の国々から保留意見あるいはコメントがされたというように報道されているわけですが、日本を含めてどのような国が保留またはコメントをしたか、その点を最初にお知らせ願いたいと思います。