1958-10-29 第30回国会 参議院 商工委員会 第5号
こういう点においては、日本の機械工業という面について、これは価格も雑貨類については安いといわれても、機械工業や化学工業の製品は国際的物価水準だとは思われません、やはり二割くらい高い。こういうものに対して、国際競争力を持てるような、また機械の品質それ自体もいいようなものを作るように日本の技術水準というものを高めて、後進国に対しては今言ったような製品を向けていく。
こういう点においては、日本の機械工業という面について、これは価格も雑貨類については安いといわれても、機械工業や化学工業の製品は国際的物価水準だとは思われません、やはり二割くらい高い。こういうものに対して、国際競争力を持てるような、また機械の品質それ自体もいいようなものを作るように日本の技術水準というものを高めて、後進国に対しては今言ったような製品を向けていく。
○国務大臣(小笠原三九郎君) 御答弁申上げた通り、日本の物価が国際的に割高でありますからこれを国際的物価水準のところまでもつて参るという方向ははつきりいたしておりますが、申上げました通り一度にこれをそうもつて参りますことは日本の産業に大打撃を与えることに相成りますので、一方合理化その他各種の方法を促進しつその方面にもつて参る、それが各種のいわゆる三カ年計画、五カ年計画等ともなつている次第でありまして
○国務大臣(周東英雄君) 今の私の話に聞き違いがあつたようですが、国際的物価水準に達していないとは申しておるのではなくて、今後の日米経済協力との姿が如何なる形で現われるにせよ、日本の輸出品の価格が国際的の価格より上廻つておるならば物が売れないから、この点について国際的に言えば、国際的価格より上らんようにしなければならん。
○油井賢太郎君 只今の点でまだ具体的な案が進行してないということは、よく了解つくのでありますけれども、大臣のお話の、いわゆる国際的物価水準に日本が達していないという点でありますけれども、昨年から見るというと、相当物価は高くなつております。
ただそういう傾向を持つということを肚にとつくり入れて置いて、そうして今申したようにインフレを大きくせんという意味は、どうしても国際的物価水準というものが或る程度上りますから、それを超さないように或る程度日本の物価も騰貴する、これも止むを得ない。そういう程度のところで抑えてしまえば非常に日本経済というものはよくなる可能性がある、こういう意味であります。