2003-04-17 第156回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
四方を海に囲まれる日本にとって、その対応というものは本当に生命線であろうと思いますが、まずはこれについてどのような取組をしているのか、そしてまたあわせて、特に閉鎖性の高い国際海域の環境保全のために、いわゆるUNEP、国連環境計画によって地域海行動計画が提唱されておりまして、我が国におきましては、日本海を守るために、日本、韓国、中国、ロシアの四か国でいわゆるNOWPAPが九四年に採択をされました。
四方を海に囲まれる日本にとって、その対応というものは本当に生命線であろうと思いますが、まずはこれについてどのような取組をしているのか、そしてまたあわせて、特に閉鎖性の高い国際海域の環境保全のために、いわゆるUNEP、国連環境計画によって地域海行動計画が提唱されておりまして、我が国におきましては、日本海を守るために、日本、韓国、中国、ロシアの四か国でいわゆるNOWPAPが九四年に採択をされました。
ロシア船籍のタンカー、ナホトカ号の重油流出事件によって、改めて日本海は世界じゅうの船が航行する国際海域だという思いを強くいたしました。国際海域の環境が悪化すれば周辺のすべての国々の国民に被害が及びます。 一九七〇年代以降、世界じゅうの多くの閉鎖性の高い国際海域でその環境を守るために関係国が国際環境安全機構をつくっております。
こういったものを初めとしまして、また国際海域であります対馬の三海里の問題あるいは長崎県の西彼杵郡の中に織り込んであります海区、いわゆるライン、ここでシイラという魚のシイラ漬けの漁具が切られる。そうしますと、ここで問題になるのは、日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定なんでございます。この協定が、どれだけ実効あらしめているのか、効き目があるのか。
御承知のように領海三海里というのは、十七世紀にオランダのグロティウスが国際海洋は自由であるという考えを出して——実はそのときからすでに国際海域は自由でなくて閉鎖されたものである、特定の国が分割して所有するものであるという説があったわけであります。
といいますのは、たとえば東南アジアの海域は国際海域でありますが、その場においてたとえばタンカー等、油を運ぶ船というものは非常に多くなって、いま三分の一以上を占めているわけですし、あの航路を通って日本に入ってくる船も多いわけです。
釧路だとか根室の方の国際海域における違反については、国際信義に反するからといってだいぶ行っておるのかもしれません。また内地は漁民に経済的な力がある。ところが檜山、渡島沿岸における海を荒らされるということは、いよいよもって脅威を倍加されることになる。