1969-03-06 第61回国会 参議院 予算委員会 第6号
そういう形で諸外国の国際決済力を補ってきたわけです。ところが百億ドルを割ろうとするアメリカも、これを割るということになると、これはなかなかたいへんでしょう。そういうようなことで、そういうドルによる金供給方式にももう限界がきた、ここで何らかの通貨供給方式というものを考えなければならぬというので創案されたものがSDRの構想でございます。
そういう形で諸外国の国際決済力を補ってきたわけです。ところが百億ドルを割ろうとするアメリカも、これを割るということになると、これはなかなかたいへんでしょう。そういうようなことで、そういうドルによる金供給方式にももう限界がきた、ここで何らかの通貨供給方式というものを考えなければならぬというので創案されたものがSDRの構想でございます。
私は、先ほど申し上げましたが、外貨、つまり国際決済力のその保有のしかた、これは金を幾ら持っておっても、これは利息を生まないんだ。やはり利息を生む形のもの、これを保有というそのメリットも十分考えて、国際決済手段の保有方法というものを選択しなければならぬというふうに思います。あまり持ち過ぎる必要もない。