1992-05-29 第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第13号
これは将来国際政治史で非常にはっきり出てくると思う。 ところが、そういうものに対する貢献は、日本はつくっておきながら日本政府としてまだ十分な貢献をしていないんです。そうして、PKOの問題が出てくると、自衛隊のためにこれに飛びつく、こういうのは基本的に私は戦後冷戦下における日本外交のおくれだというふうに言わざるを得ないんです。そういう面で考えますと、ベトナム戦争は一体どこがやったんだと。
これは将来国際政治史で非常にはっきり出てくると思う。 ところが、そういうものに対する貢献は、日本はつくっておきながら日本政府としてまだ十分な貢献をしていないんです。そうして、PKOの問題が出てくると、自衛隊のためにこれに飛びつく、こういうのは基本的に私は戦後冷戦下における日本外交のおくれだというふうに言わざるを得ないんです。そういう面で考えますと、ベトナム戦争は一体どこがやったんだと。
○公述人(関寛治君) 日本に対するそういう特別の留保というような考え方は、国際政治史的に見れば、日本が冷戦時代にやってきたことに非常に関係が深いと思うんです。もちろんアメリカもそうだと思うんですが、そういう日米関係の両方の関係からこれが生じているとしか考えられないわけです。それは単に戦前の日本の行動だけではなくて、私は戦後四十五年についても大きく問われていると思うんです。
このように一斉に七〇年代になってから表面化したというのはどういうことかと考えてみますと、これは総合安保論が台頭します契機の一つでもあるんですが、私どもは七〇年代、つまり国際政治史的に見ますと一九七〇年代というのはいわばパックスアメリカーナといいますか、アメリカ的平和、この秩序が完全に崩れる十年間でありました。
銀行局長は財政金融が専門で国際政治史の方は余りお得意でないかもしれぬが、国際政治史の中にはツー・レイト・ジョンソンという言葉がある。
こんな例は世界の国際政治史の上においてただ一つもない。小坂さんは、事務当局の入れ知恵だと思うのですが、ベルサイユ条約を引き合いに出して、ドーズ案があるとか、ヤング案があるとかおっしゃった。しかし、これも松本俊一委員から指摘したように不適当な例だ。これはベルサイユ条約に対するなるほど改定です。しかし、これは多額な金額を減らしたんです。
私は、こういうふうな、今まで例のないような、国際政治史の上に例のないようなこの種の悪い条約を承認するわけにはいきません。しいて、言えば、議連において、はたして修正が、できるかできぬかという憲法上の根本問題をまず御決定願って、その上でこの審議を続けたらいいと私は思うので、委員長に対して、議運へ差し戻していただいて、根本的な点を検討していただくようにお願いしてやまぬのです。
そういう重要な場合を全然お考えにならずに、のっけから信用していくという考え方は、はなはだ無礼でありますが、もう少し国際政治史なり何なりを御研究になることを私は勧めざるを得ません。ともかく、そうした意味で、私たちは、何もアメリカをのっけから疑えなんということはあなた方に要求していませんよ。あなた方のお立場もわかっています。
○神川公述人 御指名によりまして私の意見を申し上げますが、私は過去四十年来国際政治学、国際政治史並びに国際法の研究に従事して参ったのであります。それで私は本日そういう専門家の立場からいたしまして、今の日本の憲法を再検討し、全面的にこれを書き改めなければならないということについての私の意見を申し上げたいと思うのであります。
われわれが学びました国際政治史、外交史等を通じましては、一国の防衛問題、原子兵器に対する危険に対して、これが完全な証拠であり防波堤であるなんという、そんなものにわれわれは信拠を置くわけには参りません。今までの経験でも、条約があってすらいろいろ心配が生ずる今までの国際外交である。
一体国際政治史の上で、軍備競争が起きますときは、必ず大戦に導くものであります。これまた国際政治史の鉄則であります。今日もし人間の叡知がこの原爆競争を食いとめることができなかつたばらば、完全な国際管理ができなければ、これは当然世界大戦に突入するのは火を見るよりも明らかである。それならばこの原子力の国際管理はできるかと申しますと、私は非常に困難だと思う。
○参考人(神川彦松君) それではお招きによりまして、私がお示しになりました問題につきまして、国際政治史及び国際政治学の專門家といたしまして、私の見解を忌憚なく申上げてみたいと思うのであります。
○中田吉雄君 神川先生から、長い間の国際政治史並びに政治学の体験から、日本の独立と安全保障について述べられたのですが、神川先生の御見解を拝聽いたしますと、いわゆる日本の独立と安全のために武裝平和ということを主張されたようですが、曾つて第一次、第二次大戰におきまして武裝平和が唱えられましたが、それは結局或る戰争を意図している国が準備ができるまでの一つのカムフラージユしているような恰好に使われまして、それが
○参考人(神川彦松君) 私は多年国際政治史及び国際政治学を專攻いたしておるものといたしまして御諮問にあずかりました問題の一について私の意見を申述べたいと思うのであります。私は自分の專門からいたしまして主として行政協定について申上げたいと思います。
そこで神川先生にお尋ねするのでありますが、こういうふうな例が国際條約、或いは国際政治史の上にあつたかどうか、私どもの参考のために聞かせて頂きたいのですが、そういうふうな場合があつた場合においては、その重大事項に関して議院というふうな立場にある機関がどういうふうな救済の方法を講じたらよいか、こういうことについての何か参考になる例がありまするか、お聞かせを願いたいのです。