1959-10-15 第32回国会 衆議院 外務委員会 第5号
○岩本委員 見る人によって違うと存じますけれども、国際委があたかも再確認をするごとく書いてあるわけです。たとえば赤十字国際委員会代表が同席するのは、日赤の登録機構によって、帰国者が、みずからの自由意思に基いて帰国を決定する公正な機会を得たかどうかを再び確かめるものである。
○岩本委員 見る人によって違うと存じますけれども、国際委があたかも再確認をするごとく書いてあるわけです。たとえば赤十字国際委員会代表が同席するのは、日赤の登録機構によって、帰国者が、みずからの自由意思に基いて帰国を決定する公正な機会を得たかどうかを再び確かめるものである。
それは国際委というものは、日赤の機構そしてその機構の運営というものが適正であるかどうかというのを監察する、こういうだけの立場であろうと思うわけでございます。しかるに国際委が再確認をするんだ、こういうふうにあの案内書を見てもとれるのであります。
○伊關説明員 この「帰還案内」を見ましても国際委がじかにやるというふうにとられるようには書いてないんじゃないかと存じますが、実際のやり方といたしましては、国際委がじかに質問をするというふうな形はとりません。日赤がやるのでありまして、国際委はそれに立ち会っておるという形になるわけでございます。
○大西委員 要は国際委の調印を早くかちとることであります。その点につきまして、あなたは北鮮の方と十分了解ができて、それで満足してしばらく中絶というように御答弁でありますけれども、北鮮赤十字の声明を見ますと、明らかに日赤が責任を持って国際委の承認を得る、こういうことを約束してきたのである、あげてその責任は日本側にあるのだ、こういうふうにいっておるのであります。
この問題につきましては、ただいま両赤十字が国際委の承認を求めておりますので、国際委が承認をして参りますれば、当然留守中といえども問題を処理していくことに相なること当然でございます。
私は国際委に対して十分了解をとりつけるというなれば、むしろ現地においてそういう努力がされてしかるべきじゃないか、これが帰ってくる、そういうことになりますと、これは国際委の代表が日本にでも来て、そこで話し合いでもするというのか、どういうことなのか。問題は国際委の了解を深めるということである。
それから御意見として、この際調印をしてという御意見もございますけれども、ただいまも申し上げましたように、そういう点については、われわれとしては初めから国際委の自由に帰還する意思というものについてのワクの中でやりたいという考え方でおります。
したいということでありますが、私の手元にきております北鮮側の代表団の声明の末段には、現在は帰国する、ここに長く待っていてもしようがないが、われわれは戻って来るし、日本側が調印の別意を表明するときには、いつでもすぐにこれに応ずるであろう、われわれはこの点に関し、ジュネーヴに連絡のために二名を残しておくというようなことを言っておりますから、当然話し合いそのものが決裂したわけではなし、やはり向うの北鮮側においても、現在国際委
そこで私の憂えるのは、何か内容につきまして、せっかく日朝間で合意に達して仮調印に運んだものが何か横やりが出て内容的に少し問題があるのではないか、そのために国際委というのが少しよろめいておるのではないか、こういう私は心配をするのでありまするが、その点は、あなたの見通しとしては心配ない、こういうふうに見てよろしゅうございますか。
○伊關説明員 国際委はただいまの予定では来たる六日に会議を開きまして、この問題を討議するということになっておりますので、この際、あとごく数日のことでございますし、われわれといたしましては、国際委が結論を出します前にこれについてとやかく予想をするということは差し控えたいと思っております。
そのときなぜ仮調印にいたしましたかと申しますと、協定の中に、国際委の承認を要する部面がございますので、調印をいたしましても、これは国際委の承認があるまでは日本側に関する限りは動かないという面があるのが一つでございます。
要するに在日朝鮮人の帰国問題は全国民的な支援、超党派的な支援、すなわち日本人全体が賛意を表している問題でございまして、政府もこの問題については積極的な御尽力があるわけでありますけれども、ただいまジュネーブにおいて日本赤十字と国際委、朝鮮赤十字、こうした間にいろいろないきさつがあるようでございますが、ただいまのほんとうの真相はどういう程度に進んでおるのか、そうしてまた請願、陳情書にありますように早期解決
○岩本委員 経過を承わりましたが、国際委の介入と申しますか、あっせんと申しますか、日本側の考えておりますあっせんということは、あくまで必要だろうと私ども考えております。そこで今の御答弁によると絶望ではない、こういうことでけっこうでございますが、これはきょうの請願を採択することになろうと存ずるのでありますが、粘り強く、簡単に切り上げないであくまで解決、こういうことで御尽力をわずらわしたい。
当然取り上げてもらわなければならぬところの国際委の決断というものがいまだにおくれている。その理由は何か。私はやはりその一つには、日本政府の宣伝啓蒙が足りなかった、PRが足りなかったということも一つの原因ではなかろうかと思うのです。これらの点につきまして、今後どういうふうに諸外国の協力を得るための手を打たれるか、その見通しはどうか、こういうことであります。
そういうことでありますので、私実はこの「考え方」という書類が出ましたときに、これだけごらんになると、ひょっとすると皆さんもいろいろわかりにくい点も多かろうし、また場合によっては誤解というふうなことがあっては何だというので、実は朝日新聞に短かい意見を発表したことがございまして、お読み下さった方もおありかと思うのでありますが、この中にも、水でも空気の場合でも、ある程度の放射性物質を認めた場合には、まず第一は国際委