2004-04-07 第159回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
FTAの作業を進めているということでございまして、この意味において、先生の出席されました会議において、特に日本、アジアとEUとの関係、あるいは両国の大陸との関係のやはり貿易投資、経済関係の強化についてうたわれる、あるいはそういうことによって世界の体制を補完するという考え方が打ち出されたことは非常に有益だったというふうに思いますし、政府としても、基本的には多国間主義を補強するものとしてのやっぱり二国間主義
FTAの作業を進めているということでございまして、この意味において、先生の出席されました会議において、特に日本、アジアとEUとの関係、あるいは両国の大陸との関係のやはり貿易投資、経済関係の強化についてうたわれる、あるいはそういうことによって世界の体制を補完するという考え方が打ち出されたことは非常に有益だったというふうに思いますし、政府としても、基本的には多国間主義を補強するものとしてのやっぱり二国間主義
そんな中で、WTOを中心とした多国間主義あるいは二国間主義、地域主義、こういったバランスをどのように考えて今後の通商政策全体をデザインされていくかということは、これは日本の国際競争力あるいは生き残り戦略という観点からも非常に重要だと私は思います。 こういった点について、大臣に今後の日本の通商戦略全般についての御所見をお伺いできればというふうに思います。
ですが、逆に東アジアで二国間主義というのは限界に来過ぎているところがありますので、当面は二国間主義を補う多国間主義という形で、だんだん多国間主義的な色彩を強めていく、そういうことが必要になってくるのではないかなという気がしています。 特に、ヨーロッパと比べて、政策分野からいいますと、一つ確実に早急に立ち上げなければいけないのは環境の分野ですね。
○河野国務大臣 いずれにいたしましても、世界の貿易が一方的措置あるいは二国間主義、地域主義、こういったことになるということは決して好ましいことではないわけでございまして、こうしたWTOが設立をされて共通のルールで世界貿易が拡大をしていくという点は、何よりも高く評価をしなければならないところだと思います。
また、そのためのコストとしては、多角的自由貿易体制の強化が先送りされ、その間、一方的措置、二国間主義、地域主義への傾向が強まるおそれが高いものと考えています。
○国務大臣(橋本龍太郎君) もう既によく委員が御承知のとおり、WTOというものが、一方的な推置あるいは二国間主義、地域主義への傾斜の見られる中で、世界貿易の拡大というものを目的として行われたウルグアイ・ラウンド交渉の成果として生まれることになったわけであります。
したがいまして、二国間主義に偏り過ぎた日米包括経済協議も、WTOの紛争処理システムを活用するなど多国間協議の場において公正な手続に従ってなるべく解決していく道を大胆に探るべき時期に来ているんではないかというふうに考えるわけですが、今も大臣の答弁でそういう趣旨のことはお認めになったようでございますが、重ねてその点についてお伺いをしたいと思います。
しかし、委員御指摘のように、まさにWTOというものが一方的措置あるいは二国間主義、地域主義への傾斜の見られる中で多角的な貿易体制を維持強化するという目的を持ってまとめられたものでありますだけに、私どもとしては、先ほども申し上げたことでありますけれども、こうした今行われておりますような日米包括協議のような形態から、このルールの中での交渉にだんだん移っていくことを心から願っております。
したがいまして、御指摘のように、その発足がおくれれば多角的自由貿易体制に対する各国の信認を危うくし、一方的措置あるいは二国間主義、地域主義への傾斜を招くおそれがあるという感じがいたします。
WTOは、一方的措置、二国間主義、地域主義への傾斜が見られる中で、多角的自由貿易体制を維持強化することを目的として行われてきたウルグアイ・ラウンド交渉の成果として設立される国際機関であり、今後の多角的自由貿易体制の中核的役割を果たすことが期待されているところでございます。
これはASEAN諸国が応じませんでしたので安保対話までいきませんでしたけれども、アメリカはそういう形で単独主義、あるいは日米との二国間主義を超えて、アジア諸国との多国間協議というものを尊重するような姿勢を見せております。
ウルグアイ・ラウンド交渉は、世界貿易をめぐる近年の保護主義あるいは二国間主義、地域主義やブロック化といった好ましくない傾向に歯どめをかけまして、世界経済のさらなる発展を目的として行われていることは御案内のとおりでございますが、同時に我が国としては、農業問題、とり わけ米の輸入自由化阻止の方針が貫き通せるのかどうか、国民の最大の関心事でございました。
今後の交渉が具体的にいかなる日程で行われ、最終的にどの時点で合意が確定することになるか大変心配ですが、私は、我が国の基本的な主張とガットの基本原則を踏まえつつ一刻も早く合意を完成させ、最近における保護主義、二国間主義、地域主義といった傾向に歯どめをかけましてさらなる世界経済の拡大、発展にスタートを切ることが重要であると考えますが、外務大臣、いかがでございましょうか。
しかし、アメリカでは保護貿易派が勢いを増しており、ウルグアイ・ラウンドが来春成功裏に合意しなければ、二国間主義の横行だと、米以外の分野でも日本は厳しい立場に立たされるであろうことは必至と見なければなりません。よもやそれは杞憂だとは言えますまい。
これらの諸国は、一方的あるいは二国間ベースでの行動の範囲も限定されていること、多極的な世界では二国間主義にも限界があるということを承知しております。しかも、これらの諸国は健全な国際的なシステムの存在に特に依存しているのです。つまり、多数国が参加する効果的な機構に特にその存在がかかっているのであります。