1966-04-05 第51回国会 衆議院 本会議 第37号
国鉄鶴見事故、三河島事故では、働く国鉄従業員のみが起訴され、最高禁錮三年の第一審判決が言い渡されたのであります。国鉄当局には何らの責任がないのであります。利潤第一、保安第二の営業方針の犠牲が労働者にしわ寄せされ、刑事責任を問われるのはあまりにもみじめな状態であります。 自動車交通事故を防止するには、私は三つのことが考えられます。
国鉄鶴見事故、三河島事故では、働く国鉄従業員のみが起訴され、最高禁錮三年の第一審判決が言い渡されたのであります。国鉄当局には何らの責任がないのであります。利潤第一、保安第二の営業方針の犠牲が労働者にしわ寄せされ、刑事責任を問われるのはあまりにもみじめな状態であります。 自動車交通事故を防止するには、私は三つのことが考えられます。
一昨年の三池炭鉱の大爆発、国鉄鶴見事故、昨年の昭和電工事件、先般の夕張炭鉱事件などはその典型的なものであります。 したがって、私の質問の第一点は、産業災害の防止に関するものでございます。 昨年の通常国会において、労働災害防止協会法が提案をされました際に、わが党は、当時の黒金官房長官を通じ、内閣より五項目の確約を得たのであります。
そこで、労働省としまして、私から言わせればまことにおそまきであったと思うのでありますが、というのは、昨年の十一月九日の総選挙のまつ最中に魔の土曜日といわれた日に三池三川鉱で四百数十名の死亡者が出る、同じその日に国鉄鶴見では百六十何名の人が死亡する国鉄事故が発生する、そういうような大惨害というものが起こる以前に、やはり交通安全、鉱山保安、それから一般的な労働災害全体をひっくるめて、もう少し真剣になった
私どもが再三この法案を提出いたして御審議をわずらわしておるゆえんのものは、そのような事柄自体は、三井三池の災害、国鉄鶴見の災害が起こったからというて本質的に否定せらるべき事柄ではないというような考え方に立ちまして審議をわずらわしておるのでございます。ただ、これだけでは十分でないじゃないか。
それで、昨年の国鉄鶴見事故のあのせり上がりの問題についても、技術陣が調査をしても結局はどうにもならないこと、だということに尽きてしまうということで、私は一体国鉄というものの信頼性というものが国民からなくなってしまうのじゃないか、そういう点について総裁はどうお考えになるのか。
昨年十一月の国鉄鶴見と三池三川鉱で相前後して大災害を引き起こし、数百名のとうとい人命を失ったことは、いまもなお私どもの耳に新たなるものがあります。しかも、これら二つの災害は、起こるべくして起こった人災であることを知って、やりきれない憤りを感じたのは、私一人ではなかったと思うのであります。
国鉄運転事故防止に関する件 過般国鉄鶴見事故が発生し多数の 遭難者を出したことは誠に遺憾の極 みであるが、その後も、責任事故が 続発している実情は真に憂慮にたえ ない。
去る十一月十日の国鉄鶴見及び三井三池の大事故はまことに痛ましい限りでありますが、この種の大事故の頻発及び詐欺、恐喝、傷害、殺人など悪質犯罪の激増傾向は、まさに心ある人々をして最も悲しませつつある、最近における特徴的な社会現象であります。これらについて、私は特別に池田総理だけを責めようとするものではありません。
前回あるいはお話があったかどうかしりませんが、私は、少なくとも三池炭鉱の問題なり、あるいは国鉄鶴見の事故の問題は、あれほど世間をびっくりさした問題です。しかも、地元の人たちは寝ずに協力をしたわけですよ。そういう団体や個人に対して、最高の責任者である運輸大臣がどうやったのか。これはひとつ、あなたの事後の処置の最終的な問題としてお聞きをしておきたい。
開会に先立ち、今次三井三池の鉱業所における爆発事故によってとうとい命を失われました四百五十一名の犠牲者の皆さん、それから、国鉄鶴見事故によって同様とうとい命をなくされました百六十一名の皆さんに対し、委員会として黙祷をささげ、これより御冥福を祈りたいと存じます。どうぞひとつ御協力いただきたいと思います。 では、黙祷。 〔総員起立、黙祷〕