1978-04-18 第84回国会 衆議院 本会議 第23号
第六十八回国会における最重要法案でありました国鉄運賃法改正案の審議の際には、先生は担当大臣として、国鉄再建と法案成立を期して心血を注がれました。この審議は連日深夜に及び、先生は極度の疲労から白内障を患い、痛みをこらえて病院から登院し、答弁に立たれたのであります。あのときの先生のお姿をいまこの壇上において想起するとき、いかに職務とは申せ、ただただ頭の下がる思いがいたすのであります。
第六十八回国会における最重要法案でありました国鉄運賃法改正案の審議の際には、先生は担当大臣として、国鉄再建と法案成立を期して心血を注がれました。この審議は連日深夜に及び、先生は極度の疲労から白内障を患い、痛みをこらえて病院から登院し、答弁に立たれたのであります。あのときの先生のお姿をいまこの壇上において想起するとき、いかに職務とは申せ、ただただ頭の下がる思いがいたすのであります。
そういう中で、この国鉄運賃法改正案がまさに参議院に送付をされた直後、電電公社の幹部の方が、十一月の四日ですか、政府の公共企業体等基本問題会議におきまして、現行の料金法定制度を再検討すべきだと、こういうお話があったということを、私はこれ、十一月五日の日経新聞と読売新聞でありますが、この新聞で読みました。
(拍手) 自民党から提出されてまいりました会期延長の目的が、国民生活に多大な影響を与える健康保険法改正案と国鉄運賃法改正案の成立にあることは明らかであります。
しかしながら、当初からもしもお使いになるというならば、国鉄運賃法改正案を出して、予算と同時に並行して審議をされるのが筋でありますよ、はっきり申し上げて。それを実際は制度改正ということでふれ回って今日まできたのです。
(拍手) それから、国鉄運賃法改正案、健康保険法改正案、一般職給与法改正案、日韓大陸棚協定の実施に伴う国内関連法案についてどういうふうに考えるかというわけでございますが、これらは、何が何でもこの国会において通過、成立させていただきたいということをお願いいたす次第でございます。
私が本日申し上げたいことは、実は五年前の昭和四十七年五月八日の同じこの運輸委員会で、当時提出されていました国鉄運賃法改正案について参考人として出頭して申し上げたことと本質的には何も変わるところがないわけであります。実は昨日改めて会議録を取り出しまして読みましたところ、そのとき申し上げたことをここで訂正することも何もございません。
それからまた、当委員会におかれましても国鉄再生に十分の御理解をお願いしたいわけでありますが、その際、昨年の国鉄運賃法改正案の審議に際しまして委員会として行われました附帯決議の内容を、ここでもう一度思い起こしていただきたいと思うのであります。
(拍手) ことに、政府・自民党は、昨年の五〇%運賃値上げに引き続き、本年も一九%の値上げをもくろみ、加えるに、国鉄運賃の決定に対して、現行の法定主義を実質的に形骸化する国鉄運賃法改正案を国会に提出する構えでありますが、国鉄再建策を与野党、国鉄当局、利用者である国民、労働組合などと協議し、合意することを先行させるべきであります。そのことが前通常国会の附帯決議の尊重であります。
第七十一回特別国会の昭和四十八年六月、国鉄運賃法改正案審議の際、神門君は、国鉄のあり方について綿密な調査のもとに、この壇上において堂々と自己の信念を述べ、日本社会党の立場を鮮明に打ち出されたことは、私どもの記憶に新たなところであります。
ところがこれは十六日の新聞でございますが、「自民党は十五日の役員会、参院自民党役員会などで、この問題を協議したが 1国鉄運賃法改正案の参院本会議上程は二十五日とする 2関連法案の通行税法改正案も、これに合わせて成立させる 3ただし国鉄運賃値上げ実施は五月一日とする」、このように十五日の役員会、参議院自民党役員会におきまして決定されたということが新聞に出されております。
この中にもそのように「国鉄運賃法改正案、国鉄再建法案が今月下旬には参院で可決成立、五月一日から値上げ施行の見通しとなったこともあって、早ければ五月の連休明けにも正式に辞任したい意向である。」、石田さんがおやめになることをいっている。一つの新聞でなくして、十六日、十七日の新聞を通じましてこれだけのことが出ているのに、ただ単に知らないということを言えますか。
よって、わが党は、国鉄運賃法改正案並びに国鉄財政再建法案を政府が撤回すべきことを要求し、真に国民に奉仕する再建計画をつくり直すべきである、これを要求するものであります。これについて総理並びに運輸大臣、関係大臣の明確な答弁を求めて、私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣佐藤榮作君登壇〕
私の反対する第一の理由は、本案が、昭和四十一年度よりの国鉄運賃値上げを意図する国鉄運賃法改正案と一体化して初めて国鉄予算の審議となり得るものであります。私どもは、一方では全面的な値上げを策しながら、他方では借入金によって建設資金を調達しようとする国鉄予算のあり方に対して断じて承服できないのであります。
運輸大臣はこの国鉄運賃法改正案をひつ込めて、来年度にほんとうにりつぱな計画のもとに、運賃の妥当な決定をなさるお考えはないかどうか、伺つておきたいのであります。