1961-03-22 第38回国会 衆議院 運輸委員会公聴会 第1号
でありますから国鉄の運賃制度につきましても、過去の独占時代の負担力主義によるところの運賃制度をできるだけ原価に近づけるような運賃制度に改めていきまして、そして各運輸機関を利用するについては、直接統制を避けて荷主に自由に最適なものを、最も都合のいいものを選択させるようにしていくということが、経済審議会や国鉄運賃制度調査会の答申にも述べられておりますが、こういう方針をとっていくということは世界各国の交通政策
でありますから国鉄の運賃制度につきましても、過去の独占時代の負担力主義によるところの運賃制度をできるだけ原価に近づけるような運賃制度に改めていきまして、そして各運輸機関を利用するについては、直接統制を避けて荷主に自由に最適なものを、最も都合のいいものを選択させるようにしていくということが、経済審議会や国鉄運賃制度調査会の答申にも述べられておりますが、こういう方針をとっていくということは世界各国の交通政策
もっともこの主張はすでに御承知の通り、国鉄諮問委員会、国鉄運賃制度調査会、国鉄監査委員会等より、公式な見解としてそれぞれの向きに意見具申がなされております。このことは世論がかかる国家的政策を是認し、あるいは強く要求しているものであり、相反するこの二つの性格を拡大することなく、ここに結着点を見つけ、国鉄の安定経営とその機能発揮を強く望んでいると見るべきでありましょう。