1987-05-06 第108回国会 参議院 予算委員会 第5号
ただ、二月に公定歩合を引き下げたわけでございますが、それ以降の短期市場金利につきましては、時あたかも国鉄の民営化に伴い国鉄資金が民間資金化したというようなこともありまして、それをめぐって金融機関の競争が激しく行われた。
ただ、二月に公定歩合を引き下げたわけでございますが、それ以降の短期市場金利につきましては、時あたかも国鉄の民営化に伴い国鉄資金が民間資金化したというようなこともありまして、それをめぐって金融機関の競争が激しく行われた。
第一は、国鉄資金の長期性と低利回り性にかんがみまして、新規の投資分に対しましては、その利子負担を六分にとどめるよう、また、再建期間一ぱい利子差額を補給してほしいという提言でございます。現在、昭和五十年までは利子六分五厘との差額をそのまま国鉄財政再建補助金として出されておりますけれども、これを強化してほしいというのでございます。できれば六分五厘にしてほしいということでございました。
したがって、国鉄資金を充実していくということは非常に必要なことだ。経理の上においてわれわれは十分考えていく。
○担当委員外委員(相澤重明君) 私はまあ全部が悪いということを言っているわけではないのだけれども、要は、せっかくの国家資金なり国鉄資金をもって、そしてこの立体交差化を進めて経済効果をあげるなり、あるいは人命の安全輸送をはかってもらいたいというのが目的なんですから、そういう意味からいうと、どうも感情論として、工事に入ってはおるけれども工事が進んでいない、実は通ってみたときにも何も手がついていない、人がいない
そこで、国会の御賛同を得まして、このたび新しく日本鉄道建設公団を設立いたしまして、従来の国鉄資金だけでは不十分でございますので、非常に重要である地域格差の是正、あるいは地方開発、あるいは国家的な目的を遂行するためには、政府資金もつぎ込みまして、新しい方式で建設をしてやろうということになったわけでございます。
いわゆる建設審議会から出したやつは五千億になっているけれども、地方財政の関係その他においてずいぶん削られて、実行予算としては、政府資金と国鉄資金で大体十カ年で三千億、こういう計画に縮小してきておる現状ですね。こういうものを見たときに、やはり大蔵省の直撃な財政的な裏づけというものが、私はやはり要請されなきゃいかぬと思うのです。その点ひとつお答え願いたい、あまりはったりじゃなくて。
それで一応三十九年度は、政府資金が二十五億、国鉄資金が七十五億、これは予算案できまっておりますので、百億程度、最初の五年間と申しますか、三十九年度を含めてあとは二百億から、大体年によって違いますが、三百億ないし四百億に近いかっこうで、一応の年次別の割り振りをやっておりますが、大体十カ年程度で現在手をつけております、あるいは、調査線というものは重点的に完成してまいりたいというふうに一応腹案は持っております
準急の問題につきましては、ただいま確定的なことは申し上げる段階になっておりませんけれども、国鉄資金の関係上、卒業債を相当程度持っていただきまして、優等列車を増発したらどうかという計画もございまして、これも逐次進捗をいたすのではないかと思っております。
これを全廃して国鉄資金へ繰り入れるということも一つの方法ではなかろうかと思いますが、こういうことについて大臣は御検討になったことがございますか。あるいはそういう希望を持っておっても、大蔵大臣がうんと言わないのでできなかったのか、そういう点一つ聞かせてもらいたいと思います。
○相澤重明君 いや私のお尋ねをしておるのは、千七百二十五億という新線建設についての資金が必要である、従って政府でもできるだけ援助もしなければならぬし、国鉄資金もできるだけ出さなければならぬ、利子を払うとすればそれらの所要資金というものは大要二千億にまで達するだろう、こういうようなことを概括的に今までいろいろな形で説明を受けております。
国鉄資金だけでも八百億円程度の経費を計上しておるようでありますが、先日来東京市政調査会主催の大都市交通研究会におきまして、交通学者、公益事業学者が集って研究を進めておったのでありますけれども、少くとも地下鉄の系統、高速度系統が国鉄以外の面におきまして七、八百億円以上の建造費が必要であります。そのほかに高速自動車道というものを設けますと、この金額が莫大なものになってくるわけであります。
しかし幸いにして国会は輸送力増強が刻下の急務であることに目がさめて、金もうけの建物のために、巨額の国鉄資金を国民に無断でつぎ込んでいたふらちな国鉄官僚をようやく発見することができました。これにおいて輸送力の不足によつて、わが国が衰亡の一途をたどつていたのを、辛くも救うことができたのは、不幸中の幸いといわねばなりません。私はいたずらに役員をいじめて愉快とするものではありません。
速かに政府は前に申述べました物価の調整、一般国家予算よりの繰入れ、資金運用部資金の大幅の貸付、鉄道債券の公募等、政府の熱意ある国鉄資金、基礎への助成政策が強化されて円滑なる輸送体制の整備を促進し、機構の再編成、給与の改善、労務管理の合理化を急速に実行して能率の増進、経費の節約を図り、国鉄本来の使命である輸送の増強をなすなれば、今回の運賃値上も必要なく、公共福祉と独立採算が同時に可能に遂行せられるものであると
国鉄の資本金は四十九億円ということだから、四十億の増資によつて資本金の四五%が見返り資金によつて占められ、この資金参加によつて、一兆数千億円に上る国鉄資金が自主性のない見返り資金によつて支配される電通方面における百二十億の出資も同様であります。こういうような事柄によつて、日本のいわゆる大動脈はますます自主性を喪失するに至るのであります。
これが固定資産再評価されますというと、今後見返資金の投資分が全体の国鉄資金の約四五%を占めることになるのであります。而もその見返資金の投資條件については何らこれは明記されていない、誠に不明なそのままにされておる。