1985-02-06 第102回国会 衆議院 予算委員会 第5号
真藤さんと比べて借金だと言うけれども、資産があるからゼロにします、電電公社が五十兆、六十兆の株を国に返すならば、その後から分割・民営にして、関東国鉄株式会社も関西国鉄株式会社も三十兆や五十兆にはなりますぞと、あなた男だったら言ったらどうでしょうか。東京駅だって一兆にはなるでしょう。新宿や池袋、上野、一つ一つ見てください。一番小さなところだって、私鉄の五倍の土地と資産を持っているはずです。
真藤さんと比べて借金だと言うけれども、資産があるからゼロにします、電電公社が五十兆、六十兆の株を国に返すならば、その後から分割・民営にして、関東国鉄株式会社も関西国鉄株式会社も三十兆や五十兆にはなりますぞと、あなた男だったら言ったらどうでしょうか。東京駅だって一兆にはなるでしょう。新宿や池袋、上野、一つ一つ見てください。一番小さなところだって、私鉄の五倍の土地と資産を持っているはずです。
だけれども、新しい入れ物、受け皿、新しい国鉄株式会社かあるいは民営分割化の会社か知りませんが、新しい受け皿をつくって、これは再び国民に迷惑をかけませんという約束をとってから長期債務の整理をするんです、こういうのが終始一貫亀井委員長の考え方なんですよ。 だから、私が例えば二十兆の累積赤字の問題について、これはどこの責任ですかと言ったら、国民全体の責任だと、こう逃げました、国民全体の責任。
だから、俗に言うならば、国鉄株式会社というのは、会長が運輸大臣であって、総裁というのは、雇われマダムじゃないけれども、支配人か雇われ社長ぐらいの格ではないか、運輸大臣に大きな責任があるのじゃないか、こういうことを私は言いたいのでありますが、この点は運輸大臣、どう考えますか。社長じゃないですか。
○高田委員 国鉄株式会社であれば社長として相当の手腕家ということになろうかと思うのです。しかし、これは総裁のおことばにもありますけれども、公共性、公共企業体だからつらいのだというおことばなんです。私は、やはりここに根本問題があるのじゃないかと思うのです。いまのお話のとおり、あれだけ通勤労働者がほとんどもう肋骨も折られるほどのあの窮屈な思いをして、そしてあのがらくた電車の中で運ばれておる。