1987-05-26 第108回国会 参議院 建設委員会 第5号
そういう問題でやはり土地信託というのは、例えば国鉄の用地の売却の問題で東京駅の国鉄ビル、あの用地を売買するとすれば何千億ですね。買うとなれば一部の企業じゃ買えないわけでしょう。プロジェクト組んで買わなきゃならないわけですよ。ああいうところ、ある銀行の試算でいきますと、二十年で土地信託にして十分採算が合って土地は国鉄に返ってくるという当時の試算が出ておったわけです。
そういう問題でやはり土地信託というのは、例えば国鉄の用地の売却の問題で東京駅の国鉄ビル、あの用地を売買するとすれば何千億ですね。買うとなれば一部の企業じゃ買えないわけでしょう。プロジェクト組んで買わなきゃならないわけですよ。ああいうところ、ある銀行の試算でいきますと、二十年で土地信託にして十分採算が合って土地は国鉄に返ってくるという当時の試算が出ておったわけです。
そしてなお東京駅頭の国鉄ビル等にも論及いたしまして、要するにこの国鉄ビルは、国鉄の必要量をはるかに越えてこれをデパートに賃貸しをしておる、いわば国鉄の間接出資になっておるのではないであろうか。根源は国鉄の信用を利用したもので、内容は国鉄の出資と同一でないであろうか、こういう観察の仕方ですね。私はこれは一つの見方だと思うのです。
それから第二番目に、近時大都会におきましてビルデイング、高層建築が非常にたくさん建設されつつあるのでございまして、新聞等で承りますると、東京駅の八重洲口付近にでございますが、十二階の国鉄ビルというものも許可が内定しているということを承つております。