1975-03-19 第75回国会 衆議院 外務委員会 第10号
さらに、南アの態度が変わらない場合は、アフリカ諸国が出す南ア共和国国連追放決議案に日本も賛成するといった重大な決意をすることもあるというふうにはっきり述べられたわけであります。
さらに、南アの態度が変わらない場合は、アフリカ諸国が出す南ア共和国国連追放決議案に日本も賛成するといった重大な決意をすることもあるというふうにはっきり述べられたわけであります。
ASPACは何と申しましても、アメリカが背後にあって中国封じ込めの反共的な性格を持っていたと伝えられておるんでございますが、今日ではニクソン訪中、国府の国連追放という事態を迎えまして、加盟国の間にはASPACの性格転換の機運が広がっているやにうかがわれるのであります。
とありますが、昨年の歴史的ともいえる中国の国連加盟、台湾の国連追放、また最近におけるところの米国のニクソン大統領の訪中など、世界情勢は大きく変化してきた、私はこう思うのでございまして、中国の代表は中華人民共和国であるということは、これは国際間の常識となったのですが、今回の理事会におきましてNHKはこのこと、つまり中華民国を追放するという提案をすべきであると私は思うのですが、この点はどうお考えになっておりますか
これに対し佐藤内閣総理大臣及び福田外務大臣より、日華条約は吉田書簡に基づいて国府の国連加盟が前提となっていたことからすれば、国連追放によりその基礎はくずれたとも言えるが、しかし、日華条約があることは現実であり、国際信義の上から条約には権利もあれば守る義務もあるわけであって、日華条約の取り扱いについては慎重ならざるを得ない。
ところが、佐藤総理は、国連総会で台湾の蒋政権追放という世界の圧倒的多数の意思が示されたあとも、なお国連追放は、アジアの緊張激化の要因などと述べ、米、日、韓、台の軍事同盟化を目ざし、韓国、台湾を日本の生命線とする日米共同声明路線を推し進め、その具体化である沖繩協定を今国会で強行成立させようとねらっておるのであります。 そこで総理に伺いたい。
(拍手) このような結果をもたらすため、福田外務大臣が意欲的になしたことは、動かし得ない世界の潮流にさおさし、虚構の歴史にとらわれ、台湾を国連追放から擁護するのに狂奔し、それによって中華人民共和国を中国を代表する唯一の正統政府として国連に復帰させることをアメリカ以上に阻害する策略をめぐらした事実だけであります。
特徴的な一つ二つをあげてみると、たとえば昨年の十一月の国連総会が、中国加盟問題を討議採決するに際して、国府の国連追放と中国の招請を要求するいわばアルバニア案、この決議案の票読みで、日本の外務省というのは採決する以前まで賛成は五十二、反対五十四という予想を立てていらっしゃった。実際には賛成五十一に対して反対四十九、国連史上初めて中国派が過半数を占める結果になったわけですね。
○国務大臣(椎名悦三郎君) 重要事項指定方式によって中国の加盟、国連追放ということをやろうというだけの話であって、その場合に、日本はどっちに投票しようと、その結果が三分の二以上の多数をもってそれが通った場合には、日本はそれにも服しないと、こういうことを言っておるわけじゃないのです。
○国務大臣(椎名悦三郎君) 国連におけるアルバニア側の提案は、中共の代表権問題を承認することの意味においては、同時に国民政府の国連追放ということが必然的につながってくるわけであります。そういう提案に対しましては、われわれといたしましては、国府の国連からの追放は極東の平和と安全の上からいって同調しがたい事柄でありますので、従来これに反対をしてまいったのであります。
一面において、中共の国連代表権問題の推進が同時に中華民国の国連追放ということになるならば、これはわが国としては同調できないという態度をとってきたことも、これまた御了承のとおりでございます。