1961-03-31 第38回国会 参議院 予算委員会 第22号
○曾祢益君 私の知っている限りにおきましては、国連でせっかく後進国に国連経済開発特別基金、サンフェドという計画があったけれども、米ソの冷戦の争いで、これが実行に移されない。一方においては、今御指摘のような、後進国の主として技術援助拡大計画、これに対する国連の特別資金がありまして、これは非常にいい仕事をしているけれども、それで足りない。
○曾祢益君 私の知っている限りにおきましては、国連でせっかく後進国に国連経済開発特別基金、サンフェドという計画があったけれども、米ソの冷戦の争いで、これが実行に移されない。一方においては、今御指摘のような、後進国の主として技術援助拡大計画、これに対する国連の特別資金がありまして、これは非常にいい仕事をしているけれども、それで足りない。
この意味で、私どもは、第十回の国連総会で決定を見ましたところの国連経済開発特別基金、すなわちSUNFEDを一日も早く設置して、これを通じて低開発地域に対する援助をやるべきと思うのでございます。
それは何かというと、ハンドンの会議に高碕さんは日本の政府代表としてお出になった、その会議の最終コミュニケの中のAの経済協力の第三において、国連経済開発特別基金の早急設置、これが出ております。これはSUNFEDというやつです。SUNFEDの資本金は大体二億五千万ドルぐらいの予定で、東南アジアの各地においてはこれを全面的に支持しておる。バンドン会議においても初めからこれはさまっておる。
このSUNFEDというのは、これはあなた方の資料にも出ておりますが、国連経済開発特別基金で、これが二億五千万ドル、三十カ国の関係諸国が積極的にこれを支持している。バンドン会議においては、日本の高碕代表はこのSUNFEDの機構に対して支持の言明をいたしておる。