1974-12-04 第73回国会 衆議院 外務委員会 第5号
その面につきましては、すでにパレスチナのPLOの国連招請についてのわが国の態度で明らかであると思います。したがいまして、この決議がイスラエル人の自立と申しますか生存権を否定するものではない。かつ安保理決議二四二で認められておるようなことにもし言及しておるとすれば、われわれは当然これは賛成したと思います。
その面につきましては、すでにパレスチナのPLOの国連招請についてのわが国の態度で明らかであると思います。したがいまして、この決議がイスラエル人の自立と申しますか生存権を否定するものではない。かつ安保理決議二四二で認められておるようなことにもし言及しておるとすれば、われわれは当然これは賛成したと思います。
いまあなたがおっしゃったように、WHO問題を話されて、そのあとでそれに続けて、「また六月の朴声明は、従来韓国政府が「一つの朝鮮」政策を進めていたのを「二つの朝鮮」に改めたこと、つまり北朝鮮の国連招請を認めろというので、率直にいって日本外務省が説得したものなのだ。」と、こうはっきり書いてあるのですね。また私はこう言われただろうと思うのですよ。
いま、せっかく南北対話、ときにけんかをしながらも南北対話を続けているときに、しかも両方が同時オブザーバーになるかもしらぬ、同時国連招請、加盟ということになるかもしらぬというときに、おまえは敵だという前提で三十八度の南に国連旗が立っているということは、朝鮮の人々にとっても、われわれから見れば、少し時代おくれ、間が抜けたような感じ、地元の人から見たら、変な敵がい心を旗を見るたびに北側は持つだろうと思うのです
また国連招請の問題にしましても、この朝鮮民主主義人民共和国と国連との間のいきさつを知りながら、国連の権威と機能を認めなければ国連には参加をさせない、招請しないというような意見は、この際再検討を必要とする段階に来ておるのではないか。
ことしの国連総会では朝鮮問題が大きな焦点となると見られておりますが、政府は、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国を侵略者呼ばわりしたあの国連決議を取り消し、朝鮮への内政干捗の道具となっておる国連朝鮮統一復興委員会を廃止し、朝鮮民主主義人民共和国の国連招請に積極的に賛成する場を明らかにすべきであります。
この歴史の必然にさからって日中国交回復を拒み続け、中国の国連招請を妨害し続けてきたのが佐藤自民党内閣であります。(拍手)佐藤総理は、日本と中国の関係はカナダやイタリアと異なることを強調され、中国問題には慎重でなければならないと繰り返し述べておられます。