1995-11-28 第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第4号
その基本目標は、よく知られておりますように、王仏冥合、すなわち国立戒壇をつくって創価学会が信仰する特定宗教を国の宗教にする、こういうことであったと。池田会長は、創価学会と公明党とは「ともに大聖哲の教えを奉じ」「王仏冥合をめざす私どもの同体異名の団体である」と池田会長全集にはっきりとおっしゃっています。同体異名である。
その基本目標は、よく知られておりますように、王仏冥合、すなわち国立戒壇をつくって創価学会が信仰する特定宗教を国の宗教にする、こういうことであったと。池田会長は、創価学会と公明党とは「ともに大聖哲の教えを奉じ」「王仏冥合をめざす私どもの同体異名の団体である」と池田会長全集にはっきりとおっしゃっています。同体異名である。
ところが、冒頭から申しておりますように、ある宗教団体は、排他的に他の宗派を否定して、そしてこれは大変気になる言葉でありますが、国立戒壇の設立、あるいは王仏冥合というのですか、そのような言葉などが言われておりまして、宗政一致、そして国家権力を宗教団体が奪取するのではないかというようなことを国民に不安を抱かせる、そうした状況があるということは、これは否定できないと思うわけであります。
この党は、かつて昭和四十五年に言論弾圧事件を起こしたときに、政教分離だ、こういうことで、王仏冥合などというのはやめるんだ、国立戒壇、つまり国会の議決で戒壇をつくって全国民に日蓮正宗を信仰させるというようなことはもう言わないんだ、大事にも介入しないんだ、こう言ったはずじゃないですか。
弁護士、検事が多数関与しているのはなぜなんですかという質問に対して、一つは論争が憲法論争になることです、憲法に照らして国立戒壇がどうかとかというような論議が七割ぐらいを占めました、そういう関係もあって、彼らのバックアップを得たんです、なおかつ、仏教と国家という法制史的な背景をもって論じなければならなかったんで彼らの能力を当てにしたんですと。
○畑委員 ともかく池田会長は国立戒壇をと言われまして、とにかくそれを成就するためにどうしても関所というべきものを通らなければならない、それが創価学会の選挙なんです、そう言っているのですから、しかも政党である以上は政権獲得が目的でなければならぬはずである。
というのは、創価学会は国立戒壇というものを設けて、それのために、それを目標にして活動するのだ、国立戒壇の建立のためには国会進出がぜひとも必要だ、こういうふうなことをいっておるのでありまして、しばしば次のように池田会長などが言うておるのです。それを例をとって申しますと、「富士の山麓に国立戒壇を設け、日蓮正宗を国教にすることだ。そのためには二十年後には国会議員の過半数を占めなければならない。」
○坂田国務大臣 国立戒壇の意味やあるいはその後どういうふうになったか、もしはっきりした文書等がございましたらそれはよく調査をいたします。
○谷口委員 国立戒壇建立が唯一の目的だと言っているのですよ。そして出たのです。そのことについて尋ねたけれども、国立戒壇をどんなものだか、文部大臣が知らぬのだったら、これはあきれた政府ということになる。先ほど説明しましたとおりです。私どもは、これはまことに重大なことだと思っているのです。国に違憲行為を起こさせることを目的に政界へ出た。これは創価学会の政界進出の目的なんです。